毎年買っているrifle paperのカレンダー。今年のは名言カレンダーにしたのですが、来年のはレモン柄のものを選びました。
麻ひもでくくられています。毎回これを抜かないとめくれないので、ちょっと億劫な気もしますが、月に一回、新しいイラストに替えることができるのがとっても楽しみだから、全然よし!(笑)
ゴールドの箔プリントがこれまた、美しいのです。
さて、12か月の中身は・・・
1〜3月。
中国原産のマイヤーレモン、レモンティー、イタリアのエウレカレモン。
4〜6月は
リモンチェッロ、斑入りのピンクレモン、レモネード。
7〜9月は
レモンジェラート、ローズマリーとレモンで料理した魚、オーストラリア原産のイェンベンレモン。
10〜12月は
リスボンレモン、レモンのタルト、大きなポンデローザレモン。
だいたい毎日見るものだから、気に入ったものがあるとつい良いのを買っちゃいます。ライフルペーパーのAnna Bondさんが描くイラストが大好きで、iPhoneのケースも、機種変更したり壊れたりするたびに、ずっとこちらのを使っています。
ちなみに昨年はハーブ柄のカレンダー、今年は格言のもの。来年分にレモンのものを選んだのには、理由があります。
ここ2年ほど、いつも念頭に置くようにしている格言があります。
それは「レモンをもらったらレモネードを作れ」というもの。
When life gives you lemons, make lemonade.
lemonには、苦い意味があるようです。うまくいかないことや、不良品のことも指す言葉のようで。ここでの意味は、人生における艱難辛苦のことだと思います。
たくさんの甘い果物が入ったバスケットの中から自分に与えられたものが、よりによって苦い皮に入った酸っぱいレモンだったら・・。
周りでいちごやぶどうやさくらんぼをもらって楽しく食べてる人をじっとり眺め、羨ましく思って、不公平だと軽く悪態を吐くかもしれません。そして腐らせてしまうでしょう。
それでも、周りを見ていると、その苦難を見事に甘いレモネードに変えていく人がいるわけです。なんとか楽しくやり過ごしたり、そこから何かを吸収したり、いい部分を見つけたり。そういう人は、見ていて美しいなあと思うのです。
ジェラート、タルト、パイにマリネにレモン鍋。放置してだめにするのも、良いものに変えていくのも、結局は自分の心持ち次第です。楽しく暮らすコツを着実に増やしていくのって、素晴らしいなと思います。愚痴を言いながら、いつも何かを人のせいにして腐っているより、よっぽどその方がいい。
私も遅ればせながら、自らそう努めるようにしたいと思い始めたわけです。それから、レモンが好きになりました。
自分の努力だけではどうにもならないことってあります。30代も終盤に近づいてくると、その酸っぱさが身にしみてきて・・そんな時には、顔を上げて自分はがんばってる、悪くないって胸を張っていいと思うのです。
ひとしきり嘆いたら、あとはいい部分を見なくっちゃ。いま手の中にある材料を見直して、それを活かしておいしいものをつくる!
なんだか教訓じみちゃいましたが、いつも目に入るところにレモンがあれば、そう思った時のことを忘れないで、言い聞かせていけるかなって。
そんなふうに2018年が暮れてゆくのでした。そして、まだ手つかずのまっさらな2019年がすぐそこに待っている!素晴らしい。
どうか、おだやかないい年になりますように。
yuki*
39歳/夫・息子(11歳)/手づくり部、料理部/横浜在住、大阪出身。港が見えそうで見えない丘の上の古い一軒家で、息子と年上の旦那さんと猫のリサと一緒に、楽しく暮らしています。本とラジオと美しい布が好き。がま口のお店をやっています。一度しかない美しい日々を、あたたかく綴りたいと思います。Instagram:@yukiiphone
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