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地上97mへ533段を上る:世界最大のゴシック建築 ケルン大聖堂 (Kölner Dom)

  • ミキティ

2019.08.27

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フランクフルトから190km
ケルンにある世界最大のゴシック建築。
私が今回、最も楽しみにしていた目的の一つ。

建設開始は1248年、
16世紀に入って作業が中断、
およそ200年後の1842年に工事が再開、
完成までに約630年有した大聖堂です。

未完成の建造物として有名な
スペインのサグラダファミリアでも
建設期間はおよそ140年ですから
なんとまあ途方もない年月です。

塔を含めた高さは約157m、横幅約145m。
「サグラダファミリアに負けないね!」
「すごいね、全然負けてないね!」
とスペインに行かれた方が言ってました。

このサイズが大戦中はアダとなり
爆撃の目標にされてしまったわけですが
ステンドグラスや装飾が壊れても
建物としての原型は留めたまま
傷ついてもなお威厳あふれるその姿に
励まされた市民は多いと言います。




社会科見学と思われる小・中学生もいました。
子供の頃からこういうものに触れているから
美的感覚が培われるんだろうなぁ。


キリストに一番最初に祝福を与えた
東方の三博士の棺。

上もすごいけど足元もすごい。
紋章のモザイクタイル。

中を堪能したら、いよいよ上へ。

ケルンはオーデコロンの発祥地で、
香水博物館もあるのですが…
(オーデコロン=ケルンの水)
大聖堂に上るチャンスなんて
最初で最後かもしれない!

という訳で南の塔に昇るチケット€5。
宝物館見学をセットにすると€8。
せっかくなので€8の見学セットに。

エレベーターなんて楽な道はもちろんナシ。
上る人と下る人がすれ違うのがやっとの、
薄暗くて狭い螺旋階段がひたすら続きます。
(往復するのに精一杯で階段の写真がゼロ)

鐘楼

地上から53m。
一番大きな鐘の重さは24t。


修行のようなぐるぐる螺旋階段の後、
ラストは鉄製の階段になりますが
非常階段みたいな隙間が見えるタイプ
(わかります?)
なので微妙に高所恐怖症の私にはキツかった。

塔の先端を中から見上げたところ

到着!
地上から97.25m。
30階建てのビルくらいの高さ。

 

塔の先端とか足場とか。圧巻です。
ひゃーすごいすごいとしか言えなかった。

下りも同じく533段。
往復30分くらいかかったかな。
下りたら今度は地下へ向かいます。

地下の宝物館

展望台からは打って変わって
ガチの地下室という雰囲気、空気も冷んやり。


1600年代とか1700年代のものがゴロゴロしてます。
これぞアンティークの宝物✨

さすがマイスターの国、
ステンドグラスの制作過程の
展示コーナーもあって見応えありました。
あの大きな窓…制作だけで何十年?

ケルンでのお食事に続く。

 

ミキティ

39歳/夫/手づくり部・美容部/美術系と語学系が得意な帰国子女です。よく思いつきで動くので失敗することもありますが、概ねHappy-Go-Luckyです。

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