連休中に大阪に帰りました。
（大阪での楽しかった100人隊デートはまた改めて）
旅の移動時間は密かな楽しみで、読みたい本を行きと帰りに一冊ずつ用意するのですが、今回選んだ本は行きも帰りも酒井順子さんの本。
酒井順子さんは昔から大好きな作家さん、
新刊が出ると必ずチェックします。
丁寧な書き口の中に、思いもよらぬおもしろワードがいくつも潜んでいて、読み進める度笑いっぱなしです。
「家族終了」は、日本の家族について独特の切り口で書かれた18章のエッセイです。
酒井順子さんご自身が、未入籍のパートナーと暮らし、両親、実兄をすでに見送った今、見えてくる家族について書かれた本で、今どきの家族とご自身が子どもとして過ごしていた時期の家族から、家族観の変遷を辿りながら、時に笑い、ときにふむふむ考えてしまう、読み応えのある一冊です。
「嫁というトランスフォーマー」では、嫁はいつまでも嫁でいるわけにあらず、姑という別の生き物にトランスフォームする、といった話には爆笑しつつも、なるほど、もしやいつかはわたしも？なんて思ったり。
酒井さんはわたしより少し上の世代ですが、ご自身の学生時代などの描写や、今どきの若者を見る目線など共感することも多いのです。
もう一冊の「次の人、どうぞ！」は、長年の週刊誌連載を書籍化したもので、こちらは時事ネタを中心に描かれたエッセイです。
このシリーズも毎回新刊が出るのを楽しみにしていて、ブックデザインや網中いづるさんのイラストも素敵でわくわくします。
行き帰りの飛行機で読み切れなかったので、休日にゆっくり読書。
次の旅のお供はどんな本にしようかと、今から楽しみです。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳／夫・息子（24歳）・猫／手づくり部・料理部／インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき