本当は2015年に完結しています。
でも、お別れが辛くて、最終巻をずっと買えずにいました。
隊員でいる間にどうしても書きたかったブログの1つなので、長男の誕生日を機についに手に取りました。
以前書いたことと重複する部分もありますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
産休と同時に会社を辞め、産後1ヶ月で週末婚していた夫のもとへ引っ越した私。
初めての土地、初めての育児。
子供は、「寝ない(1時間おきに夜泣き)」「食べない」「ベビーカー乗らない(食べないくせに10ヶ月で10キロ超えてたのに!)」というなかなかのハードモード。
体力的に辛かったです。
でも、それ以上に孤独が辛くて。
いわゆるママ友さんはそれなりにいて、みなさん優しくて穏やかで。
本当にいい人たちばかりでした。
でも、「育児の悩みとか、愚痴とか、言っちゃいけないのかな・・・」と私も「良いママ」の仮面をかぶってニコニコしているだけで、悩みを打ち明けたり、ゲラゲラ笑い転げたりしたのって、もしかしたら引っ越すまでの5年間なかったかもしれないです。
(引っ越しが決まるタイミングで同志と呼べる友人ができたのだけど。)
そして、次男が生まれた当時は実家とも義実家とも色々あって、疎遠に。
帰る場所ももうない。
でも、この土地にどうしても馴染めない。
さらには幼稚園の先生もダメ出しばっかりのなかなかひどい担任にあたってしまい、親子で辛い日々。
さらにさらに社宅なのに階下の住民に「出ていけ」と嫌がらせされる日々。
(クレーマーで有名な人だった。。。)
書き出してみると、私、なんだか可哀想!笑。
前置き長くなりましたが、そんなこんなで辛かった時代。
私の心の支えは「ぽっかぽか」でした。
ドラマでご存知の人も多いかなと思います。
「あすか」という娘ちゃんが「ちち~!はは~!」と呼ぶやつです。
(私はマンガ派なので、観たことないんですがね)
「はは」こと麻美は、グータラなお母さん。
寝坊も手抜きもいつものことです。
でも、子供へのまなざしがとても素敵で。
この世界に生まれてきた子供を心から歓迎してくれているような。
育児に悩むお母さんを温かく包んでくれるような。
本当に素敵な物語ばかりです。
後半は虐待や不妊、養子縁組やキャリアを失った女性の苦悩など、社会問題的な内容も多かったですが、どんな話も心がぽっかぽかになり、涙があふれます。
麻美の優しい心にふれると、辛くて泣いてばかりいるダメなお母さんの自分でも、ちょっとだけ肯定できるようになりました。
ずっとずっと側にいて励ましてくれてありがとう。
麻美は私にとって最高のママ友でした。
連載は終わっても本は残るので、どうかこれからもたくさんのお母さんの心の支えとなりますように。
マル
会社員 / 東京都 /
44歳/夫・息子(13歳・9歳)/美容部/本とお酒とおいしいものが好きです。家族や友達と笑いあう時間、1人で過ごす時間、どちらも大切に毎日を過ごしています。日々の楽しいこと、役立つこと、胸に響いたことなどを、クリップに綴っていけたらと思っています。LEE100人隊の活動を通して、たくさんの出会いがあればうれしいです。
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マル