オーストリア・インスブルックから106km
ドイツ最大の州バイエルンにある、
舌を噛みそうな名前のお城たち。
ホーエンシュヴァンガウ城
「シンデレラ城」を建てたルードヴィヒ2世が
幼少期を過ごしたお城です。実家ですね。
写真ではわかりませんが屋根に白鳥がいるんです。
メルヘン?
ノイシュヴァンシュタイン城から見たところ。
ノイシュヴァンシュタイン城
見学は完全ガイドツアー制で、場内は撮影禁止。
おっきい!近づくと真上を見上げるほど。
ルードヴィヒ2世が傾倒していた中世の騎士道、
理想の世界観が体現されたまさに夢のお城。
(中世への憧れを具現化したお城であって、
建物自体は比較的新しいものです)
このお城が最も綺麗に撮れるという
「マリエン橋」から見た景色。
ただしこの橋、深い滝の上で高さは90m。
それだけでも腰が引けるのに
人が大勢いて足元の木の板はミシミシいうし、
マジでめちゃくちゃ怖かったです…?
正門を含め、修復工事中の箇所が多かったのはちょっと残念。
城内から外を見た景色は撮影OK
「見渡す限りウチの領土〜」
ルードヴィヒ2世はこのお城の他に、
リンダーホーフ城、レンキームゼー城、
ファルケンシュタイン城、加えて
東洋風のお城の建設も計画していました。
唯一完成したのはリンダーホーフ城のみ、
このノイシュヴァンシュタイン城も、
実は未完成のまま。
眉目秀麗でいくつものお城を建て、
歴史上はとても華やかな存在ですが
とても孤独な王様だったようです。
さて、お城の麓のレストランへ移動
ランチはロールキャベツ
ヌードル入りのスープ
セロリがきいたコンソメのような味。
キャベツの葉っぱがしっかりしていました。
付け合わせはマッシュポテト。
チョコレートケーキ。
クリームはやっぱり甘さゼロ。
ここから25km離れたヴィース巡礼教会へ。
ヴィース巡礼教会
ロマンチック街道は「ローマへの巡礼の道」。
ヴィース(Weis)はドイツ語で「草原」。
その名の通り、ロマンチック街道沿いの草原に
ぽつんと佇む巡礼教会です。
その姿があまりに痛々しいからと
ずっと仕舞われていたキリストの木像、
その木像を偶然発見した農婦が
熱心に祈りを捧げたところ、
像が涙を流したという奇跡から
この地に多くの信者が訪れるようになり、
上の小さな礼拝堂では追いつかず
立派な礼拝堂を建てるに至ったそうです。
1746年建設開始、完成は10年後の1757年。
「ん?これが世界遺産?」と思うような外観。
中がすごいんです。
色彩豊かな優美な空間。
「ドイツ・ロココ様式の傑作」と言われています。
ちょっと不便なところにあるせいか
観光名所のわりに人が少なくて
静かな時間が流れていました。
ドイツ一美しい街・ローテンブルクに続く。
ミキティ
39歳/夫/手づくり部・美容部/美術系と語学系が得意な帰国子女です。よく思いつきで動くので失敗することもありますが、概ねHappy-Go-Luckyです。