長男の卒園式を終え、
関西へ帰省しました！

飛行機の窓から海や空を眺めますが、
いつもとは違う感覚。
卒園という大きな節目を迎えたことの
ありがたさと淋しさと。
ようやく実感できた時間の様な。

卒園式。
厳かな雰囲気の中、一人一人卒園証書を受け取り掲げます。
成長を喜び合い拍手を送る温かい光景。
みんなで歌う歌に感動の連続、涙溢れる式でした。

記念の写真を撮りたいけれど、
相変わらずずっとわちゃわちゃとこんな写真ばかり。
制服姿が最後だと思うと、やはり淋しい。

いつか私から離れて行くと思うと
こんな写真の数々も良い思い出になるのかな。

長男の幼稚園生活。
母となった私と長男が初めて経験する新たな社会。
たくさんの出会いと思い出が溢れる日々。

卒園を前にお世話になった先生方と話をしていて、
「入園してから涙いっぱいの登園が続いたよね！よくここまで成長した！」
「そして…お母さんも泣いてたよー！笑 よくここまで強くなった！」

そうでした…
導入保育の日、長男と緊張しながらも笑顔で幼稚園の門をくぐり、いざ教室へ。
私の「いってらっしゃい」を遮るように「ママがいい！」…で、涙目で訴える長男。
大きな声で泣くことがなかったので、もう驚き。
教室に一緒に入ろうとしても入らない。
どうしたら良いのかわからず、私も涙。
そんな私たち親子に先生方は
「大丈夫大丈夫！愛情に溢れて育っているね！」と優しい言葉。

当時は何でこんなに泣くの？と不安だらけでした。
初めて私と離れる時間。
泣いて当たり前だと心を入れ替え、送迎の日々。
入園しても長男の意思は強く、毎朝門で泣き続けました。
泣き疲れて寝てしまっていた日も。

今日も泣くのかな、と迎える朝。
元気に車に乗り込み、歌を歌って、今日こそは！と門に行くと泣く。
心配だけど、先生にお願いして逃げるように帰る。
それを繰り返して。
泣かなくても、一回戻ってきたり、「行きたくないけど行く」と言ったり。
今思えば次男が生まれた時期で、長男なりの葛藤があった様に思います。

私に手を振って笑顔で登園するようになったのは年中さんになってからです。長かった！笑

それからの長男は私が想像していた以上に幼稚園生活を楽しみ、多くを学んでいました。
3年間を通して見守ってくださった担任の先生は
長男の長所をどう伸ばすのか、短所をどう克服していくのかを一緒に考えてくださいました。
年長でのリレーのアンカーや聖劇のトップバッターの登場など、
私には考えられない大きな役割をドンと与えてくださったり。
泣いていた毎日からこんな大きなことに挑戦し、やり遂げられるようになったこと、
成長が本当に嬉しいです。

振り返れば、息子たちと過ごす中で、笑ったり怒ったり、わちゃわちゃもう大変！
大満足に過ごせた日、そうでない日、あっという間に終わる日、長く長く感じる日、
いつまでこの生活が続くのか…と考え込む日なんかもあったり。

毎朝車で送って門で行ってらっしゃいと声を掛ける。
それを園長先生をはじめ、沢山の先生が笑顔で迎えてくださる。
バスのコースがあったら…なんて考えることもありましたが、
私も毎朝息子たちと一緒に準備をし、家を出て
毎朝先生方やお母さんと笑顔で挨拶をする。
時にはハグをしたり、ハイタッチをする。
お母さん同士顔色を確かめ合い励まし合う。
体調が悪くても悩みがあっても、送迎という役割があったから
明るい幼稚園の空気に触れ、私は毎日自然とパワーを頂いていたのだと今実感しています。
様々な行事に参加し、たくさんのお母さんに囲まれて。
この幼稚園で沖縄で暮らすことが私や息子にとって幸せなことだと実感することができました。

小学生になると自立をしてもらわなければいけない場面が連続してやってきます。
嬉しい反面、不安もいっぱい。
母として、そのような姿を穏やかに見守り、そのような機会を遮らずに与えていくこと、
大きな大きな課題です。
また喜んだり悩んだりする毎日がやってきそうです。

さて、実家で小学校の入学準備！
これだけ卒園の淋しさを綴っていますが、次男は同じ幼稚園に年少で入園するので…
入園準備！笑 送迎3年続きます。
この日常が大切な時間なんだと噛み締めながら、新しい生活を満喫したいと思います。

春はもうすぐそこ。

バージニアモクレンが美しい。

関西の桜を愛でて沖縄へ帰りたいなぁ！