SKARVSOM
スウェーデンに12日間、手芸の勉強にいってきた記録をクリップで投稿しています。 2日目からはシンマンソン学舎の1階の教室で、ワークショップが始まりました。 3食付きで夜までずーっと手芸です。白夜の季節なので夜の21時くらいまで 明るくて手仕事ができるのです。
一週間のワークショップを担当してくださったレーナ先生です。この先生は私が出会ったことの ないタイプの先生でした。例えば、私は刺繍の先生といっても、どんな質問にも答えられるのは 3つのステッチくらいなのですが、この先生は織物、刺繍、編み物、ミシン、レース編みなどなど どんなことにも精通していて、20人の生徒がいて、全員違うことをやっていても 教えられるのです。言葉は主に英語なのですが、ゆっくり話してくださるし、1、2、3 などの日本語は使ってくれるし、そもそも、手仕事は世界語というようなところがあって だいたいの意味は分かりました。
とてもお洒落で、デニムのワンピースを着てたり、ボーダーの服の日は、 合わせてボーダーの布バッグを持っていたり。 5歳くらい上のお姉さんなのかな?と思ってなんでも気さくに下手くそな英語で 聞いていたのですが、60代ということでした。。みえませんでした。。
まず最初にSKARBSOMを習いました。~SOMっていうのはスウェーデン語で ~ステッチとか~手法っていう意味みたいです。
3枚のウール布を縫い合わせて、真ん中の布を短く切ることで線を作ります。 ちょっと縫い目を引っ張って、波線を作るのが難しくてうまくできなかった。。 細かく縫おうとしすぎました。ちょっと荒い目で規則的に縫った方が きれいな波線がでるそうです。引っ張らないで、直線のままでもOKだったので ポットカバーの反面は直線にしました。
下手な波線ですが。。玄米を解凍してそのまま保温するためのカバーが欲しかったので 太い斜めボーダーでポットカバーを作りました。
ブリットマリーニットワークショップ
1日だけ、オステルヨートランド紡績工場(前クリップ参照)のギャラリーで ブリットマリー先生のワークショップがありました。 私は編み物できなくて、存じあげなかったのですが 日本版の本も出ていて、編み物界に多大な功績を残してきた方だそうです。
ちょうどギャラリー内で個展もやっていました。 メリヤス編みでシンプルに編んだ四角をつなげて、その上から刺繍をして 模様を作っています。(撮影可能でした)
↑こーんな細かいのも、アシスタントさんではなく全部自分で刺すそうです。
ワークショップも同じように、土台を自由につなぎ合わせて、 刺繍をしてみましょう、という内容でした。 この土台も全部、ブリットマリー先生の手編みなのです。 参加した日本人20人、1人ずつにです。私のところには白い大きいのと赤い中くらいのと サックスブルーの小サイズが4枚置いてありました。
毛糸も品質が高くて、色も可愛いし、刺繍するのはもったいなくて サックスブルーの小、2枚だけを使って、ピンクッションを作りました。 他のは、そのまま額にいれたりしようかと。。 その2へ続く。
わち
43歳/夫・息子(7歳)/手づくり部・料理部/主婦、北欧刺繍家。自分でデザインしたキットでスウェーデン刺繍を教えたり、バッグを作る仕事をしています。実際に生活している視点から見つめる京都通信を綴っています。
Instagram:@yukika_wachi
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わち