詩を通して言葉が持つ力に気付かせてくれる短編集 岩井圭也『生者のポエトリー』、他3編【書評】

『生者(せいじゃ)のポエトリー』 岩井圭也 ¥1870/集英社 読めば「私だけの言葉」を見つけたくなる短編集 SNSやブログで、簡単に文章を読み書きできる今だから、言葉が持つ力について考えるって大事かも。今月の作品は、詩の魅力と、言葉が人の心の支えにもなりうるということを教えてくれる短編集。 第一話「テレパスくそくらえ」の主人公・悠平は25歳のフリーターだ。幼い頃から、母親以外の人間としゃべるのに … 続きを読む 詩を通して言葉が持つ力に気付かせてくれる短編集 岩井圭也『生者のポエトリー』、他3編【書評】