(日付が変わっちゃいましたが)きょう23日は一粒万倍日。ってことで、新しく買っておいたお財布をおろしました。
今年に入ってから、LEEに可愛い小さいお財布がいろいろと載っていたので、新しいのが欲しいなーと思っていたのです。気に入りすぎて、ずーっと使ってきたリゼッタのがま口財布が、愛用しすぎて、もはやちょっとくたびれかけてきたので。。
年齢のせいか、周りにハイブランドの良いお財布を使う人が増えてきました。(私も思い切って、クロエのアルファベットにしようかな・・)なんて、いろいろ悩んだ末に半分ほど心を決めかけていたのですが。
結局、やっぱりまた、マイ定番のリゼッタがま口を選んでしまいました。まあ、人ってそうそう変わらないですよね・・。
底部分にきっちりたたまれたタック、ぽってりとした愛らしい形。でもやっぱり何よりの魅力は、細部まで描きこまれたオリジナルの留め具部分です。
ポルトモネ・ラベイユ。デイジーの蜜を吸う蜂です。何度見ても、うっとりしちゃう!
ちなみに、実は今回が三代目なのです。初代、二代目と、口金部分がそれぞれ違う美しい意匠のものなので、並べてみました。
黒いのが初代、ポルトモネ・メザンジュ。鳥が4羽付いていました。外側の汚れが目立たない色なので、今も割と良い状態です。
中は内布等が付いていないので、小銭なんかに少し黒っぽい粉がつくのが難点といえば難点でした。でも、そんなこと気にならないくらい、本当に好きすぎて・・・
財布として使っていると、どうしてもいつしかくたびれてきてしまうので、早いうちに引退させることにしました。今は旅行の時などにアクセサリーポーチとして使っています。
真ん中のカラメル色のが、この度めでたく引退の運びとなった二代目。ポルトモネ・フラワー。バラのミニブーケがたいへんデコラティブで、こちらも本っ当に気に入っていました・・・!
カードをたくさん入れてガンガン使っていたせいで、四角く擦れ跡がついてしまいました。。明るい色なので、やはり汚れが目立ちます。いったん休ませて、綺麗にクリーニングしてあげたいなあと。
さて、今回お迎えした三代目なのですが。実は、初代と二代目よりも、ひと回りサイズが大きくなっています。いわゆるひとつの、マイナー・チェンジというやつですね。
横に並べると、こんな感じ。タテヨコ共に、1センチずつくらい増えています。
小さい変化のようですが、実はこのおかげで、とても使い勝手が良くなりました。お札を半分に折って立てて入れても、引っかかったり口金に挟んでしまう心配がなくなります。実際、移し替えてみると、同じだけ入れたのに、二代目よりもかなり余裕がありました。
(調子に乗ってパンパンに詰めすぎないようにしよう・・。)
かと言って、バッグの中で場所をとるほどの変化ではないのがいい感じ。
今回、かなり他のものに心が動いていたのに、またこちらにしたのには、ある決め手となる理由がありました。この留め金の、蜂にまつわるお話です。
この蜂は、マルハナバチ。じつは長年、航空力学の世界では「マルハナバチのパラドックス」と言われ、なぜこの構造で飛べるのか謎だったらしいのです。
丸くてモフモフとして、明るい色の可愛い蜂なのですが。体の大きさや重さに比べて羽がかなり小さく、どう考えても飛べないはずなのに、本人の飛べるという思い込みだけで頑張って飛んでいる、奇跡的に前向きな生き物だとされてきたそうで・・・。
たしかに、そのような蜂がいるという話は、以前なにかでちらっと聞いたことがありました。デザイナーさんも、そういうところが気に入ってモチーフに選んだそうです。きっとたいへんロマンチストなのだな。わかりますよ!
そんなエピソードを知ったら、好きになっちゃうよね。
さすが、物語のあるものづくりをするリゼッタです。
というわけで・・、春の良き日の本日から、うちの金庫番はマルハナバチのマルちゃんとなりました!(笑)大事な中身、しっかり守ってね。おねがいしますよ〜。
yuki*
39歳/夫・息子(11歳)/手づくり部、料理部/横浜在住、大阪出身。港が見えそうで見えない丘の上の古い一軒家で、息子と年上の旦那さんと猫のリサと一緒に、楽しく暮らしています。本とラジオと美しい布が好き。がま口のお店をやっています。一度しかない美しい日々を、あたたかく綴りたいと思います。Instagram:@yukiiphone
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