暮らし発見

母日記~専業主婦の罪悪感を救ってくれた言葉~

  • tokoa

2019.04.02

  • 18

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こんにちは。
桜満開!新学期が始まりましたね。

私もついにお仕事スタートです。
(といってもランチのパートですが、結構ドキドキです。)

今ここまでくるまでの長い道のり。
どよんとした空気感の文章もありますが、
今はいたって元気なので安心して読んでください(笑)。

春から5年生と2年生になる息子がいます。
ずっと働きたいと思って悶々としてきました。
やっと下の子も不安なく学校に行けるようになったので、
今だ!と面接を受けてきました。

いってらっしゃいとおかえりが言えるパートを選択。

専業主婦 子育てスタート

約10年前結婚して、夫の転勤で見知らぬ土地へ行き、
職業訓練学校で就職先が決まるかというところで妊娠。
初期にトラブルがあり続けることは諦めました。
子どもが第一だったので後悔はなかったのですが、
専業主婦を選んだわけではなくなんとなくそうなってしまったという感じでした。

私の両親は共働きでした。
だから、専業主婦のことを知らずに甘く考えていました。

朝から晩まで、子どもと向き合うのはとっても大変でした。
目に見えない家事の心的負担も大きかったと思います。

専業主婦、きっと私には合っていないと考えるようになり、
また家の中にいると罪悪感のような気持ちも芽生え、
早く働きたいと夫に相談しました。

しかし、当時夫は月に1日休みがあればいいという激務。
6時前に家を出て日付が変わって帰ってくるというような。
話をしても反応はなく。
すれ違いの生活とワンオペ育児で頼れる人はおらず、
気づけばふさぎ込むようになっていました。
(LINEもまだなくて家族にも連絡してなかったです)

今でこそ洋服への興味が復活しましたが、
当時はファッションを楽しむ余裕すらなかったです。
笑えないほどひどかった~。

今おしゃれしてベビーカーを押しているママを見ると
こっそりいいな~私もやりたかった!
そして、もっと楽しんで!と思ってしまいます。

2人目を出産してからも
早く働きたいという気持ちは消えませんでした。

でも、今はまだ働けない。
下の子が幼稚園に入ったら働きたい。
ずっと辛抱の日々でした。

ちらっと夫に聞いてみましたが、案の定の答え。
仕事があるから協力はできない。
ええーっそこまできっぱり(涙)。

イラっとしましたが諦めて、
夫に頼らなくてもできる仕事を探すことにしました。
幼稚園の間だけでもできる仕事からはじめよう。
いつか手が離れて働けるときに働ける準備を。

仕事探し

そして、待ちに待った次男の幼稚園が始まりました。
履歴書を書いて3社面接に行きました。

1社は、私がやりたい仕事。でも、現実は厳しい。
スキルと条件があうわけもなく。

2社目は、事務。
今すぐにでもあなたを採用したいけれど、
もう少し時間が長ければ。
下の子が小学生になったころにまたいらっしゃいと。
それはそれは、自分を認めてもらえたような高揚感で眠れないほどうれしかったです。

3社目は、ランチのパート。
軽い感じで即OK。
えっ、本当に大丈夫?
少し不安ではありましたがうれしいに変わりはなく。

私を救った言葉

ちょうどその頃でした。
LEE読者のLove LEE’s Cafeという
コミュニティに参加させて頂いていて。
そのやりとりで編集部の方から頂いた言葉に
私は救われたのです。

仕事か専業主婦のような話題が確かあり、
他の人の話をきくと羨ましく思っていました。

「専業主婦って立派ですよ。
お子さんのために働かないという選択を
自分でしてきたってことですよね。
それは恥ずかしいことではなくとても素敵なことです。
だから自信をもってください」

そんなことをたぶんあの方に言っていただいて。

自分で選んできたのか。
なんとなくできてしまったけれど、それだけではなかった。

子どもの犠牲になっているとさえ思ってしまったけど、
それがすべてではなかった。いいこともあった。

専業主婦って胸を張っていてもいいのか。
自分を自分で追いつめていただけなのかもしれない。
そう、気づかせてくれました。

とっても気持ちが楽になったのを覚えています。

パートは第一歩。胸をはってやってみよう!

たかがパート、されどパート。
実際に働いてみると心折れそうになる場面もありましたが、
子どもたちも頑張っていると思えば乗り越えられました。

ようやく慣れてきたころに、夫の転勤で辞めることになってしまったのですがね。



専業主婦アゲイン

また専業主婦になりました。
でも罪悪感はほとんどなく、平和な日々でした。

今度は父親役も私がと公園でサッカーしたり、
全力疾走の変わったお母さんではありますが楽しくなりました。

夫に対しての不満も仕方ないと超越した気持ちに。

結婚するまでとても楽しい人だと思っていた夫。
この人のなぜだか恵まれ気質なところは、
専業主婦のこのパワフルなお義母さんの影響?
結婚したときにうっすら感じていたこと。

私は幸福度が低い人間だと思って生きてきたので
そこに魅かれた気もする。
でも仕事人間になってからは、
そんなめでたくて鈍感なところが嫌になってしまった気も。

子どもたちは夫に似たのか、私がずっと一緒にいるからか、
現在とても(やっと)安定状態にある気がします。

なぜだか自信に満ち溢れている子どもたちの姿に
びっくり驚かされます。
専業主婦だったらという理由では決してないのですが、
これでよかったのかなと今では思っています。

もちろん無性に焦ってしまうときもありましたし、
専業主婦で肩身が狭いという場面もありました。
でも、今もこうして平静でいられるのはそのときの
言葉があったからだと思っています。

春から自分ができることからはじめてみたいと思います。
そして、仕事にかかわらず、
自分で納得して選んで生きていきたいと思います。

tokoa

パート / 神奈川県 /

41歳/夫・息子(14歳・11歳)・猫2匹(4歳)/手づくり部・料理部・美容部/子どもたちが大きくなり、今はねこたちとグリーンのお世話をしながらのんびり暮らしています。ちょうどいいおしゃれとメイク、クローゼットの見直しのために自撮りチャレンジ中です。ランニング、サッカー観戦が好きです。料理は苦手です。自分の好きな気持ちに素直に、マイペースに活動したいと思っています。どうぞよろしくお願いします。猫の名前はチロ&マロ(♂)。

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