韓国で大ヒットしたという同作の日本版『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を鑑賞しました。
時代背景が重なり、かなり感情移入して観た映画なので、つらつらと今日は書き綴りたいと思います。
舞台は1990年代後半、コギャル全盛期
この映画の舞台となる時代はコギャル全盛期の1990年代後半。
茶髪に制服は超ミニで、ラルフローレンのベストやセーターを着て、足元はスーパールーズソックス。
懐かしいと思われる方々も多いのではないでしょうか。
お箸が転がるだけで笑いが起きるような、そんなTHE 女子高生。
たくさん笑って、時に喧嘩して、大声で泣いたり。。。
大人、子供、男性、女性、女子高生。のようにもはや一つの生き物カテゴリーが存在するかの如く、無敵な存在。笑
危ない話もあったりで、今とはまた違う環境でした。
映画とともに振り返る
わたしはまさにこの時代に高校生でした。
劇中に登場するALBA ROSEやHYSTERIC GLAMOURのショッパー、持っている子も多かったです。
最初はそこそこの長さだったルーズソックスも進化してどんどん長くなったり、ソックタッチも意味を成すのか成さぬのか、使っていました。
とはいえ、劇中の子たちと違い、それはそれは校則の厳しい女子校の私。
規定のハイソックスを駅で履き替えたりしていたっけ。そして、母に「なんで学校なのに靴下2足いるわけ?ルーズソックス乾きにくいのよね」と言われていたことを思い出したり。
館内からもおそらく同年代の方には面白いのか、笑いがおきる場面も。
ファッションにおいては、アムラーが街に溢れました。
アムラーでなくともサテンのブラウスやチビリュック、厚底ブーツに身を包んだり。
安室ちゃんやTRF、オザケン、CHARAなど懐かしい曲もかかります。
病に苦しむ友人のために
20年ぶりに再会を果たす主人公たち。
素直に会いたい気持ちと、今置かれている自分の立場・環境に苦しみ、素直になれない気持ちが錯誤します。
春に歳は違えど、とても大好きな人が他界しました。
板谷由夏さん扮する芹香の病に苦しみながらも、皆を想う姿がその人に重なりました。
訃報を聞いて愕然としながらも信じられず、まだ生きているのではないかと思ってしまう。
葬儀の後にみんなで思い出話をしつつ、いつも通りにゲラゲラと笑ったことが、またこの映画と同じで不謹慎かもしれませんがなんだか笑ってしまいました。
大人になり、高校生の時に描いていた姿と違っていたとしても、あのころ共に過ごした友人というのは特別な絆がある。
時折、私自身がふと思うことが同じで、なんとも不思議な映画でした。
高校生の時に父が買ってくれたSAZABYの手帳。今は全く使っておらず、中身は当時のまま。
やたら撮ったプリクラや友人からのお手紙がぎっしり!
今のような高機能なんてなくて写りも粗いけれど、今見てもクスっと笑ったり、ツッコミ入れたくなったり。
いい思い出です。
ちょっと立ち止まってあの頃を思い出すきっかけになるような映画ですよ。
アラフォー世代には特におすすめです!
懐かしいなぁ、なんて思うこと自体が『いい大人』になった証拠かもしれない。。。トホホ
それから。
先月号の表紙のともさかりえさんもご出演されているのですが、LEEで見せてくれるあの柔和な笑顔とはまるで違う演技に度肝を抜かれました!
やはり女優さんってすごいです!
リヨン
43歳 /夫/料理部/海と山のある町で温かな陽射しと穏やかな人たちに囲まれて日々ゆるやかに過ごしています。12年間共に幸せいっぱいで過ごした愛犬を想いながら大好きな四季折々の自然の風景を臨む時間と、その情景を切り取りアクセサリーに象ることが至福のときです。一瞬一瞬を大切にしながら出会うことに感謝の気持ちでLEE100人隊活動を楽しんでいきます。Instagram:@8anr_
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リヨン