少し前の晴れた休日。
沖縄県の南部に位置するキャンプタルガニーアーティステックファームで開催された
マブニ・ピースプロジェクトへ。

「平和と鎮魂」をテーマとした、アート・プロジェクト。
長男が通う造形教室での作品が展示されるということで
家族でドライブを楽しみながら出掛けてきました。

到着し驚いたのは、初めて訪れた魅力いっぱいのギャラリー。

世界一小さな現代美術館として館長の方が私設美術館を開館されたそう。
静かな集落の中に佇む、赤瓦の古民家。

作品は撮影していないのですが扉を開けると広い庭に並ぶ立体の美術品の数々。
靴を脱いで入る玄関はどこか懐かしい雰囲気。
住居の中の部屋の空間に並べられた美術品や書が展示されています。

長い廊下を通り奥へ進むと、そこは高い天井のホールのような
現代的なデザインの空間が広がります。

そこに長男の作品も展示して頂いていました。
「ひとりひとりが大きな世界を形づくっている。
ひとりひとりの光で世界を照らしている。」
今回は平和を願うテーマで集められた作品の数々。
長男も自分の作品が展示されて嬉しそう。このパネルが沢山並べられ、みんなで一つの作品に。
次男もすぐに「にーにの！」と作品を見つけました。
大きな月桃紙に教室のお友達みんなで色付けをして
自分の好きな部分を切り取り、一つのパネル作品にする。
春に熱中していた作品です。

庭に出ると西洋風の建築が見られたり、
赤瓦の屋根からはシーサーが見守ってくれています。

そして美術館の真ん中には作品と思えるほどの立派なガジュマルの木。
大きなガラス窓からも眺められます。

この木の芽が出た頃は、どんな世界だったのか、
歴史を感じるとともにここまで大きく育ったことに奇跡を感じます。

沖縄では大きな美術館があり、大きなイベントも開催されますが、
沖縄にしかないこの雰囲気の美術館はとても貴重な空間です。

帰りは少し回り道をして海を見に知念岬公園へ。
青い海に心癒されます。

沖縄の穏やかな空気を感じられる一日でした。