2月は幸運にも2本の舞台を観ることができました
2本目は三島由紀夫作品の「熱帯樹」という舞台です
会場は三軒茶屋のシアタートラムです
先日のチャイメリカを観劇したパブリックシアターに比べ、200人規模の小劇場です
なので、演者の方との距離が非常に近く、お芝居の細かい部分まで堪能することができました
三島由紀夫の独特のセリフと5人の演者の方の演技、小川絵梨子さんの演出、全てが素晴らしく今でも心にズシンと残っています
2009年にパブリックシアターで観劇した、谷崎潤一郎の「春琴抄」をモチーフにした、サイモンマクバーニー演出の「春琴」という深津絵里さんの舞台も素晴らしく、今までの観劇人生の中でトップクラスでしたが、今回の熱帯樹もそれに迫るほど、心を揺さぶられました
野村萬斎さんが芸術監督を努めてらっしゃる劇場だからか、パブリックシアターとシアタートラムはいつも上質なお芝居が上演されているという印象があります
音楽や演劇、絵画や、写真など、芸術と呼ばれるものは、物理的に人間を救うことはできませんし、なくなったとしても命に関わるものではありません
でも、私の心を豊かにしてくれる、なくてはならない心の栄養だな、と改めて感じることができた舞台でした
ではでは
りょう
36歳/夫・娘(6歳)・息子(3歳)/東京都下ののどかな場所に住んでいます。フォトグラファーとして写真館に勤務し、2人の子どもを育てています。買い物や演劇観賞、写真展に1人で行くことが日々の息抜きです。Instagram:@mko_ph
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