今を去ること数日前、ある晴れた朝のこと。
洗濯物をいっぱいに詰め込んだ洗濯機に、新しくもらった洗剤を投入し、 ゴウンゴウンと回し始めたちょうどその時、LEE編集部さんからお電話が。

どうやら、花王のサンプリングでもらったアタックゼロの話のようで。めっちゃタイムリー！
「おおっ、今使ってますよ〜。ちょうどさっき洗濯機に入れて回したところなんです〜！あれ超いいですよね〜！」と言おうとしたら、なんとお試し実験イベントへのお誘いでした。えっ今から都内へ。まじですか。すぐ出ればなんとか間に合うかもしれん。

というわけで、なんの心の準備もなかったのですが。すでに数回使ってみていい感じのお品なのはわかっていたので、じゃあどこがどう画期的なのか知りたい。それに、いつも使ってる商品を開発した人の話が聞ける機会なんて滅多にないし、行ってみようじゃないの。

ってことで、回しかけた洗濯機を放置して（！）えーい、ままよ！と（笑）急遽行っちゃいました。（こりゃ、帰ってから洗い直して干しても、日没までに乾かないだろうな・・部屋干しフラグ立ったわ）

 

着いたらもう始まってました。スイマセン・・・。急いだんですけども。
席は、美しーみっちさんのお隣〜。いろんなスライドを見つつ、開発から発売に至るまでの研究のお話など聞かせていただきました。

 

 

（焼きそば頭なのは、急いで寝癖を直したからなのです！さておき）
テーブルには、従来品のアタックネオと、新開発のアタックゼロが置いてあります。一滴ずつをスポイトで取り、お水の中へ。

そこへ、皮脂などの油性汚れを模した、赤い成分のついた布片を入れて、ピンセットでしゃぶしゃぶと振り洗いをします。いわゆる「しゃぶしゃぶ洗浄実験」ですね。

 

わかりづらいですが、４つあるコップの、手前の２つが私のコップです。左側に従来品、右側にアタックゼロをそれぞれ一滴ずつ入れたのですが・・・もう、一目瞭然ですよね。すぐ油性汚れが落ちて、そのあとしっかり分離し、元の繊維に付着しないんですよ。

従来品の方もそれなりに落ちてはいるんですが、一度繊維から離れた赤い成分が、塊になって元の布についているのがお分かりでしょうか。

コリャすごい。使ってみて汚れが落ちるのは何となくわかっていましたが、それらは全て洗濯機のフタの中の出来事。何故そうなるのかという説明と実験でメカニズムを知り、目の当たりにすると、また別の感動がありますね。

 

 

そのほかにも、いくつか研究員さんたちによる実演を見せていただきました。

アタックゼロの「ゼロ」は、落ちにくい汚れ、生乾き臭、洗剤残りの３つをゼロへと導くという意味らしいですよ。それぞれを示す実験を目の当たりにして、みんな「すごーい」となったんですが、その辺はあまり上手に写真が撮れなかったんで、ほかの方の記事をぜひご参照ください・・・。

しかし、中でも強烈だったのは、生乾き臭ゼロの実験！

 

脂の汚れが生乾きになった状態を人工的に作ったこの布片が、なんとも言えないにおいだったんですよ。隣にいたsayakoさんと「こりゃやばいっすな」「うぉええ」と、これまたなんとも言えない会話をしてしまった・・。

ほかにも「新橋駅の臭い」「いやラッシュの東海道線」などの感想が口々に飛び交いましたが、個人的には、街で見かけるお風呂はいってなさそうな若者とすれ違ったときに漂う頭皮の臭いだなあと思いました。しかし、アタックゼロで洗ったものは、全くの無臭と思えるレベルに。いやはや、すごいね。

いくら仕事とはいえ、こんなのを普段から嗅ぎながら、臭いゼロ化を目指す研究をしている花王の人らって・・もはや尊い！！もう感謝しかないです。すばらしい。

 

さて。実験を目の当たりにせずとも、手に入れてすぐにわかるこの品の素晴らしいところは・・・容器の操作性。ワンハンドプッシュの容器がラインナップに入っているのです。サンプリングで事前にいただいて使ったものも、こちらのタイプでした。

 

 

これこれ！これが超便利なんですよ。片手で使えるし、手が全然汚れないの。５プッシュでキャップ一杯分なのです。手が荒れやすい人にとっては優しいですよね。朝からストレスが一つ減るって、やっぱり嬉しいし、それだけで心が軽くなります。

パッケージに「衣類よみがえるゼロ洗浄へ」と書いてあります。一見よくありそうな謳い文句なので、初めて試供品を手に取った際には、どういう意図なのかあまり深く考えず、さらっと流してしまいました。
しかし、今回のイベントに参加してみて、このコピーの意味がよくわかりました。

 

 

これまでも、実は自分の中でのアタックへの信頼度ってすごくて・・・粉しかないような頃から、あの緑のパッケージのアタックをずっと使ってきました。上京して一人暮らしを始めてからだから、ほぼ２０年です。

粉から液体になり、液体から濃縮になり、ついにロゴがカタカナからアルファベットに・・・！まあそれは関係ないか。ずっとお世話になってきたアタックですが、今回のアタックゼロは、これまでの洗浄の概念を塗り替えるものだとか。
なんでも、今回開発された洗浄基剤はすごいんですよ。

そういうのを、ちゃんと分子構造から説明してもらいました。図やグラフを用いたもので、とってもよくわかるセミナーだったんです。ですが、お話の中で一番すばらしいなと素直に感動したのは、そういうことも含めて・・・うまくは言えないんですが、花王という企業の人たちがもつ、消費者に対する誠実さや熱意みたいなもの。です。
時代の変化に合わせて、いつも「より良いものを」という気持ちで、ユーザーに寄り添ってきたんだなあと感じました。
どの時代でも、家事を担当する人が今どんな事に困っているか、日々何をストレスに思っているのか、そしてその悩みを解決するにはどうしたらいいか・・について常に考えてないと、きっとここまでのことは出来ないです。

嫌な臭いを解決するには、それがなくなるまで、開発者はひたすら嗅ぎ続けなきゃならないんだもの。

 

臭いの原因にも、いろいろあります。現代は以前に比べて洗濯物にも化繊のものが多く、木綿よりもついた汚れを落とすのが格段に難しいのだそうで。しかも、少ない水でたくさんの洗濯物をいちどきに綺麗にする事が求められています。

普段、あまり化繊の洋服は着ていないつもりでしたが。よく考えたら、昨今どこの家でも重宝している保温や吸湿速乾などの機能性肌着なんかって、全部化繊ですよね。たしかに着ていて快適だけど、シーズンを重ねると妙な臭いがしてくるなあとは思っていました。あれって、汚れが繊維に蓄積して起こる事だそうで・・・。

アタックゼロは、それらを解消するべく生まれたそうです。実験でも見せてもらいましたが、より洗浄力が強く、一度繊維から離れた汚れを再び付着させないような工夫がなされており、すすぎをせずとも繊維に洗剤の成分がほぼ残らない。
たしかに、こうやって毎日の洗濯を繰りかえしていれば、衣類が長く良い状態に保たれそうだなと思いました。

 

・・・さて。

帰宅して洗濯機を覗き込んだら、当たり前ですが、朝洗濯したものが脱水されてそのまま入っています。どうしようかしら。朝から機内に放置してる時点でもう、生乾き臭フラグがバリバリに立ってますよね。
もうじきに夕方だし、息子氏は学校から帰ってくるし、習い事に送って行かなきゃだし。

洗い直ししようか迷いましたが！
花王の皆さんのお話を信じて（笑）洗い直さずにそのまま干しました。
そして、実はお昼にトマトパスタを食べたら、白いブラウスにうっかり飛ばしてしまい、割とでかいシミができてしまったので、とりあえずアタックゼロをシミ部分に直塗りして、洗濯機へ。それも干しました。

そんで一晩放置して、翌日の昼過ぎに取り込んだんですが・・・。
フッカフカに乾いたバスタオルからは嫌なにおい一つせず、ブラウスのトマトソースのシミもちゃんと取れてました！

 

 

ヌキテパのポプリンブラウス。まだ新しいしお気に入りなので、ソースを飛ばしたときは絶望しかけました。洗剤のイベントに行くなら白を着て行かなくっちゃと思ってこれにしたのにィィィ！

でも、ちゃんと取れましたよ。部屋に干したけど嫌な臭いしなかったしね。

 

 

このヒダのとこに、１センチくらいのシミがあったんですよ。跡形もなくなってよかった、よかった。花王の皆さんどうもありがとう！
ってことで、めでたし！おしまい。