「やっぱりミュージカルが好き!」なんて言ってますが、私はそれほどミュージカルにも詳しくはないし、頻繁に劇場に足を運べるわけでもありません。
学生のころは有名な演目があると劇場に出向き、海外でも旅行先で鑑賞し、ミュージカルに触れる機会が今よりもずっと多くありましたが、今はなかなか行く機会も減りました。
今回たまたま友人に誘ってもらい久しぶりに出かけたミュージカル。
ただ純粋に、観終わったあとの感動は、ミュージカルが好き!と言えるくらい大きく、心に響くものです。
ミュージカル『ノートルダムの鐘』
今回は、名古屋四季劇場で昨年12月から公演されている『ノートルダムの鐘』を観にいってきました。
劇団四季の劇場が、新しく名古屋駅近くに移転してから初めて訪れる四季劇場。
名古屋駅からも歩いて行ける距離で、アクセスも便利です。
『ノートルダムの鐘』は文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作『ノートルダム・ド・パリ』を原作にディズニーが製作したミュージカルで有名ですが、私はディズニーの映画もまだ観たことはありませんでした。
ほぼ予備知識なしでの鑑賞でしたが、とてもメッセージ性の強い、心にズシンとくる内容です。
簡単にあらすじを、劇団四季のパンフレットより。
15世紀末のパリ、ノートルダム大聖堂の聖職者フロローにひきとられ、その容貌から鐘つき塔に閉じ込められたカジモド。祭りの日、ジプシーの踊り子エスメラルダに出会い、恋をする。美しいエスメラルダに邪悪な欲望を抱いたフロローは、警備隊長フィーバスにジプシーの排除を命じるが、フィーバスもまたエスメラルダに心を奪われていく。
入り組んだ愛憎の連鎖の中に、社会への矛盾、自由への憧れ、そして怪物と人間の違いとは何か、を問うストーリーでした。
私が最も心を動かされたのは、カジモドとエスメラルダを苦しめることになるフロロー。フロローはきっとストーリー上で言えば悪役なのかもしれませんが、彼もまた、自ら抑えることのできない感情に苦しみ、もがき、悲しい最後を遂げるのです。そんな彼の歌は迫力がありながらもどこか切なく、悲しく心に響くのです。
音楽はもちろん、聖歌隊の歌声やジプシーのダンスもとても見応えがあり、舞台にのめり込んでしまい、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
今回は学生の頃からよく劇場に一緒に行っていた友人とともに鑑賞しました。観終わったあとに皆で感想を言い合って余韻に浸るのも楽しい時間です。
LAZOR GARDEN DINING
ミュージカルの前に一緒に行った友人と四季劇場のお隣にあるレストランでランチをいただきました。
緑に包まれた中庭を囲んだ、華やかで落ち着いた雰囲気のレストラン。
たまたま四季劇場の近くで探していて見つけたのですが、午後からの開演直前までゆっくりでき、お料理も美味しかったのでおすすめです。
パスタセット、ハンバーグセット、ランチコースと選択でき、私達はパスタセットをオーダーしました。
お値段もリーズナブルで、前菜、パスタ、デザート、パン、コーヒーがつきます。
私が頼んだのはアサリのクリームパスタ。
チーズたっぷりの濃厚なクリームソースがアサリの出汁と合わさって美味しかったです。
四季劇場に来る際は、またつかいたいな!と思うお店でした♡
美味しいランチに、ミュージカル。
充実の一日になりました。
名古屋の劇場事情。
前回観て感動した『レ・ミゼラブル』を毎回公演していた中日劇場も閉場し、名鉄ホールも2015年に営業を終えています。
住む場所に関わらず、もっともっと芸術や文化に触れる機会があればいいのに。名古屋から劇場が減ってしまうのは残念です。
『レ・ミゼラブル』から2年ぶりくらいに鑑賞したミュージカル。やはり心に響くものでした。
たまにはこうした時間を過ごすのも大切だな。
「やっぱりミュージカルが好き!」
『ノートルダムの鐘』は名古屋四季劇場で5月19日まで公演しています。
よかったら足を運んでみてくださいね。
みみん
44歳/夫・息子(15歳)/手づくり部・料理部/料理、ファッション、インテリアなど、自分なりに楽しみながら過ごしています。日々の暮らしを潤いあるものにするために、毎日を少しだけ丁寧に。素敵なLEE100人隊の皆さんから、たくさんのヒントをいただきたいです!
Instagram:@nekojya
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みみん