暮らし発見

夏、読書を愉しむ <ひとり時間に/後編>

  • ORI

2020.09.11

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先日書いたブログでは、この夏の息子たちとの自然の中での過ごし方を書きましたが
熱くなって長くなってしまったので今回が後編です。
ひとり時間に楽しんだ本を引き続き紹介させていただきます。

今回は自分を引き締める一冊と緩める一冊を。

ひとり時間での読書/後編

 

▷『思考の整理学』著/外山滋比古さん

1983年に刊行されたこちらの一冊、2007年に書店のPOPが話題となりました。
私も当時書店に駆け込んで購入したのを覚えています。
245万部を突破したとういロングセラー。
外山滋比古さんのニュースを知ったこの夏。
当時購入した本は実家に並んでいるので、今回も書店へ駆け込んで。
改めて今の自分が読んだらどう感じるのかを知りたくて購入し再読しました。

改めて思うことは、学術的な分野であるけれど、
小説のようなタイトルのエッセイとなっていて、
普段生活の中で見たり聞いたりする言葉と専門的な言葉を巧みに使われています。
私の場合、さらりと読むというよりは、言葉から比喩された情景を思い浮かべ、
それを頭の中で考えて、共感したり納得したり疑問を持ったりして落とし込む。
その作業がなんだか普段使っていない脳の部分を刺激されているようで
とても心地よかったりします。

前回読んだ時にはまだ年齢が若くて、自分中心の生活を送っている状況で、
ここまで深く考え自分に落とし込みたいと思わなかったような。
今の年齢では子育てなどで日常に色々な制限がかかったり、
現実が見えてきたり、日常を重ねていく中で
大切なことを考えて選択しなければならなかったり。

今の世界情勢について、外山さんはどう考えられていたのかなとふと考えます。
この状況を予想されていたかはわからないけれど、
生き抜くヒントが沢山詰まっているんだろうと思います。
外山さんの本をまた一冊一冊読み深めていきたいと思っています。

 

▷『365日やさしい疲れのとり方/Self Care Book』監修/小池弘人さん・
イラスト/朝野ペコさん

妹に勧めてもらい読んでみました。
思考の整理学で頭を使って読む温度とは違って、
ゆったりした気持ちにほぐしてくれるようなそんな一冊です。
今年は世界中が戸惑う情勢。各々の不安があったり問題があったり。
けれど日常はやってきて適応していかなければならない。
心身共に強くいなきゃと思うこともしばしば。何だか気をずっと張っているような日々。
それがこの夏休み、身体の調子が良くない状況が出てしまい。
休みになって気持ちがふと緩んだのでしょうか。

そこでこの本。
穏やかな色の優しいほっこりイラストがとても心地良い。
「ちょっと疲れた」から「もうダメかも」という疲れの段階に応じて
体・心・食・環境の分野からアドバイスをしてくれます。

すぐに実践できることが沢山。
ちょっと心掛ければ生活に取り組めるものばかり。
そして、継続しなければいけないという雰囲気ではないので、
120項目ある方法からうまく自分流に取り入れたり意識したり。

すぐにできることの中にはもう実践できているものもあったりして。
「一日一回笑う」とか「花やグリーンを育ててみる」とか。
この項目はできているからここで疲れを取っているんだなーと理解するだけでも
きっと気持ちはほぐれているはずです。

一つの分野を深く追求されたものも勉強になりますが、
何から始めたらいいのかわかっていない私にとっては
様々な分野から疲れをとる方法を紹介してもらうのが合っていて。
深く学ぶ入り口になるような内容です。

この夏、自分の頭の中や身体の様子にきちんと向き合うことの大切さを本を読んで実感。
これまで「なんとなく」とか「理由なく」とか、そんな風に過ごす時間もあった気がして。
そんな時間も必要だけれど、もう少し、日々の行動に
意味を見出せるように努力したいと思うようになりました。

歳を重ねることに柔軟に対応していきたいです。

ORI

37歳/夫・息子(7歳・4歳)/手作り部・料理部・美容部/兵庫で生まれ育ち、東京生活を経て、現在子育てに全力の日々です。暮らしの中にちりばめられた小さな幸せと今という時間を大切に過ごしています。いつまでも夢を持ち続け、正しく強く優しい心を持って生きていきたいです!Instagram:@shiori.mt.8

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