以前にも書いたことのある（→7月にドラマ化も！受験マンガ『二月の勝者』が熱い！！＆教育革命2020）、高瀬志帆さん作の中学受験マンガ、『二月の勝者』。

今月、最新刊である8巻が発売されました！

さて、前回記事を投稿したのが2020年2月3日。

…前回投稿から数ヶ月…
コロナと我が家の小4男児の通塾のリアル

世の中が、こんなに激変してしまうなんて。2月初頭当時思ってもみませんでした。
7月から放映予定だったドラマは、延期に（涙）。すごくすごく楽しみにしていたんです…。ドラマの制作陣の方々の悔しさは計り知れません。主演の柳楽優弥くんの眼光の鋭さが、黒木先生のイメージにピッタリで…。早く柳楽くん演じる黒木先生が見たいです（涙）。

上記記事内ではボカして書いていますが、長男がこの投稿（2/3投稿）の後すぐ、3年生の2月、塾に入室しています。

塾に入室する前と後では、これまた本作を読む際の心情も変わるものでして…。投稿した2月3日時点では、どこか俯瞰するというか、傍観者として漫画を読んでいました。今は完全に「当事者」として読んでおり、もしも黒木先生だったらコロナ禍ではどう動くのかなぁなんて、思ったり…。

入室して、1ヶ月もしないうちに全国一斉同時休校からの、塾も異例の休講になり、オンライン授業が始まったり…
小学校の長すぎる春休みの間に、世間では「海外のように日本も9月入学にしてはどうか」などの議論も再燃し。『二月の勝者』が『七月の勝者』になっちゃうのかなぁ…なんて考えも頭に浮かんだりしました。ちょうど7月20日から開催の政府の「教育再生実行会議」では、「ポストコロナ」の世における新しい教育の指針として、「9月入学」も論点に据えているそうですね。

4月、5月は塾も動画配信とオンライン授業でしたが、6月から対面の授業が始まりました。

塾で初めての個人面談！
コロナ禍で大変なのは我が家だけじゃなかった話

こちらの記事（→久々の一人おうちティータイム＆New Normalアレコレ2020年6月15日投稿）で少し触れているのですが、小4の長男、6月からの学校再開→分散登校の時に、体調を崩しまして（Ｔ－Ｔ）先生達の支えのもと、今は普通に通えており、小学校は給食もしっかり食べて6時間授業までガッツリ受けて帰って来ます。…が、小学校の後すぐにまた塾となると、本人としては別問題らしく…。通常20:00まであるんですが、途中まで受けて、残りの授業は教材だけ受け取って帰宅する日々です(；´Д｀)(；´Д｀)(；´Д｀)　

それでも、対面授業再開したばかりの頃は塾に行くことさえ出来なくて、「1コマだけでも良いから受けよう！」と言うと、「じゃあママが付いて来て。お迎えもママね」と長男。放課後だし次男や末の4歳児をどうするか問題は、在宅勤務中の夫に任せ(；´Д｀)　綱渡りのように少しずつ塾の再開に長男を慣れさせ、やっと一人で市バスに乗って行き、一人でまた市バスで帰って来るところまで通塾リズムも回復しました(；´Д｀)　しかしコロナ前は自分でバスに乗って、ちゃんと3時間半の授業を受けて、またバスで一人で帰って来てたのになぁ（Ｔ－Ｔ）　3ヶ月間のStayHome期間にすっかり身体がStayHome仕様になっちゃったのでしょうね、なかなか元のペースに戻るのは大変です。

コロナでペースを乱された、っていうのもありますが、相変わらず言われないと勉強しない長男。「もう、早めに見切り付けて、また公立の内申点を取るための準備にシフトチェンジしたほうが良いのでは？中学受験なんて、通塾なんて、やめたほうが良いのでは？」と思い始めました。
現小6の、別の塾に通っているスーパーエリートなお子さんがいるママ友さんに相談してみました。ママ友さん曰く、「コロナでペース乱されたのは、はなちゃんところだけじゃないよ、小4は、まだマシ。小6なんて、もっと深刻だよ！私の周りでは、コロナ休校中に、お父さんの拳が飛んだ家庭もあったし、『受験なんてやめちまえ！』って台詞何回言ったか！って、みんなそれぞれ大変だよ。」（身バレ防止のため言葉尻を多少変えています）

お父さんが在宅勤務に切り替わった家庭も多く、突然父親が色々口出ししたり、聞いていると色々悲惨なのですが、かく言う我が家も夫が在宅勤務になって、塾の宿題に色々言うようになって来ました。ヤイヤイうるさく指示するわりに、それを長男にやらせる実行部隊は私。最近では「宿題中に横に誰が付くか」の役割の押し付け合いになっていました(￣∇￣)（結局、夫が横に付いたら長男がヤル気を失うようなことばかり言うので、いつも私が横に付くことになります…）

そしてママ友さんからは「休塾も転塾もアリだと思うけど、まずは塾の先生に相談してみたら？じゃんじゃん電話かけちゃいな！ベストは個人面談！こういう時だから塾の先生からアクションは起こしにくいんだよ」とアドバイスが。こ、個人面談なんて…。現時点で、誰がどう見ても何のヤル気を感じられない長男に関して相談なんて、烏滸がましいというか、それこそモンスターペアレンツと思われないかな…とも考えましたが、退塾の後押しをしてもらえるかも、別のオススメの塾を提案してくれるかも、と個人面談を申し込んで。

面談当日。塾の先生のペースに呑まれないようにと、夫は議題を作成して持って行きました(°°;)　僅かでも、『二月の勝者』のような、塾の金儲け主義的な発言があったら本当にやめようかと思ったんですが…とても真摯に受け答えしてくださり、なんやかんやで、色々熟慮を重ねた結果、もう少し様子を見ることに。それから、面談をしてくださった塾の先生は、『二月の勝者』という作品を賞賛していました！「とてもよく出来ていて、昨今の受験事情のシビアさを、具体的かつ論理的に、分かりやすく描いている」「あの場面の言い回しなんて、痛快でしたよね！」と。面談をする中で、普通じゃ聞けないような舞台裏、こぼれ話、コロナ禍における全般的なこと…様々なことを聞けたので、やっぱり個人面談をお願いして、心の底から良かったと思いました！（ちなみに4歳の娘も面談に同席していました笑）

通塾に、また少し希望の光が見えて来たところなのに…またコロナの不安が日々大きくなって…お願いだからもうやめて～～～！

多少ネタバレあり！！…の、8巻の感想

一切ネタバレを読みたくない方は回れ右してください！(;ﾟロﾟ)

8巻は6年生の10月。
これ、1巻からずっと6年生の児童と、その家庭が題材なんです。4年生から描いて欲しかった～～(；´▽｀)

8巻は、志望校についての面談から始まります！！理想と子の実力が乖離していて会話のキャッチボールに全くならない親、「ここまで来られたのは先生のお蔭」と涙する親、面談中ずっと泣き続けて会話にならない親、面談をすっぽかす親、我が子が塾に提出した志望校リストを見て驚く親、黒木先生に焚きつけられて武者震いする親…志望校面談だけでも様々なドラマがあります。

我が家は3年生の12月に突然シフトチェンジして今に至る訳ですが…

2月に入室し、中学受験の渦に親子ともに片足を突っ込んで、早6ヶ月…。片足を突っ込んでみて解ったのは、4年生の新年度（3年生の2月）入室でも、幼少期から中学受験を見据えて来た人達に比べたら、取り組むのが遅すぎたなぁと…。（もう、みんな聞けば聞くほど、すっっごいんですよ…！！）実際に入室してみて、少し経ってみて、いま、まさに実感していることです。生半可な覚悟でシフトチェンジしてしまったかなぁ？とか、受験の本とか色々読み始めるにつけ、どうやって今から国語力を身につけさせたら良いのだろう…と。国語力だけじゃなく、多方面で途方に暮れております（笑）。

塾での初めての個人面談で「退塾も検討している」と相談したところ…
先生から返って来た回答は「通塾を続けるか続けないというのは、究極のところ中学受験をするかしないか、なんです」と。
ま、まぁそうですよね…。次の台詞は、また別の先生が言った台詞です。
「現代っ子というのは、すごく不思議で。“中学受験はやりたい。でも勉強はしない。”　我々の世代からしたら、意味が分かりませんよね(^_^;)　でも、“受験をする気持ちがあるなら、勉強を頑張れる筈だ”というのは、昭和の考えなんです。受験をすることと、勉強をすることが、子どもの中では繋がってない。でもこれ令和の時代では普通ですから。」
これを聞いてちょっとホッとしたところがあります。我が家の長男も、「受験はしたい。でも勉強はしたくない」と言うタイプで(；´Д｀)　摩訶不思議すぎる発言に、夫も私も翻弄されていました。「昭和の考え」を捨てた上で、この夏休み（コロナのせいで今年は小学校の夏休みが2週間しかない訳ですが）の過ごし方までレクチャーされたので、少しでも長男の成長の手伝いが出来るよう親も腹をくくりたいと思います（Ｔ－Ｔ）

8巻の感想は総じて、「島津くんは凄い！！島津くん、頑張れ！！涙」です。長男の6年生の10月なんて、きっとあっという間に来てしまうんだろうなぁ…。もしかしたらその時は塾を辞めてるかもですが（笑）
9巻は8月7日発売だそうです！純粋に楽しみです◎ 早くコロナが落ち着いて、ドラマも無事に収録・放映されますように…。

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