ある日のおやつは、長崎の岩永梅寿店のカステラ。

岩永梅寿軒は言わずと知れた名店ですが、わたしがはじめて知ったのは10年ほど前に、松任谷正隆さんと松任谷由実さんが大好きなお菓子、としてオススメされていたのを見た時でした。
長崎のお店は昔ながらの店構え、人気のため予約しないとなかなか買えません。
取り寄せもすぐには買えない。
そんな岩永梅寿軒のカステラが、福岡の三越で、月に一度入荷するという情報を、なんとオットが入手してきたのです。
わたしと同じく食いしんぼうなオット、すぐに入荷する日をチェックして、早々に予約をしていました。
あれほど手に入らなかったカステラが、ある日突然二本！（←一度に二本予約してた）
狂喜する一家。（もちろんむすこも食いしんぼうなのです。）

厚ーく、厚ーく切っていただきます。
こちらのカステラの特筆すべきは、卵の味が濃いこと。
しっとりして、生地には弾力さえ感じます。
みっちり、どころか、みっしり、というくらい詰まっている。
なのにふんわり。
底にはざらめ。完璧においしい。

カステラは素朴なおやつ、という印象ですが、
素朴でありながらも印象に残るのがこのカステラ。
カットして、お皿にのせた姿がシンプルで美しいところもお気に入り。
包装紙のデザインも素敵です。