今日のお買い物

ひつじ柄毛布の故郷へ

  • わち

2019.07.16

  • 10

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ひつじ毛布ベエェの秘密

スウェーデン、オステルヨートランド州、オステルヨートランド羊毛紡績工房を
見学する機会があって、ひつじ柄のミニブランケットを購入しました。
(もう無事に帰国しました)

この毛布を作っているウッラカーリンさんとボリエさんのご夫婦です。
1980年代、当時なくなりはじめていた国内のウール工場をお二人が
買取り毛糸を作るところから手探りで始めました。

1990年代編み物をする人が減ったことをきっかけにひつじ柄の毛布
べエェを作るようになったそうですが
ジャガード織機を導入するのは難しく固すぎる毛布を200枚も作ってしまったり
大変な苦労があったそうです。今でも1枚の毛布を作るのに3ヶ月
の時間をかけているそうでした。
工場内は撮影は禁止だけれど、一緒に人が写っている構図に限り
許可してもらいました。ボリエさんが指さしているのがパンチカードで
この穴に、ひつじ柄の模様の通りに織れる秘密が隠されているそうです。
触っていると、機械で織ったといっても、人のぬくもりが伝わってくるような
少し不揃いなところもあって、暖かい、厚みのある毛布です。

1800年代の合宿所で手芸修行

そもそも、なぜこの毛布を作っているご夫妻と出会うことができたのか
お話しさせてください。上の黄色い写真の建物、シンマンソン学舎
は1800年代に若者たちが手工芸を学ぶために政治家のシンマンソン氏が、
若い人に手工芸に興味を持ってもらいたいという
願いで同じくオステルヨートランド州に建てたものです。
その後、村の集会所になっていたのですが
2007年にウッラカーリンさんが、もう一度、手工芸を学ぶ場所に戻したい
と買い取られ、ハンドワークができる場所として蘇りました。

日本のアナンダというハンドクラフトの材料を扱っているお店が
シンマンソン学舎で勉強したいという人を集めて
旅行にいく企画を毎年実施していて、私がその旅行に参加したという訳なのです。
今年は私を入れて20人の日本人メンバーで一週間勉強しました。

「アナンダ 旅行 」検索 (インド編もあります)

私はスウェーデンの刺繍を教えるという仕事をしていながら
行ったことはなく、10年くらい行きたいと願っていて、
今回は家族から理解を得て行くことができたのでした。

学舎は1階が教室、食堂、シャワールーム、2階にはベッドルームが5部屋あり、
あちらこちらにひつじ柄ブランケットが使われていました。
ひじかけ椅子に敷いてあると座りごごちがとってもいいです。

1人部屋の方に写真を撮らせてもらいました。ここはブラウンのブランケット。
私が寝ていた部屋と同じタイプの4人部屋です。2段ベッドが2つ、壁に作りつけになってます。

私が寝ていた場所です。
100人隊の中ではシニア層な私も、今回のメンバーでは若い方だったので、
2段ベッドの上でした。この2段ベッドの標高がこれまた高くて、落ちたら、
痛いどころじゃなさそうで、怖くて、なるべく壁にくっついて寝ていました。
天井がこれまた屋根裏スレスレで何度も頭をぶつけました。

私のベッドは黒い毛布だったので、記念になると思って、
黒いミニブランケットを買いました。
私の下段の女性は赤いブランケットだったので、赤を買っていました。
スウェーデンは、白夜の季節で、過ごしやすく、こんな暖かい毛布は
なくても大丈夫でしたが、落下防止に、柵の方に置いて寝ていました。

こんなメルヘンチックな学校で、北欧の手法をいくつか勉強してきました。
また後日、手づくり部に投稿します。

最後の2日間はストックホルム観光だったので、そこでのお買い物、
学校での暮らしのこと、も書けたらいいなぁ、と思っています。
また、子供が小さくても、外国に勉強に行きたいと思っている女性は
沢山いると思うのですが、なかなか現実では難しいらしく、
ネットで検索してもほとんど情報がなく、今回20人日本人女性がいても
成人してない子供がいる人は私一人で、周りに驚かれたので
そんなことも書けたら、、と思うのですが、うまく書けるかなぁ。

わち

43歳/夫・息子(7歳)/手づくり部・料理部/主婦、北欧刺繍家。自分でデザインしたキットでスウェーデン刺繍を教えたり、バッグを作る仕事をしています。実際に生活している視点から見つめる京都通信を綴っています。
Instagram:@yukika_wachi

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