尊敬する幼馴染に教えてもらい、即Amazonで注文しました。
生物学者福岡伸一さんの「ルリボシカミキリの青」。
(昨年放送されたNHKの番組で、話題になっている本のようです。私もオンデマンドで遅ればせながら観ました。)
福岡伸一さんこと福岡ハカセの文章は読みやすく、ユーモラスでクスリと笑えて、新しい発見も多く、とにかく楽しい文章。
ワクワクしながら読み進め、現場直行の日に少し早く出て、残りを一気に読んでしまいました。
至福な時間。
冒頭の福岡ハカセのメッセージ。
「今、君が好きなことがそのまま職業に通じる必要は全くないんだ。大切なのは、何かひとつ好きなことがあること、そしてその好きなことがずっと好きであり続けられることの旅程が、驚くほど豊かで、君を一瞬たりともあきさせることがないということ。そしてそれは静かに君を励まし続ける。最後の最後まで励まし続ける。」
ここだけでなんだか胸がいっぱいに。
子育てをしていると、私は視野が狭くなります。
何かを選ぶ時も、役に立つかとか力を身につけられるかとか目先ばかり。
そしてたまに苦しい同調性。
正しい肯定感は大人でも難しい。
こだわりが強い上の子。
冷めない電車への愛や、周りが聞こえなくなるほど読み止まらなくなる本。
小学校では電車好きをからかわれて恥ずかしいから少し封印したり。
私もたまに、これいつどこで何に役に立つの?と思うこともあるのですが、「好き」があるのは何より素敵なこと。
この本も、冒頭のメッセージに気に入り、簡単な章を読んであげると、夢中になっていました。
ただただ彼の人生が豊かでありますように♡
tiki
42歳/夫・息子(7歳)・娘(5歳)/美容部/子どもたちと遊ぶ時間、食べること、インテリア、料理、器、最近は初心者ながらキャンプ……が大好きです。毎日の暮らしに子どもたちの笑顔と美味しいものと居心地の良い家を目指します!Instagram:@emtikiaki
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tiki