新型コロナの長い休校。
再開してから約1ヶ月経ちますが、
小学校三年生の弟くんは、学校へ行きたくないという日々。
最初の分散登校の約2週間は、
問題なく学校へ行けていた弟くんですが…。
親としてはどうしたらいいんだろう。
心配したり、イライラしたり、凹んだり。
同じようなことに直面している人がいたらと思って、
反省やよかったことを書いてみようと思います。
参考にならないかもしれませんが、
よかったらお付き合いください。
原因はなんだ？コロナなのか？
学校再開から2週間。
給食が始まると同時に学校へ行きたくないと号泣。
親としては原因を取り除くことができるなら、
問題解決に導きたいと考えるものですよね。
「どうしたの？なにかあった？」と聞くも
返事がなかったり、「特にない」と。
「午前授業っていいよね！ずっと4時間授業がいい！」
そういえばそんなこといってたけど、
ただのサボりたいだけ、ゲームしたいだけじゃないよね？
薄々感じつつも、コロナで不安になっているかもしれないと、
強くは言わずに我慢していました。
けれど、頭によぎるのは、不登校、ひきこもりなどの言葉。
以前にＬＥＥの座談会に参加させてもらったときのことを
思い出しながらも、日が過ぎていくにつれ、
自分自身の気持ちもコントロールできなくなっていました。
学校の先生やコーディネーターの先生、
サッカーのコーチやママ友からも聞かれると
心配してくれることに感謝しつつも
どうしてうちの子は？なんて思ってしまったり。
ときに、強く叱責してしまったり、
はたまた、やさしく声をかけたり、
自分の気持ちの浮き沈みも大きく、
弟くんを混乱させてしまったのかもしれません。
数日後、弟くんが答えました。
学校に行きたくない。その理由は？
「自分でもわからない」
「学校のことを考えると涙が出る」
なんとわからないって！？
そういえば、ＬＥＥ座談会で聞いたことあるかも。
わからないなら仕方ないか。
行けるときに行けたらいいか。
休んでしまった日は、どう過ごす？
休みはじめの頃や、慣れてきたけどがんばろうとして
その反動で行けなくなってしまった日も。
勉強嫌いの弟くん。
ゲームをできるだけ阻止すべく、
絵を描いたり、植木の世話をしたり、虫を捕まえたり。
おもしろい絵を描くので、少しでも自信になればと、
イラストレーターで遊んだり、
ラインスタンプを作ってみたりもしました。
朝の母の準備
弟くんの反応は、起きた直後か玄関。
さっきまで普通だったのに号泣となります。
いつもだったら、見送った後に洗濯物を干して仕事ですが、
一緒に登校して仕事に行けるようにスタンバイすることに。
駅まで車で送っていた夫も、もちろん諦めてもらい、
一緒に登校してもらうこともありました。
学校の給食の様子
最初の頃は、休むこともありましたが、
午前のみでも行かないよりはいいかと、
仕事を早退してお迎えにいくこと約2週間。
給食前にお迎えに行くと
先生や給食室の方々が素早く準備。
机もひとつずつ消毒して、
子どもたちは水道にソーシャルディスタンスで並びます。
私も給食に関して少し不安でもあったのですが、
いろいろ対策をしてくれていることがわかりました。
早退した日の過ごし方
帰り道に1日の出来事を聞いて、
一緒にご飯を作って食べます。
できるだけ、手を出さないように。
卵が大好きなので、
オムレツや目玉焼きが多かったです。
帰ってくると元気もりもり。
学校も楽しかったって言います。
なんなんだ？と思いつつも我慢がまん。
ゲーム依存なのか？
「みんな勉強してるから、5時間目しよう！」
「いや」
「じゃあ、宿題しよう！」
「いや」
「ゲームしたい」
「それってどうなの？」
そして、しまいには
「勉強する意味が分からない」と言い出す始末。
それならばと母も応戦。
食べ物や虫刺されの薬の取説を読んで、
読めなかったら困るよねなんて話をしたりも。
コーディネーターの先生に相談すると、
ゲーム依存で学校に来れなくなることも増えているそうで。
基本、みんなが授業中のときは、ゲームなし。
その後は、宿題ができたらＯＫなど、
すべてが完璧にはいきませんが、
話して決めるようにしました。
給食の壁
「明日は、最後まで学校行けそう！」と言うも
玄関前で号泣してしまうの繰り返し。
連絡帳も給食までを二重線で消して、4時間目までの繰り返し。
本人が、午前のみなら大丈夫というのでそうしました。
期待してはいけない、期待せずに待とう。
ちょっと諦めモード入ってきましたが(笑)。
そして、数日前の帰り道こんなことが…。
弟くん、自ら話し出したことは？
お迎えのために、職場に頭を下げて早退。
少しでも多くの仕事を片づけたい。
母、フル稼働です。
でもまぁ、焦ると失敗しますよね。
「今日失敗しちゃったんだ」
そんな話をしていたら…。
ぺこりと頭を下げて、「いつもありがとうございます！」と。
「なんかね、ちょっとわかってきたよ。
学校ってこんなところだったって。
こんな感じったって思い出した。
明日は給食いけると思う」と。
おおっ、ついに！？
でもでも、期待しないように。
これで行けなかったら、雷が落ちてしまいそうだから。
「ありがとう。
給食まで行けたら、仕事もだいぶ片づけられると思うから
頑張って早く終わらせてお迎えに行くね」と。
翌日、給食袋をランドセルにぶら下げて、学校へ。
お迎えに行くと、昼休みだったので人が校庭にも。
人目をさけて歩く姿、ちょっと笑えました。
ついに周りを気にするようになったか、弟くん。
「今日はメロンのおかわりできたんだ。
明日は、5時間目の体育まで行けそう」
と嬉しそうに話していました。
そして、次の日、朝から兄に泣かされる。
こんな日にやめてー。
無理かもと思っていましたが、
しばらくすると泣き止んで、
5時間目まで行ってちゃんと帰ってきました。
ひとまず、普通に学校に行けたので母も安心。
右目のモノモライも少しよくなった気がします。
子どもも大人も自分で自分がわからなくこともあるし、
コントロールがきかないこともあるよね。
来週もまた続くかもしれないけれど、
少しずつ、少しずつ、もとの生活に戻していこう。
tokoa
パート / 神奈川県 /
41歳／夫・息子（14歳・11歳）・猫2匹（4歳）／手づくり部・料理部・美容部／子どもたちが大きくなり、今はねこたちとグリーンのお世話をしながらのんびり暮らしています。ちょうどいいおしゃれとメイク、クローゼットの見直しのために自撮りチャレンジ中です。ランニング、サッカー観戦が好きです。料理は苦手です。自分の好きな気持ちに素直に、マイペースに活動したいと思っています。どうぞよろしくお願いします。猫の名前はチロ&マロ（♂）。
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tokoa