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暮らし発見

読書の秋におすすめしたい本あれこれ

  • のりたま

2019.10.11

  • 6

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こんにちは。
だんだん涼しくなってきたこの頃、夜が過ごしやすくなると読書がしたくなるのりたまです。
産後3か月経ち、少しは読書する余裕も出てきた…かもしれません。
そんな読書の秋にふさわしい私おすすめ?の本をいくつか僭越ながら紹介させていただきます。

こちら、平野啓一郎さんの「マチネの終わりに」は産前最後に読んだ本で、産後は読む暇がないだろうと思い、最後の最後分娩台の上に持ち込んで読み切りました!(ギリギリセーフ!)
福山雅治さんと石田ゆり子さんで映画化されましたね。個人的には特に福山さんイメージぴったりです。

アラフォーの2人の恋愛小説なので、若者の恋愛小説もフレッシュでいいのですが、人生の酸いも甘いもわかってきたかな…と思う自分世代にぴったり、大人の恋愛が疑似体験できます。
当然ながら結婚して子育てしていると恋愛なんてものからは遠ざかるのですが、人生の中で本気で本当に誰かに恋焦がれるってやっぱり素敵だな~と思わせられます。

そして昔の自分を思い出し、あの時はああいう態度をとったけれど、もっと違ったやり方があったかもしれない、相手は本当はこう思っていたのかもしれない、などなど過去の未熟な自分に重ねては、恋愛の良さと難しさ切なさみたいなものを考える時間が持てました。
普段の自分と違う世界に浸れるのが読書や映画のいいところですね。

主人公の2人はいわゆるすれ違いの結果、お互いを思いながらもなかなか結ばれないのですが、結ばれないからこそ燃えるのかもしれません。
普段一緒に生活している人に切なく思うことってなかなかないですよね。手に入らないものは未練が残るものですが、近くにいて当たり前になっているものが本当に大切にすべきものかもしれない…。

なんて色々言ってみましたが、LEE世代も共感できる内容だと思うので興味がある方は読んでみてください!
あと平野啓一郎さんの文章は言い回しや使っている言葉がなかなか難しい。日本語の勉強にもなります。

そして妊娠中、つわりでゴロゴロしていた時に読んだこちら。
桐野夏生さんの「グロテスク」、「OUT」上下巻(OUT下巻は母に借りパクされたみたい)。

つわり中にふさわしくない、まさにグロテスクなサスペンスです。苦手な人は苦手かも。
でも寝る時間を惜しんで次の展開を読みたくなること間違いなし!
桐野夏生さんてなんでもない主婦や女性の闇やドロドロしたものを描き出すのが本当にうまいなあと思います。

こちらは引っ越しの荷造りの時に見つけた、益田ミリさんの漫画。
前に映画化されています。
独身の時からのバイブル、す~ちゃんシリーズ。


30代後半から40代の女性の悩みを主人公す~ちゃんを中心に描いているのですが、ひとりで生きていくかもしれない不安、結婚して子供を産んでふと思うこちらの人生で良かったのだろうかという気持ち、などなど女性ならだいたいの人が共感できる内容です。

それに加えて、このままでもいいんだとも思わせてもくれます。悩んだり落ち込んだりしたときにおすすめしたいシリーズ。

そして最後は村上春樹先生の「羊をめぐる冒険」上下巻。


秋から冬にかけて村上春樹さんの本読みたくなりませんか…私だけ??
村上春樹さんの本はほとんど読んでいて、特に短編が秀逸だと思っている私ですが、長編ではぜひこれをおすすめしたい!
村上ファンタジーの最高傑作と思っております。
結構古い本ですが、この秋また読み返してみたいと思います。

余談。村上ファンなら分かっていただけると思いますが、村上春樹さんの本を読むとビールとスパゲッティーが食べたくなりませんか??
パスタではありません。スパゲッティーです。

ということで下手くそ読書レビューでした。
秋の夜長に是非どうぞ。

のりたま

40歳/夫・息子(5歳・2歳)/美容部/九州で生まれ育ち、埼玉、東京、愛知を経て現在石川県に暮らしています。本とお酒と服が好きな3年目隊員です。Instagram:@nrtm071

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