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今日のお買い物

ゴールドのイヤーカフ

  • yuki*

2019.10.19

  • 5

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前回に引き続き、伊勢丹で買ったものをもうひとつ。

もともと、ほっこりしてしまいがちな甘いアイテムが大好きなんです、ケーブルセーターとかバレエシューズとか。今月号のLEEに載せてもらった、ハグオーワーのフォークロア刺繍ワンピースとかもそうです。

ただ、あるとき突然、すべての甘口ほっこりスタイルが似合わなくなるんですよ。ええ。私の場合、その日が来たのは2〜3年くらい前だったかしら。みんながみんなそうというわけでもないらしくて、ごくまれに、その日が来ないままおばあちゃんになる人もいるっぽいです(選ばれた少数の民ですね・・・)。羨ましい。

そういう日が来るらしいということは、もと100人隊員のちょっと年上の方から聞いてました。兆候としてはまず、それまで普通に着ていたリバティプリントやフリルトップスなんかが、似合わなくなるそうで・・・。
そのうちに、ナチュラル系アクセサリーなんかも全部ダメになっちゃいました。作家ものの集まるイベントで売ってるような焼き物のブローチとか、クラフト系のイヤードレスとか。

前もって先輩に教えてもらっといてよかった。ああ、本当に来るんだなあとため息はついたけど。

ともかく、そこからは脱ほっこりを意識する日々が始まりました。色んな工夫をして甘さを減らして、きれいめにシフトしていこうと。まあ成功してるかどうかはあやしいですけど。今も悪戦苦闘中かも。

さて、今回の買い物は、そんな脱ほっこりに役立てるべく買ったアイテムです。耳の外側の軟骨のところにつける、シンプルな金色のイヤーカフ。

 

 

これって辛口じゃないですか、わりと。
片耳に2つ以上のものがついてると、なんか意志を持ってそうで、強そう。

自分の周りの人でいうと、TBのいくぽんちゃんとか、とも♪ちゃんとかがそうなんですが。自分のスタイルが定まってる感じの、強気なおしゃれ人って、わりと3つめの穴が開いてるんですよ。メインのピアスのそばに、ちっちゃいけど存在感のある小さい粒や輪っかがキラッてついてるの、すっごく可愛いなって憧れてたんです。

だから、真似だけでもしてみたくて、イヤーカフが流行り始めてからずっと、ほしかった!出会いを探していた!(笑)

 

 

伊勢丹の2階のリスタイルに、催事で来ていたwillfullyというお店で見つけました。とも♪ちゃんに見てもらいながらあれこれ着けてみて、ああでもないこうでもないと言いながら探しました!

個々の耳の形によって、似合うタイプがまったく違うんですね、イヤーカフって。素敵だなと思って手に取ってみたものが、全然似合わなかったりするんですよ。
軟骨部分の厚さや幅に合ってて、程よくゆとりのあるサイズのものを見つけることが大事なのかも。
私の場合は、軟骨の外部分の幅が広めみたいで。小さめの細い輪っかタイプのとかをつけると、なんか窮屈で、コードを束ねてるバンドみたいに見えるんですよ・・・(あれは我ながらひどかった)。

いいのと出会えたら、最初からつけてたかのように違和感なく馴染んで、こなれた感じが出ます。
その日は、前側にパンチングレースが入ったハイネックの、控えめに甘い感じの、真っ黒なポプリンの長袖ブラウスを着ていたのです。そういうのを着てても、「それつけてると、普段よりちょっと強い感じに見えるよ〜」ととも♪ちゃん。その一言でこれに決めました。

 

 

petite robe noireの、お気に入りのコットンパールピアスと。きょうはこれと合わせてました。

 

 

 

憧れの重ねづけ♡ ユニクロのケーブル編みセーターと合わせてみました。せっかくなので髪はまとめて。

本当はさっきも書いたように、3つめの穴が欲しいんですけどね。こわいんですよ、もうこの歳になると。運命が変わるのも、失敗して化膿するのも(笑)

 

いま両耳にひとつずつあるピアスホールを、開けたのは22歳になる真冬のことでした。
文学科で文藝を専攻していたので、ゼミなどはなく、卒論は中編以上の小説を一本書いて提出することになっていました。でも、全然それが進まなくて・・・。それはもう、必死で書いていたのです。

途中かなり煮詰まってしまい、高田馬場のBIGBOXの一階の雑貨屋にふらっと入り、何か変わるかもしれないと思って買ったはずなんです、ピアッサーを。
もしくは、痛くて目がさめるかもと思ったのかもしれない。次の日の夜明けの、地獄のように眠くて眠くてたまらない時に、ためらいながら右耳に開けました。そして、ひと眠りして翌日の夜明けごろ、今度は左耳に。

よく確かめないで勢いで開けたので、左のほうが少し位置が下だし、右耳はためらったせいか一度にまっすぐ刺さらず、長いこと中で曲がってました。

採血も注射も大嫌いで、痛いことは何ひとつ自分からしたくない人間だったのに、なぜあの時それを買ったのか、今思い返してみても不思議でしょうがない。でも、そのとき魔が差していなければ、たぶん穴を開けるチャンスはなかったと思います。
だからよかった。おかげで今、いろんなピアスを楽しめているのだから。

まあ、そんな風に色々迷って書いた卒論でしたが、そのあとは苦しみながらも一気に進めることができ、最後には200枚近くを書き上げて、なんとA評価をもらいました。これまでの人生において数少ない、自慢できる出来事です(笑)思い切って色々やった甲斐があった!・・のか!?

 

ともかく、そういうわけなので、ホールが3つ以上あいてる人を見かけると、自分にとってはあんなに思い切った出来事だったのに、この人はいともたやすくあれを何度も繰り返したんだなあ、かっこいいなあ・・と惚れ惚れしちゃうんですよ。

だから真似だけでもしたい・・。

 

 

おまけ

 

 

今年は秋映で作りました、なんちゃってタルトタタン。

yuki*

39歳/夫・息子(11歳)/手づくり部、料理部/横浜在住、大阪出身。港が見えそうで見えない丘の上の古い一軒家で、息子と年上の旦那さんと猫のリサと一緒に、楽しく暮らしています。本とラジオと美しい布が好き。がま口のお店をやっています。一度しかない美しい日々を、あたたかく綴りたいと思います。Instagram:@yukiiphone

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