先週末、関東のお天気はグズグズ。
お家で本棚の整理をしていたら目に入った文庫本。
パラパラとめくったら、やっぱり面白いお話で一気に読み返してしまったのでぜひご紹介したいなと思います。
主人公はLEE世代より少し先輩の篤子さん。二人のお子さんの子育ても一段落し、これからは自由な時間を満喫しよう・・・なんて考えていた50代の普通のお母さん。
内気な娘の予想外の結婚費用の捻出や、お舅さんの葬儀代などで一気に貯金が減る事態に。そしてそのタイミングでなんと夫婦でW失職。。と悪い事が続きます。
主人公や長年の友・節約家サツキさん、篤子さん家族など、登場人物が本当に実在するのではと思うほど、まるでご近所さんのお話を聞いているような気分になりました。
日常生活で有り得そうな問題とお金の不安にかられたちょっとしたでき心などがとってもリアルに描かれています。
まだ定年間近のご主人がいなくとも主婦でなくとも引き込まれるお話だと思います。
そして一冊読み終えて最後。
豊かな老後に不必要なものは、
くだらない見栄。
解説の室井佑月さんがこう書かれている一行がものすごく納得できました!
ちなみに私が本屋で購入した時はこんな帯がついていました。
先日金融庁が「老後資金は公的年金だけでは約2000万円不足」と発表。撤回されましたが物議を醸し出しました。
この小説を読んで老後資金の心配が減るかは分かりませんが、読み終えた時には気分はスッキリ、優しい気持ちにもなれますので気になる方はぜひチェックしてみて下さい(*^^*)
*老後の資金がありません
著者 垣谷美雨
ののこ
41歳/夫・娘(8歳)/手づくり部・美容部/旅行(特に自然や温泉巡り)が好きです。家族と笑顔で過ごせるように日々の暮らしを大事に過ごしたいと思っています。3年目に突入した100人隊の活動も様々なことにチャレンジして楽しみたいです。
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ののこ