シンガポールからこんにちは! azusaです。
元気いっぱいの1歳次男が先週は40度台の高熱が続き、看病と夜泣き対応で疲労困憊。。
新型コロナウィルスが流行っている時期の高熱。更には、シンガポールでは蚊が媒介する感染症のデング熱も流行しており、気が気ではありませんでした。
結果的に、コロナでもデング熱でもなく突発性発疹だったのですが、デング熱の検査で陰性になり発疹が出てすこぶる機嫌が悪くなるまでは、不安な日々。
更に長男の時には突発性発疹を経験していなかったので、本当に心配な1週間でした。
発熱一日目:デング熱かも?! 40度台の高熱が数日続く
先週の日曜日、元気いっぱいに夫と夕方のお散歩に行っていた次男。
夕ご飯もいつも通りいっぱい食べて、機嫌よく遊んでいるなと思っていたのですが、ふと抱き上げると何だか熱い。熱を測ると40度越え!!
日曜日夜だったこと、お医者さんや育児書などで熱が高くても機嫌がよく水分が取れているようであれば翌日の受診でも大丈夫と言われていたことを思い出し、
この状況で救急に行って他のウィルスをもらってしまう可能性も否定できないので、翌朝に近所のかかりつけへ電話してから連れて行きました。
それでも、熱性けいれんが怖いので、アイスノンをタオルで包んで脇などを冷やしながら一晩明かすことに。。
発熱二日目:インフルエンザも陰性。ステイホームの状況ではウィルス性の可能性も低い。。
シンガポールは先月からサーキットブレイカー(ソフトロックダウン)で、食料品の買い出しやエクササイズ以外では家からでない生活を送っています。
買い物も1家族から1人のみでとシンガポール政府から言われているので、次男はここ2か月間お店も訪れていない状況でした。
ソフトロックダウンでは、一緒に暮らす家族以外との接触も禁じられているため、他の人から移ってしまうウィルス性の可能性は考えにくかったのですが、高熱ということで念のためインフルエンザの検査もしてもらいました。
結果は、やっぱり陰性。
こうなると考えられるのは、シンガポールで流行しているデング熱か、考えにくいけれど人からもらう突発性発疹かなと先生と話して、その日は解熱剤だけ頂いて帰りました。
発熱三日目:初めてデング熱検査を行いました
先月も知り合いの旦那さんがデング熱にかかった方がいたこと、シンガポール環境庁のサイトで隣のコンド含む近隣で2か所もデング熱のクラスター発生を確認したこと、ここ最近、次男はお散歩中に蚊に何度か刺されていたことから、翌朝、またかかりつけに電話をしてデング熱の可能性があるかもと相談してみました。
デング熱迅速検査キットですぐに結果を確認できること、偽陰性の場合もあるのでラボでも血液検査を送ることができるのですぐ来て下さいと言われて、検査をしてもらいました。
ただでさえ高熱でしんどいだろうに、手の甲から血液(4本も!)を採取される姿を見て可哀そうだと思いつつ、先生からこんなに泣き叫ぶ元気があるし水分も取れて食欲もあるようなので、脱水症状などの心配はなさそうですねと言っていただき少しホッとしました。
血液採取から15分ほどで結果が判明するデング熱迅速検査キットでは陰性。
それでも、偽陰性の可能性もあるので、ラボで血液検査をしていただくことになりました。
ラボでの検査は数日要するということで、また様子見に。
診察時に手渡されたデング熱疑い患者にシンガポール政府からのDEET成分の入った虫よけスプレー。
発熱四日目:少し熱が下がってくるとともに機嫌も急下降。発疹が出てきて突発性発疹と確定!
発熱四日目。
40度台をキープしていた体温も38度まで下がってきました!
それとともに、いつもニコニコの次男の顔から笑顔が消えてしまいました・・ おでこのあたりには赤い発疹が出てきて、午後にはお腹と背中にも広がっていきました。これで突発性発疹ということがわかってほっとしたのもつかの間、あまりの不機嫌さに手こずりました。
懐いていたフィリピン人の住み込みヘルパーさんとは、目が合うことも拒否・・・
急遽、仕事も休みにしてもらいじっくり不機嫌な次男に付き合うことになりました。
病院からも血液検査の結果の連絡があり、こちらも陰性。血液検査から細菌性の風邪の可能性も低いため、ウィルス性だろうとのこと、熱も下がり身体に発疹がでていることから突発性発疹で間違いないだろうと言って頂きました。
発熱五日目:シンガポール特有の5 日間の外出制限が辛い
熱はほとんど下がり、発疹の赤身が増してきました。
機嫌は更に悪化の一途。熱もないため、夫も長男もテレワークでオンライン会議にオンライン学習にとしているさ中、外出したくて溜まらない次男の悲痛に泣き叫ぶ声が響き渡りもはやカオスの状態に。。
シンガポールではコロナウィルスの影響もあり、熱や鼻水などの風邪症状で病院を受診した場合、5日間のMC(診断書)が一律に発行されて、病院以外への外出は5日間禁止となることが明記されています。(違反すると罰金もしくは禁固刑に・・)
そのため気分転換に次男を抱っこして外の空気を吸いに行くこともできず、親もかなりしんどい状況でした。
夫に至っては、あまりの次男の不機嫌さを心配し、このまま不機嫌なままだったりしないよねとそのことばかりを気にかけておりました・・
発熱から六日目:不機嫌さも少し落ち着いてきたけれど夜泣きが辛い。。
不機嫌さも心なしか落ち着いてきました! ただ、1時間毎の夜泣きが辛かったです。。
発熱時も不機嫌な時も私にべったりだったので、仕事を休んで本当に良かったと思いました。。
発熱二日目の時。熱は高いけれど機嫌はよく、私から離れなかったので、仕事中はPC本体から外したキーボードで遊ばせていました。
発熱から七日目:機嫌も徐々によくなり一緒にお散歩できることがただただ嬉しい
熱もなく発疹も早くも消えてきたので、お散歩もできるようになりました。
家の周りを歩いただけだけれど、ただただ嬉しい。
改めて思い返すと、ソフトロックダウンで自宅学習中の長男とも次男は24時間べったりな日々で、
食器など共有はしていなかったのですが、目を離したすきに長男の飲みかけのお水を飲んでいたり、長男の食べ残しをつまんでいたり・・といったことがあったので、きっと長男からウィルスをもらったのかなと思っています。
それでも、コロナでもデング熱でもなかったことにほっとしています。
流行年の2019年を上回る勢いでデング熱が流行中
シンガポールは蚊対策が万全で至る所で殺虫剤が撒かれていたり、蚊のクラスターを発生させないことを国民に通達しているので、街中では蚊を見かけることはあまりありませんでした。
少しの水たまりでも蚊は繁殖してしまうので、蚊を発生させるような水たまりなどが家庭にないか抜き打ちでの検査も行われているみたいです。
それでも、流行年と言われた昨年を上回る勢いで今年はデング熱を発症されている方が多いみたいです。。
シンガポール環境庁のウェブサイトでは、デング熱が発生したクラスターが確認でき、それを見てもシンガポール全土に広がっている印象を受けます。
シンガポールのデング熱の感染者は流行年だった2019年は1万6000人。
2020年の感染者数はすでに現時点で7617人で昨年同時期の2倍の感染者数となっているようです。5月~9月がデング熱の流行期と言われていることをを考えると、更に感染者数が増えそうで心配な状況です。
蚊が媒介する感染症。症状は発熱、頭痛、筋肉痛など
デング熱は蚊が媒介するウイルスによる感染症。
潜伏期間は多くの場合、3~7日。症状は発熱、頭痛、筋肉痛、歯茎などからの出血などで、重症化すれば死亡するケースもあるみたいです。
ウィルスは4種類あり、1度かかってそのウィルスの免疫ができても、別のウィルスのデング熱に感染すると重症化しやすいというのが不安なところです。
更には熱が下がり始めた時に全身に発疹もでるらしく、突発性発疹と見分けることが難しそうだったため、デング熱の迅速検査キットで早い段階で検査してもらうことができて良かったです。
シンガポール政府からは、新型コロナウィルス対応のため、発熱など似たような症状のあるデング熱にはかからないようにとのお達しがあったこともあり、やっぱり不安でした。。
予防のためのワクチンも開発段階なので、デング熱の予防はただ蚊に刺されないようにすることのみ。
今日も、ヘルパーさんと街中の道路で少し散歩していた次男は蚊に刺されて帰ってきたので、街中でも蚊対策は必須のようです。(街中だしと虫よけパッチをせずに出かけてしまったみたいです、、)
100年近くの歴史を持つタイガーバームの虫よけ!
シンガポールではタイガーバームの丸いシールタイプの虫よけを背中に着けた子供を見かけることが多いです!
我が家でも色んなメーカーの虫よけを使っているけれど、タイガーバームのパッチの独特の強い香りが効果があるように思えて、いくつもストックしてあります! DEETフリーで気軽に使えるのも嬉しい!
最近訪れた薬局でタイガーバームの虫よけセットが売られていたので買ってみました。
右から、虫よけスプレー(DEET不使用)、虫刺されに効く軟膏、虫よけパッチシール
こんなセットで売られていたので、外出時はそのままカバンにこのポーチを入れて出発できるので助かる!
ジッパーも何だか可愛かったです。
日本でいうムヒ! かゆみを抑えるタイガーバームの白バーム
新型コロナウィルスが流行る前に友達家族と一緒にセントーサでステイケーションをしていた際、蚊にいっぱい刺されて困っていたら友達が貸してくれたタイガーバームの軟膏。
すーっとした成分が心地よく、かゆみからも解放されて嬉しくって、翌日、ドラッグストアで購入してみました!
ドラッグストアでは、赤白2種類あって悩んだのですが、友だちが貸してくれた赤バームは肩こり・頭痛用みたいでした。
それでもかゆみに効いた気がしたのはなんでだろう・・汗
おそらく私にはタイガーバームのハッカ油の香りとすーっとした感覚がかゆみによかったのかもしれません!
友だちが貸してくれた赤バームは実は肩こり用! ほんの数か月前までは、気軽にホテルに泊まることが出来ていたなんて・・
携帯するのに最適なコンパクトサイズも
虫よけ対策をしていても私はよく蚊に刺されます。。
私に蚊が吸い寄せられる代わりに子供たちがさ刺されることがないので結果オーライですが、刺されるとやっぱりかゆい・・
刺されるとつい掻きむしってしまい跡が残ってしまうので、こちらのかゆみ止めのコンパクトサイズを携帯するようになりました。
DEET成分の虫よけもうまく使いながら、万全なデング熱対策をしていきたいと思います
病院で頂いたシンガポール政府からのDEET成分が配合された虫よけスプレー。
DEET不使用の記載を虫よけでよく見かけるからか、DEETが配合されたものは子供には良くないのかもと思っていたのですが、説明してくれたお医者さんによると、年齢に合わせた適切な用法を守って使うならDEET配合の虫よけを使うことは推奨できるとのことです。
これからのデング熱の流行期、DEET成分の虫よけとタイガーバームの虫よけパッチをうまく使いながら乗り越えたいと思います。
azusa
41歳/夫・息子(9歳・2歳)/手づくり部・料理部・美容部/2回目のシンガポール赴任を経て来春から東京での生活を予定しています。元気溢れる子どもたちに負けないよう、ヘルシー美人を目指しプライベートではホリスティックヘルスアドバイザーの資格を活かしながらヘルシーな食生活を取り入れています。Instagram:@s_azusa
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