2019年5月のお題

教科書に載ってるアレの、本物を見に行こう!

  • yuki*

2019.05.05

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令和最初の投稿は、月刊トップブロガー。5月のお題は「私のゴールデンウィーク」ですね。

きのう、息子のリクエストで日帰り旅に出かけました。行き先は埼玉県行田市、さきたま古墳公園!
平成、昭和どころか、一気に古代まで遡る話題ですよ。しかも、GWってことでみなさん華やかな投稿が多い中、地味な絵面が多いです。スイマセン・・。

4月に6年生になった息子。去年くらいから、社会科が一番好きと言いだしました。
それまでは、特にこれといって好きな科目がなく、そんなに学習意欲もない様子だったので(・・・・)、親としては、やっと何か興味のあるものを見つけられてよかったなと。嬉しいわけですよ。

6年生の社会科は、日本の歴史を学びます。ちょっと前に古墳のことを調べたらしく、教科書に載ってる埴輪や勾玉の実物を見てみたいというので、じゃあ十連休のどこかで連れていこうと思い、日帰りで行けそうなところを旦那さんといろいろ調べました。

さきたま古墳公園は、園内にいくつかの古墳と史跡博物館があります。博物館には、すぐそばの古墳から出土した国宝の鉄剣や銅鏡が展示されており、勾玉を作る体験もできます。

さて、念願の埴輪との出会い・・・!!

 

 

並ぶよね〜(笑)
見たがっていただけあって、楽しそう。興奮して見て回っていました。

 

 

国宝展示室では、稲荷山古墳から出てきた副葬品の国宝の、実物を見ることができます。

息子のテンションが上がったお宝その1、鏡。

 

 

撮影機器を落とすと危険だからか、ケースの上からの撮影が禁止されていたので、斜めから撮影。「画文帯環状乳神獣鏡」です。たぶん教科書に書いてあったんだと思いますが、息子は「銅鏡だ!銅鏡!」と叫んでました。

こちら、埋葬時に、頭の横の部分に置かれていたようで。もろもろの位置関係を、後に現地にて知ることになります。

 

お宝その2、これはみんな知ってる、すごい剣。

 

 

みなさん、教科書で何回も見たことがあるであろう・・「金錯銘鉄剣」!

息子氏「まじで獲加多支鹵大王って書いてある!真ん中のところ見て!支えるって字と、歯っぽい字書いてある!!」そ、そうだな。

母も驚いたよ。こんなところにアレの実物があるなんて、調べるまで知らなかったよ。母も高校の教科書や便覧に載ってるのを見たことあるけども、当時は日本史なんて、大学に入るための手段の一つくらいにしか思ってなかったんだよ。ほんと、ただただ頭でっかちで、本で読んで全部知ってるつもりになってる、つまんない学生だったな。

息子と一緒に実物を見られるなんて、新鮮で本当に嬉しいよ。感動しちゃった!

ものすごく貴重な資料なので、立派なケースに入ってど真ん中のいい場所に展示されています。窒素を充填したケースは、良い状態で鉄を保管しつつ、展示もできるという優れものだそうで。すごいな。

 

 

さて、国宝展示室の横では、勾玉作りの体験をすることができます。

学芸員の先生が作り方を指導してくださるんですが、とくに小学6年生の子向けに(きっと多いんでしょうね)勾玉を含めた出土品の説明もちょっとしてくれました。

「鉄剣に書かれていた獲加多支鹵大王は、雄略天皇だと言われています!みなさん、先日改元があったので、テレビで天皇陛下をご覧になったと思いますが、そのかなり前の代のご先祖の方ということです。この鉄剣は、大王のボディガード的なことをやっていた方のものと考えらえています」

時事ネタに絡めた説明・・・!小学生にも興味を持ちやすく、わかりやすいですね。

さて、実際に作ってみます。やわらかい滑石をヤスリで丁寧に磨き、勾玉の形に加工していきます。

 

 

真剣そのもの。当初息子ひとりがやるはずでしたが、なぜか結局3人全員でやることになり、お気に入りのヌキテパの紺色のブラウスに白い粉を飛ばしながら削りました・・(わかってたら濃色は避けたのに!とほほ!)

勾玉は、曲がった形だから「まが玉」らしいですが、生命の起源、胎児の形を模したものとも言われていますと説明がありました。隣で作業してる息子氏に、「あんたも最初はこの形でお腹の中に居たわよー、エコー写真で見た時こんな感じだったわよー」などと言いつつ、しゃりしゃりと削ります。

 

 

こちら、私が作った白いやつです。コバトン超懐かしい(むかし埼玉で仕事をしていた時期があり、当時はおなじみの顔でした)。

ちなみに色は白、ピンク、黒があり、黒はちょっと硬いみたいで、力の強い大人向けとされていました。なのになぜか息子氏、黒に挑戦するという・・・

パパに手伝ってもらい、できたのがこちら。

 

 

ジャーン。紐は5色くらいから選べますが、黒には赤い紐がカッコいい!と自分で選んでいました。かなりこの体験を楽しみにしていたので、完成してすごく満足したみたい。

さて、完成した物を首からぶら下げ、公園内の古墳を巡ります。

 

 

こちら、稲荷山古墳。前方後円墳の、前方側から登りました!

 

 

後ろに見えるのが、円墳部分です。こうやって登ってみると、起伏があって、立体的!!

円墳側に行ってみると、先ほど国宝展示室で見た鏡や鉄剣が、どんな感じで埋葬されていたのかを模した図がありました。

 

 

緑の丸いのが鏡、手前のが鉄剣です。鏃なんかもたくさん入ってて、武人だったことが偲ばれますね。
ようやくこのあたりで息子氏、ちょっと怖くなったみたいで、なんか微妙にテンションが下がる。わかるわ。この図はかなり、お墓感あるよね・・。

 

 

稲荷山古墳を降りて、公園内の道を歩きます。緑が多くていいなあ。

 

 

最後に、丸墓山古墳に登りました。こちら、日本最大級の円墳。

 

 

階段を登りながら、「おれはただ丸いのより、前方後円墳がカッコいいと思うなあ・・」と罰当たりなことを言っていました。
母「あんたね、埋まってる人の上で堂々と墓の形にケチをつけるんじゃないよ・・・」

 

 

頂上からの眺めはとても良く、忍城も見えました。のぼうの城ですね。

この頃には、すっかり夕方になってしまいました。行きはけっこう渋滞していたので、着いたのはお昼くらい。でも目的地はここだけだったので、ゆっくり展示を見て、勾玉を作って、散策もして・・・古代に思いを馳せるのにぴったりな、のんびりとしたスケジュールでした。

公園を出てからは、「うまい、うますぎる」の十万石饅頭を買い、帰りはそんなに目立った渋滞もなく、すんなりと帰れました。

 

おまけ

帰ってから、自主学習ノートに感想を色々と書いていました。

 

 

ヤバいほど字が汚いことは置いといて・・息子が一番気に入った埴輪は、白鳥のだったらしい。犬も馬も人間のもありましたが、白鳥。自分で撮っていました。

確かに、レアかもしれない。どんな資料でも、今まで見たことなかったかも。リアルな形で、ちょっと可愛いですよね。

故人の魂をよいところに運ぶことを祈って、作られたんですね。

 

考えてみたら、十連休に埼玉。
翔んで埼玉(みてないけど)の、あの埼玉の中でも、特にしぶい・・。レイクタウンとか、ムーミンバレーとかならともかく、行田ですよ。行田。
すっごい楽しかったです。。。

 

 

こちら、滑石の粉を飛ばしまくってしまったヌキテパのチュニックブラウス。洗ったら普通に落ちたんでよかったです。

 

 

饅頭は普通にうまかったです。

 

yuki*

39歳/夫・息子(11歳)/手づくり部、料理部/横浜在住、大阪出身。港が見えそうで見えない丘の上の古い一軒家で、息子と年上の旦那さんと猫のリサと一緒に、楽しく暮らしています。本とラジオと美しい布が好き。がま口のお店をやっています。一度しかない美しい日々を、あたたかく綴りたいと思います。Instagram:@yukiiphone

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