めちゃくちゃひさしぶりに
一人で映画を観に行ってきました。
「天気の子」?
「トイストーリー4」?
「新聞記者」?
では、なく…
私が観たのは「Girl」という映画です。
監督のルーカス・ドンのインタビューを読んで
これは観なくちゃ…と思っていました。
アカデミー賞の外国語映画賞や
カンヌ国際映画祭3冠など受賞したそう。
あんまり話題にならないなぁと思っていたのですが、
もう、絶対に観てほしい!!!!!のでご紹介します。
ひとりの少女が
バレリーナを目指すというストーリー。
これだけ書くと、
バレエ映画か、青春モノかと思われがちですが、
主人公がトランスジェンダーであるということ。
生物学上は“少年”の話と言うことになります。
当事者であるということだけでも
フィルターを掛けられかねないのに
バレエという、ある種「女性性の極み」の世界で
自分の夢をかなえようとするひたむきな姿に、
もう、それだけで泣けてきます 涙。
掴みかけた光のまばゆさと
独り向き合う鏡の中の自分。
思春期の体の変化の時期も重なって
主人公が“自身の体”に
追い詰められていく過程は
痛みしかありませんでした。
一方で、そんなギリギリの状態で
厳しいレッスンに耐える娘を
支える父の絶対的な愛…。
実は、実話がベース。
きわめて主観的な視線のみで
描かれているのも
タイトルが
「Girl」なのも、
そのためなのかもしれません。
この映画で主人公のララを演じたのは
男性のバレエダンサーです。
ありとあらゆるボーダー越えた透明感に
彼に出会えなければ
この映画はあり得なかっただろうなぁと。
セリフが少ないのですが
その沈黙と眼差しこそが
痛みの表れなのだと感じてしまいます。
バレエシーンも美しかったー!
あと公開されているのは、
1週間ぐらいでしょうか。
チャンスがあれば、
ぜひみていただきたい映画です。
びすこ
40歳/夫・息子(0歳)/手づくり部・料理部/インテリアやファッション、アウトドアが好きな新米ママです。いらないモノを手放して、家族も自分自身も笑顔になれるモノ・コトをきちんと選べるようになるのが目標です!
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びすこ