料理部

杏の季節

  • TB あき

2019.06.08

  • 8

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先日、行きつけの八百屋さんの軒先に杏を見つけました!
福岡に住んで早15年ちょっとですが、なかなか杏に出会えたことがありません。
スーパーや、デパ地下でもほとんど見かけませんし、
稀に業務用のスーパーで長野県産のものがちょっとだけ(しかもあまり状態も良くなかったりする)あるくらい。
福岡にはもともとあまり入ってこない果物なんだなぁと諦めていました。
しかし、わが家のメイン八百屋であるお店に、毎年この時期に1回あるかないか、くらいの確率で入荷があるそうなのです。
わたしはこれまでタイミングが合わず出会えなかったのですが、友人は去年ゲットしており、羨ましく指をくわえてみていたものでした、、、
聞けば、八百屋のオーナーさんがいつもお世話になっている農家さんの自宅の庭に杏の木があって、出荷用ではないから基本的にはわざわざ実を取ることがないのですが、たまに気が向いたら?収穫して袋詰めにして販売するのだとか。
なので、なかなか出会えない幻なのです。

先日、いつものようにふらっと八百屋さんに買い出しに出かけたら、軒先に見慣れないかわいい色の実がたくさん袋詰めされているではないか!
見ると、杏、だったのです。
しかも1キロ入ってまさかの250円!
目を疑いつつ、かごにすかさず一袋イン!
もう一袋?いや二袋追加しちゃおか、と悩んでいる間に横から、後ろからにょきっと手が伸びて、あっという間になくなりました。
おそるべし、杏人気です。

一袋だけでも出会えてよかった、とうきうきしながら帰宅。
ジャムにすることしか考えられず、家に着いたらまず準備をします。
きれいに洗って拭いて、半分に割ってくるっと種を外します。そのあとまた半分にカットし、砂糖をまぶしおくこと半日。
すると水分がでてきていい感じになります。
杏を煮るなら、ストウブではなく、なんとなく気分は白のルクルーゼ!
火にかけ、あくをとり、火にかけ、混ぜる、混ぜる。
部屋中に甘ずっぱいいいにおい!
とろんとおいしそうになった杏ジャムはまるで宝石のようです。←果物のジャムを作ると毎回そう思う!
瓶に詰めて、また美しい!と大喜びをして、楽しい楽しい杏ジャム作りは終わりました。

翌朝、ヨーグルトにたっぷりかけた杏ジャムの美しいこと。
この日の朝ごはんは、なんと!!憧れのeringoちゃんからいただいたお手製カンパーニュ♡
このカンパーニュには杏が入っていて、ジャムとのリンクが幸せな朝です。
(eringoちゃんには他にもクグロフや食パンもいただいたのですが、もう、すんばらしくおいしくて!!!美しい人が作るパンはそれはもう美しくて、センスがあふれていました。)

TB - あき

会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー

49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。

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