憧れの高知旅行①　ウナギとカツオ

皆さんが華やかなパーティークリップを上げる中、渋い旅のクリップで失礼します。

47都道府県のうち44都道府県を数年前に制覇して以来、
いつか「カツオのタタキを食べに行きたい」と昔から願っていた高知への想いが一層強まり、
秋恒例の旅で（昨年は黒川温泉・天草、一昨年は大阪・京都）ついに上陸しました。

高知と言えば四万十川の天然うなぎでしょう！
ということで、上陸後最初の食事は“高知県内の食べログランキング”でも上位にあり、
幸運にも高知竜馬空港にほど近い「かいだ屋」さんにて腹ごしらえ。

１時間半は待つ、とか、行列必至などという口コミを
ネットで事前に見ていたので覚悟して行ったのですが、実はこの日、
私たちの到着便の直前に天皇陛下と皇后様も同じく高知竜馬空港に降り立っていらしたようで、
この近辺は交通規制がかかっていた影響か、すんなり入店することができました。

実はこの日は四万十のうなぎではなく、宮崎県産のうなぎでしたが、外はパリパリ、中はふ～んわり。
一口食べる度に感激が止まらない舌触りのうなぎ、腹ごしらえと言うには贅沢過ぎる昼食となりました。

さて、次に向かったのは知る人ぞ知る「沢田マンション」。
（詳しくお知りになりたい方は、ググッてみてください！）

実際に居住されている方が大勢いらっしゃるので、管理人の沢田さんへご挨拶した上で、
派手に写真を撮ったりは出来ない分、夢か現実か分からない圧巻のこの建造物を、
しっかり目に焼き付けて参りました。今でも行けたのが夢みたい！

さて、先が長いのでサクサク参ります。
お次はアノ桂浜へ向かったのですが、例によって交通規制がかかっており、
思うように動けず、急きょ予定を早めて牧野植物園へ。

日本の植物分類学の父と言われ、約1,500種類もの新種や命名をされた牧野正太郎先生の
出身地ということで牧野植物園とついたようです。
上の写真でお分かりの通り、この一区画だけでもものすごい植物の数！

それだけにとどまらず、五台山という山の中に位置するこの植物園のロケーションも抜群。
自然という自然に囲まれ、心身共に解き放たれ、
大自然に囲まれた地域から足を運んだというのに、予定外の長居をしてしまいました。

更にこの日は結婚披露宴が行われるようで、館内には素敵な装飾が…

こんな素敵なところで大切な人達から人生の門出を祝ってもらえたら幸せでしょうね。

段々日が落ち、夜の植物園になる時間帯の雰囲気も最高でした。

結局、今回の旅では桂浜へ行くことを諦め、ホテルへチェックイン。
10年ほど前に雑誌で見て、いつか泊まってみたかった「セブンデイズホテル」の新館、
「セブンデイズホテルプラス」。
ビジネスホテルですが、こだわり抜かれたシンプルさが光るいわゆるデザイナーズホテル。

寝るだけとは言え、引き算の美学というのでしょうか。
とにかく余計なものがなく、反面、どこを切り取ってもセンスが良い！
これで一人一泊5,000円ほどです。日頃のストレスをそぎ落としました。

さて、話は旅の続きに戻ります。
チェックインの後は、念願のひろめ市場へGO!

恐るべし、この混雑っぷり。座るところがない。。。
と、歩き回ること約30分。帰ろうとしていたご家族が声を掛けて下さり、有難く席をGET。
座るや否や、隣のテーブルに座っていた知らないお兄さんがビールをご馳走して下さり、
更には地元の方、そして岡山からいらしていた６人組と意気投合。
もう、何人組か分からない団体となり、お酒を酌み交わしました。

そうそう、こちらは「何が何でもここのカツオを食べないうちは帰らない」と決めて行った
「やいろ亭」のカツオ。
「うちのタタキは高知で一番おいしいと思うちゅう」との宣伝文句に違わぬ絶品の塩タタキ。
身の厚さにも驚きましたが、塩でいただくカツオの美味しさにまた感激しました。

私の人生でも一番おいしい思うちゅう！

ウツボの天ぷら。身が、歯ごたえあって何にも例えようのない食べ物！

ブレてるけど、磯の香りが優しく広がるあおさの天ぷら。

食べ始めると止まらなくなるチャンバラ貝！名前が可愛い！

サメ軟骨と鶏軟骨と梅をあえた「梅水晶」。完全に酒のアテ。

こんな感じで、今振り返っても、だいぶ満喫してひろめ市場終了。
〆はお寿司屋さんへ。

赤貝、お寿司の中で一番好きです。北海道では獲れないので味わっていただきました。
それから、せっかく西日本なので関サバ。
身がキュッとしていて忘れられない美味しさ。。。

更に、せっかく高知だからとここでもカツオを注文したところ、
「今日もう終わっちゃったんですよー！」と職人さん。
すかさず隣の席で一人で呑んでいた紳士が、
「私のカツオが今日最後だったんですね。これ、半分どうぞ」
とおすそ分けして下さったので、御礼に関サバとトレードしたのが上の写真。

で、何とその方も同じく北海道札幌からのご旅行中！
ということで仲良くなり、ちゃっかり名刺交換までして、
そしてここでもまたお酒をご馳走になるという調子の良さ！！

旅ってなんて楽しいのでしょう。まだまだ続きます。