暮らし発見

LEE創刊35周年記念イベントで、恵比寿へ

  • yuki*

2018.05.22

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日曜日、相棒のTBとも♪ちゃんに誘ってもらって、恵比寿へおでかけ。

ものすごい競争率のLEE創刊35周年記念イベントに当選するなんて、さすがとも♪ちゃん!相変わらず持ってるわね〜。編集部の皆さん、ありがとうございます。

さて、付き合いが長くなってくると、もうこういう機会にツンとスカして洒落たお店へ・・みたいな流れが、だんだんなくなってきます(苦笑)よくないですね!

ってことで、イベント前には、気取らず川沿いのおうどん屋さんへ。

山長さん!風が強かったので、暖簾がはためかずおさまる瞬間に撮ったら、奇跡的にとも♪ちゃんがフレームイン。

「目立たないように黒っぽい格好で行くわ」と前もって言っておいたら、合わせてモノトーンコーデで来てくれました。やさしい気遣い!・・しかし、このオニールの素敵なチェックスカート、後ろ側は黄色と赤のお花畑です(爆笑)

初夏らしく、爽やかな冷たいおうどんを。

 

細くて腰の強いおうどん。やっぱり大好き♡

山長さんを出た後は、初夏の新作を見に、すぐ近くのpetite robe noireへ。

私は何も買いませんでしたが・・相棒はたいへんよい買い物をしていましたよ。お楽しみに。

そこからガーデンプレイスの方に移動して、しばしウロウロと散策。クセの強いスナックの看板を見つけて、「なんじゃこりゃー!」「じわる!じわるわー!」なんて言いながら涙を流すほどギャハハと大笑いした後・・・・イベント会場の方に行きました。

 

 

バルミューダのトースターで焼いたチーズトースト、美味しかったです。

さて、イベント内容ですが。コウケンテツさんのお話と、DHCさんの美容アドバイスの二本立ててございました。

その前に、まずは崎谷編集長からのご挨拶とお話がありました。
なんでも最近、栗原はるみさんのお宅でお昼をご馳走になり、35年前創刊当時のLEEがどんなに素晴らしい雑誌だったかというお話をされたとか。わくわくするような楽しみや新鮮な感動に満ちていて、LEEを手に取ると心が踊ったそうです(!)。

はるみさんにも、いち読者としてのそんな感想があったんだなあ・・!と感銘を受けました。今を去ること10数年前、新婚さんだった私が初めてLEEを手に取った頃も、はるみさんと同じように思いました。

当時のLEEには、載ってるレシピにしても提案するファッションにしても、独特の「LEEっぽさ」みたいなものがあって、あこがれて心ときめいたんですよね〜。わかります!
主張が強すぎず、上品で、でもしっかりしたスタイルがあって。

まだ物の価値がよくわかっていないちっぽけな若者なのに、まっさらな自分の家庭に、つぎつぎと物を増やしていかねばならない時期なのです。
立場や年齢に合わせて恥ずかしくないよう身を整え装いを変え、向こう何年も使う家電や家具などの大きな買い物を決め、生まれてきたこどもに親目線で選び抜いた品を与える。機能性は大事だけど、見た目も同じくらい大事。

次々に必要に迫られるけど、なるべく妥協はしたくない。そんな時期でした。その物選びの指針になるものが、心のよりどころが必要だったのだなあ、と。

私にとってはそれがLEEだったし、同じ時期に読者だった人、縁あって隊員になった人たちにとっても、きっとそうだったんだろうなーなんて。「LEEっぽい」というくくりは、当時は確実に同世代のワンジャンルを占めていたように思います。うまく表現できないけど、無難なようでいて、しっかり芯があって・・。

大げさに聞こえるかもしれないけど、それは「文化」と言っていいレベルのものでした。
例えばですが、志のあるものづくりをしている作家やデザイナーの作る、使いやすさと美しさを兼ね備えた食器とか、家具とか。大変じゃないけど気の利いたレシピ、盛り付けのひと手間。センスの良い布や手芸材料、それを生かす洗練されたパターン。
そういう素敵なものがどこに集まっていて、どうすれば手に入れることができるのか。少なくとも私はそういうことを、みんなLEEの紙面やサイトを通して知りました。

特定のデザイナーやメーカーに思い入れがあったり、それを生んだ地域的・歴史的背景や、ものにまつわるストーリーごと愛してしまうような人たち。そんな仲間にたくさん巡り会えて、お互いの趣味を尊敬しながらときには文化を共有したり、知識を交換することができて、よかった。

LEEという雑誌には、いつまでもそんな風にしなやかに強く、独自の文化を持っていてほしいのです。ライフスタイルや家族形態や考え方がどんなに変化しても失いたくない品位みたいなものが、そこには(たぶん)ある。たとえ本や雑誌が今よりもっと売れない時代が来ても、今後もその地位を、LEEらしさという価値観を、ぶれずにずっと守っていってほしいのです。いちファンの勝手な希望ですけど。
はるみさんが、そして私たちが愛してきた35年続くこの素晴らしい文化が、この先もどうかずっと死なないように。

大げさなことを言っちゃったけど・・私が年相応に自然な形で「LEEっぽさ」を卒業するその日まで、一緒に品良く歳をとっていけたらと思います!情熱的な読者として(笑)心から願っています。

 

よい歳の取り方といえば、この方も。

 

40代半ばとなられた(はずの)コウケンテツさん。・・どんなお話だったかは、多分他の皆さんが細かくアップしてくださっていると思うので。

一言で感想を言うと、「・・この人、本物やな!」

漫談かと思うような関西弁で、次々に繰り出される食と子育てに関するエピソード。本物の家庭生活経験に裏打ちされたものだとわかりました。各国を渡り歩いたプロの料理家であると同時に、「父親のプロ」でもある人なんだなあと思いました。

最後のほうで時間切れにより、だだーっと「続きはwebで!」「また別の機会に!」となった部分がすごい気になるんで・・よろしくお願いしますね(笑)

 

コウさんのあとは、DHCさんのお話。

 

ほんのちょっと時間と手間をかけて、自分の肌を整えて。日々のそういった小さなことの積み重ねが大切なのですね。アドバイザーの方の「ちゃちゃっと塗ると、ちゃちゃっとした顔になります」という言葉(笑)すごい!至極の金言ですね!

いい肌を維持するためには、ほんのすこしの心の余裕も必要なのだなと思いました。

・・・・・・・・・

それでも、どうやっても年々ほうれい線は濃くなり、顎や頬は下がり、髪にはコシがなくなり、若作りが痛々しくなる時が来ます。
そうなったら、若い人しか着ちゃいけないような形や、色や素材のものを無理して着るのはやめよう。遠目に見ておねえさんかと思ったら、近づいたら顔だけおばさんだったなんて、そんなのは絶対いやだ。

そうでない方法で、心を若く保とう。自分の年齢に合わせた着こなしをしよう。

肌を状態良く保つ努力をしつつ、年相応の自分の変化を受け入れて、みっともなくない、よい歳の取り方をしたいものだな。

コウさんもお話の中でちょっと言ってたけど、「これはイヤだ」の方を大切にするのって、実は大事なことだと思います。たのしく生きていくためには。

そんな話を相棒とも♪ちゃんとしつつ、帰途に着いたのでした。

 

 

たくさんお土産いただきました。ありがとうございます♡

yuki*

39歳/夫・息子(11歳)/手づくり部、料理部/横浜在住、大阪出身。港が見えそうで見えない丘の上の古い一軒家で、息子と年上の旦那さんと猫のリサと一緒に、楽しく暮らしています。本とラジオと美しい布が好き。がま口のお店をやっています。一度しかない美しい日々を、あたたかく綴りたいと思います。Instagram:@yukiiphone

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