先日東京都の私立幼稚園PTA連合会の研修会へ行ってきました。(嬉しいおやつ付き。笑)

その中で、幼児教育ジャーナリストであり、ママ向けの人気の著書も出されていたり、幼稚園で配られる冊子、「あんふぁん」のサポーターもされている西東桂子さんの講演もあり聞くことができました。(前回の、潮田玲子さんの講演についても過去blogにアップしてあります♪)

今回のテーマが『今やっておきたい子育てチェック』ということで、私立幼稚園での保育実習20年の経験を活かした講演をしていただけました。
親子のスキンシップや、コミュニケーションの大切さについての内容となっていたのですが、
まず、幼児期というと、幼稚園位まで、、、？と思う方もいらっしゃるかもですが、発達心理学上では、７歳の終わりまでと言われているそうです。あくまでも目安ですが、
この幼児期に、いかにスキンシップをとったかで、その子の自立に大きく関わってくるそうです。
一緒に子どもの土台を作って、その後子どもが家を建てるイメージ☆

子どもは、誰もが心の中にビーカーを持っていて、スキンシップをとるごとに、１滴づつそのビーカーに水が溜まっていく。それが3～４年かけてやっと溜まったころ、子どもは一人で歩き始めることができるそうなのです。(自立)
スキンシップが足りてないと、いつまでも、つきまとわれてしまうそう(笑)

「母港」という言葉があるように、帰るところがあるからこそ、安心して子どもたちは出ていける。

ちなみに、子どもが自立するときは、親も注意が必要で、しがみつかないこと！と。
送り出してあげないと、「冬彦さんになるんですよ～」と、会場は笑いで包まれました。笑

さて！スキンシップといってもたくさんありますが、やはり取り入れやすいのは絵本の読み聞かせとのこと。

しかし！ここ数年、幼稚園での読み聞かせ中に異変が起き初めているらしく。。。

特に年少さんに見られるそうなのですが、読み聞かせ中に立ち歩く子が増えてきたそうなのです。
そこでとある調査をしたところ、
入園前にスマホ動画を見てきた子どもに多いことが分かったそうです。
『スマホ問題』
として、重大な問題となっていると。
特にYouTube。
面白い反面、子どもの脳からすると刺激が多く、刺激ばかりが脳に残っていく。
一見、静かにスマホを見てるから集中してるように感じるが、これは短期の刺激の繰り返しが起きているだけなのだそうです。こうして、飽きっぽさにつながっていくと。
スマホの使い方はとても大事で、便利ではあるけれど、例えば子どもに分からないことを聞かれた時に、スマホで調べたことを伝えても子どもには実際伝わらないこともあると。
それは、親自体も、理解できてないから。誰だってすぐ調べたことをその場では理解できないですよね。(納得。)
まずは、調べることよりも、そのことを疑問に思った子どもを褒めてあげることだそうです。(もはやなるほど！とうなずきばかりの私。)そして一緒になって考える。これだけでも、気付けばコミュニケーション！
最初の話に繋がる、スキンシップですね☆

後は、幼児期に大事なのはやはり体を動かして遊ぶこと！習い事も良いですが、習い事をする以前に、遊ぶ時間を確保してあげてと話されていました。
オリンピア50人にアンケートを取った際、この幼児期には、たくさん体を動かして遊んでいたことも分かっているそうです。
親子で外でも中でもたくさんの遊びをしていきたいなと改めて感じられました。

最後に、スマホと並ぶ問題が
『ひきこもり問題』
こちらもとある調査で分かっているのが、
◎褒められた経験が少ない
◎親子の会話が少ない
◎両親の仲が悪い
が多い結果となっているそうです。

スマホにしてもひきこもりにしても、どちらも切っても切り離せないのが、やはり『コミュニケーション』『スキンシップ』なんだなぁと聞いていて感じました。。。

そして”親の生き生きした姿”を見せることも大切、と話されていました。自分が毎日生き生きとした生活を送ることで、子どもにこんなにも世の中は楽しいよ、と伝えられるのかなと思いました。

短い時間でしたが、とても柔らかく優しい雰囲気の西東先生の講演は、笑いもあり、勉強になることばかりでした☆

私も上の子はもう５年生になりますが、上も下も変わらず、ビーカーから溢れる位の愛情を、いつまでも注いでいけたらなと思いました。
そして息子も娘も、冬彦さんになることのないよう、間違った愛情を注がぬよう気を付けたいです。。。笑