子ども時代あまり本を読まずに育ったきた私ですが、大人になって出会ったとても素敵な本があります。
有名なので知っている方も多いかと思いますが「沈黙の春」の著者としても知られるレイチェル・カーソンの『センス・オブワンダーワンダー』です。
実は私、小学3年生のころから野外活動を楽しむ団体に所属していました。
親から離れて山や川へ遊びに行ったり、時には電気も水道もないような静かな山奥、無人島でキャンプをしたり…(←リーダーと呼ばれるおもしろく、かっこいい大人たちと一緒に☺︎)
その活動を通して成長していく中、何度か耳にしたセンス・オブ・ワンダー。。
10代の頃の私にはまだピンとこなかったのですが大人になり、ふと気になって読んでみると、これまで読まずにきた事を後悔するほどとても素晴らしい本でした。
この本はレイチェル・カーソンの遺作で、産まれながらに全ての子ども達が持っている『センス・オブ・ワンダー』…「神秘さや不思議さに目を見張る感性」をいつまでも失わないでほしいという願いが込められています。
彼女が後世へ伝えたかった美しく優しい最後のメッセージの数々が記されている一冊。。
一つ一つどの言葉も心に強く響き渡ります。
ページ数はそれほど多くはないのですが、読んでいると美しい光景が頭に浮かんで自然の中にいるような不思議な気持ちになります。
この本に出会えて、子どものころの自然の中で過ごした時間、経験が欠けがえのない宝物である事、それが今の自分の支えとなっている事に気づく事ができました。
そして、どんなに小さな生命も尊く輝き、この世界にはたくさんの命あるものが共存している事……我が子達も自然の中で感じて、その事を忘れずに成長していっていってほしいと願っています。
かつて子どもだった大人たち、これから大人になっていく子どもたち…ぜひたくさんの人に読んでもらいたい一冊です♡
はるはな
34歳/夫・息子(7歳)・娘(3歳)/手づくり部・料理部/街から離れた静かな山あいで暮らしています。楽しむため、よろこぶための工夫をしながらマイペースに心地よく、家族と賑やかな毎日を送っています。
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はるはな