沖縄短期移住生活、その終わりは突然に。
昨年3月に東京から沖縄へと短期移住生活がスタート。いつまでこの生活が続くのかなーと考えていた矢先、突如夫に東京への異動辞令が! かくして今年4月に移住生活を終え東京へと戻ってきました。
沖縄への移住も東京への帰京も、全て夫の仕事都合によるものだったため、期間は全くの未定でしたが、結果約1年で移住生活の幕を閉じました。
今振り返ってみると、この”1年”という期間が、私にとってベストだったのでは? と感じています。今、短期移住を検討している人の参考に少しでもなればと、個人的に感じた、1年間だからこその良かった点を振り返ってみたいと思います!
1.四季を感じることで、その土地をより深く知れる
まず1年間暮らす最大のメリットは、四季を1周できること。というのも、沖縄は想像以上に暑く、そして冬は意外と寒い日も多かった!
天気予報で夏の最高気温を見て覚悟はしていたものの、沖縄は湿度も高く、照りつける太陽+ジメジメとした湿気で夏場はかなり体力を消耗しました(最高気温34℃を超えた日も)。
そうかと思えば、1〜2月は体感として寒い日もあり、必要ないと思っていたストーブがフル回転することも。
また、沖縄の桜の開花は1月下旬頃、海開きは3月〜4月頃と、東京よりも一足も二足も早く訪れます。
年間を通して沖縄独自の行事も多く、スーパーではその時々で特設コーナーが設けられ、名前も知らない食べ物と出会う面白さもありました。
これらはネットで調べれば情報として分かることですが、やはり体験することの価値は大きく、四季を通じることで沖縄をより深く知ることができたと思います!
2.休日は常にプチ観光気分
次に、休みの日は常に観光気分が味わうことができました。
1年という期間では、まだまだ目に映るものすべてが新鮮! 市場で色鮮やかな魚がずらりと並んでいたり、飲食店で沖縄民謡・島唄が流れているだけでなんだか気分が上がったり。
注意点としては、観光気分が味わえる=お財布の紐がゆるみがち、という点でしょうか。移住期間が定まっていなかったこともあり、「次にはもう来られないかも…!」という感情による出費は多かった気がします。でも結果、沖縄を満喫できたので良しとしています。
1年あれば、行きたい飲食店や観光名所もおおよそ網羅できると思います。我が家も、コロナ禍で離島に行けなかったことを除けば、心置きなくまわることができました。
3.ちょっと長めのリフレッシュ期間に
沖縄への短期移住を決めたのは、ちょうど実家の神戸から上京して10年目のタイミング。
実はこのとき、東京で暮らし続けることに若干の疲れを感じていました。人の歩く速さも仕事の速さも東京はすべてがスピーディー。東京が好きだからと、10年間頑張ってきたものの、30歳を迎え、身心ともに少しゼェゼェと息切れを起こしていました。
そんな状態にも関わらず、東京を離れるときは「仕事ができなくなるんじゃないか」「知り合いもいない土地で暮らすなんて」と、かなりの後ろ向き(笑)。
今では、あのとき東京から離れることの何をそんなに恐れていたのか、と笑えるほどに、この1年は素晴らしいリフレッシュ期間になりました。オンラインを活用したことで、仕事もまったくと言って良いほど支障を感じませんでした。
意味もなく東京で駆け足を続けていた私の場合、1ヶ月でも半年でもなく、土地にも少しずつ慣れて楽しむ余裕がでてくる”1年間”がやはりベストだったと思います。
4.元にいた場所が新鮮に感じられる
また、思わぬ副次的効果として、住み慣れた東京が新鮮に映るようになりました。
「こんなお店ができたんだ」「ファッションのトレンドが少しだけ変わってる!?」など、街も人も1年間で少し変化しているように感じられ、今はとにかく街中を歩くだけでも楽しい!
少しお疲れ気味だった東京という土地を、また新鮮な気持ちで楽しめるようになったのは、やはり沖縄でのリフレッシュ期間があってこそ。「沖縄に移住して良かった」と心の底から最も感じたのは、意外にもこの東京に戻ってきたタイミングでした。
デメリットは引っ越し代がかさむこと
短期移住はおすすめ! と声を大にしたいところですが、現実問題として引っ越し代はかさみます。
我が家は夫の仕事都合のため、家計への負担はありませんでしたが、2020年3月に私1人で東京から沖縄へ引っ越した際には、約30万円かかりました(荷物は約1DK分・自動車や自転車なし)。
また長距離のため、荷出しから荷受けまで約1週間要しました。その間はホテル暮らしとなり、その分のお金もプラスされます。
ちょっと離れた場所での移住を経験してみたい、という場合なら、家具も揃ったマンスリーマンションを視野に入れてみるのもありだと思います!
沖縄1年間移住生活の総括
1年間の移住生活を経験して感じたのは、日本国内であれば気軽にどこでも暮らしていけるということ。
もっと自由に住む場所も働き方も選択していいんだと、自分でガチガチに固めていた固定概念がはずれたおかげで、肩の力もフッと抜けました。もしまた東京での生活に疲れたら、今度は最北端の北海道で暮らそうかな、なんて今までにない考えもできるようになりました。これは、1年前では考えられなかった発想です。
ひとまず、新たに幕を開けた東京での新生活を楽しみたいと思います!
<これまでの沖縄短期移住についての記事>
●新婚1ヶ月で夫が単身赴任、そのときどうする? 東京〜沖縄の長距離引っ越しレポ
●沖縄のスーパーは驚きの連続! 移住者から見たびっくり光景4選
●【沖縄短期移住フリーライターのリアル】仕事はできる? 金銭面は? 人間関係はうまくいく?
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古川晶子 Shoko Furukawa
ライター
1989年、兵庫県生まれ。主にファッションやライフスタイルの編集・執筆を担当。結婚1ヶ月で夫が沖縄へと転勤。単身赴任生活1年を経て、自身も沖縄へ短期移住することに。趣味はお笑い鑑賞。