2020年、夏。
令和という時代を迎え、オリンピックを控え、
今年は記念すべき年になると信じていた日々が一転、
予想していなかった状況に戸惑いながらも、
夏の暑さに季節は巡っていることを感じる日々です。
幼稚園や小学校が始まり、新しい日常を送っていますが、
またそれが今後どうなっていくのか予想がつかず、
例年とは違う夏の過ごし方になり。
毎週末海に出かけることを楽しみに過ごしています。
7月半ば、ちょっと遠くまでお友達とドライブ。
よく訪れる海とはまた違った素敵な景色が広がっていました。
いつもお世話になっている男の子2人のママはご近所のお友達。
この時点では県内の感染がストップしていたので自粛期間を経てようやく集合。
日中は暑いからと夕方に出発。
目的地は北部の隠れビーチ。シーグラスを探しに。
2台連なって母運転すること1時間以上。
ナビでもうまく案内されず。
以前家族で訪れたことがあったので記憶を頼りに運転しましたが、
道順の記憶は全然よみがえらず隠れビーチだけあって、迷う迷う…。
地元の方に伺うとビーチの近くまで車で案内してくださいました。優しい。
ここは特に人がいないよと。
草が生い茂り自然の香りの中坂道を下り、そこを抜けると、誰もいないビーチ!
白い砂浜に青い海という風景というよりは、自然溢れる浅瀬のゴツゴツした岩がある海でした。
シーグラスもいっぱい。
母チームと弟チームは沢山集めて。
美しい色、面白い形。
何に見える?と話しながら拾いました。
あまりの美しさや可愛さについつい見惚れてしまうのですが、
尖ったものや原型が残るグラスを目にするとただ喜んで拾っているだけでは違う気がして。
息子たちには自然の産物ではなくて、人間の廃棄したものと話しながら過ごします。
自然がこのような美しい色や形に変化させて人間に何かメッセージを送られているような。
一つひとつ違う表情。背景には人間の物語がありそうで、時間を忘れてじっと見てしまいます。
兄チームはシーグラスよりもカニ探しに夢中。
高速で走るカニや大きなカニに大興奮。
ヤドカリも探さなくても沢山そこらじゅうに歩いています。
少し歩くと隆起した地層やそこに生える草木。
自然の偉大さを目の当たりにして。
今人間が地球の上で恐れを感じ、右往左往している姿を
どっしりと構えて見られているようです。
子供が生まれてから沖縄で自分の目の前のことをただただ必死にこなしてきた日々。
思いもよらない事態が次々と起こり、
もっと幅広い視野を持って生きていかなければいけないと感じることが多くなりました。
この状況の中でどう息子たちを育てていけばいいのか。
できる範囲の中で親子で充実した時間を持ちたい。
そんな気持ちを共感してくれるお友達とこの場所に来れたこと。
幸せな時間です。
日が暮れるまで遊び、19時半。
一緒にごはんを食べようと約束していたものの近くにはレストランがなく
また2台連なって1時間以上の家の近くまで運転。
久々の外食に息子たちも喜んで。
母同士、運転よく頑張ったよねと話しながら。
めーーーっちゃ楽しかった!と振り返り眠りにつく息子たち。
夏の間に再び訪れたいねと。
翌週母チームはランチに出掛けました。
場所は以前誌面でも紹介させてもらった北中城村にある
プラウマンズ ランチ ベーカリー。
海へのドライブを振り返りながら。
母チーム、兄チーム、弟チーム、それぞれが共通の感性や空気感を持ち、
とても居心地の良いことに嬉しくなるよね、と涙を流しながら語る笑
それぞれが年齢を重ねても楽しいことを一緒に続けて行こうねと。
これまでとは全く違った夏。
その中でできることを探して見つけて息子たちとの思い出を増やせたらと思っています。
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ORI
37歳/夫・息子(7歳・4歳)/手作り部・料理部・美容部/兵庫で生まれ育ち、東京生活を経て、現在子育てに全力の日々です。暮らしの中にちりばめられた小さな幸せと今という時間を大切に過ごしています。いつまでも夢を持ち続け、正しく強く優しい心を持って生きていきたいです!Instagram:@shiori.mt.8
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