インスタグラムを見ていたら、料理家の福田里香さんがとてもぐっとくる投稿をされていたので、そのお話を。
菜の花の蒸し物を「いちめんの なのはな むし」と名づけてのレシピ紹介。
これ、「いちめんの なのはな」という詩から取ってつけたと思われます。
国語の教科書にも載っている(た?)ようなので、ご存知のかた、多いかもしれません。
目の前に広がる、一面の菜の花畑。
春らしくのどかで、胸いっぱいに真っ黄色の春の空気を吸い込んだような気持ちになれる、清々しい詩です。
そうだ、いまは春なんだった。
年明けのまだ寒かったころ、「春になったら房総半島に菜の花を見に行こうね」と言っていました。
しかし残念ながら、それは叶うことなく…。
それどころか全くと言っていいほど外出しない毎日が続いていて、テレビをつければ不安になるニュースばかり、ちょっと鬱々としていました。
そんな時にこの投稿を見て、もうすごく胸がぎゅっとなったのです。
料理にこんな風に救われることがあるなんて、思ってもみませんでした。
さっそく作ってみました
菜の花をせいろで蒸します。(もっとぎっしり、ぎゅぎゅっと詰めたかったんですが量が足りず。)
だし汁に浸します。食べるときはごま油と塩をパラリとかけたり、からしマヨネーズで和えたり…。(蒸す時間など詳しいレシピはインスタグラムをご覧ください^^)
食べ慣れた菜の花のお浸しですが、普段と違う作り方で新鮮でした。ごま油+塩、おいしかった!
数年前に行ったマザー牧場の菜の花畑の写真。家から出られずとも春を感じたくて、また、「来年こそ行こうね」の気持ちをこめて…壁に貼ってみました。
他にも、春のあじ
初めて挑戦した、ふき料理。
買ったとき、レジのおばさまに「下処理とか大変よねえ。がんばって!」と言われて「そうなんだ…」と身構えていましたが、おいしくできて満足。
ふきと豚肉、にんじんを炒めてきんぴら風に。また来年も作りたいです。
あとちょこっと、春を感じるための本。毎年この時期に読み返す、大切な童話集です。
表題作をふくめ、季節を感じられる12作品が収録されています。
私はこの中の『きいろいスカーフ』という、さみしかったおばあさんが黄色い絹のスカーフのおかげでちょっと幸せになるお話がとても好き。
『あるジャム屋の話』というお話も、読んでいるとジャムの香りがあたりいっぱい漂ってくるようで幸せに。
安房さんの童話は、温いのにどこかさみしくて、おいしそうで、色が溢れていて…とても好きです。ちょっと大島弓子の要素もあるような。
童話だから子ども向けでしょ?というにはもったいない、大人にもおすすめしたい1冊です。
TB - niki
パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
38歳/夫・娘(4歳)・息子(1歳)/手づくり部・料理部コーヒーが好き。ミルクティーも好き。掃除は好きだけど片づけは苦手。手紙部部員。都内の雑貨屋さんや本屋さんなどを巡る休日も好きですが、海や山で過ごすのも大好き。いつも気持ちの良い場所を探しています。日記をつけはじめて1年。なるべく楽しいことを書き残したいので、いいこと探しを心がけるようになりました。昨年まで10年ちょっと、本(特に児童書)に関わるお仕事をしていました。絵本ラバーです。
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