肌の衰えが気になり始めるLEE世代にとって、コラーゲンが大事なのは常識。
でも、コラーゲンを摂取するだけでは不十分だって、知っていましたか?
実は、大切なのはコラーゲンを「生み出す力」を高めること。
そのためには生活習慣を整えたり、「生み出す力」を育むアイテムを上手に取り入れたりするのが有効なんです。
美容ジャーナリスト
小田ユイコさん
LEEをはじめ女性誌各誌やWEBで美容企画を担当。
美容記者歴30年の取材経験・実感にもとづく美容・健康アドバイスが好評。
- ちひろさん:コラーゲンは化粧品にも入っているし、肌にとっていいのだろうな、と。コラーゲンキューブを鍋に入れたり、コラーゲンパウダーをみそ汁に入れたりしています。
- ASAMIさん:手羽中を積極的にメニューに取り入れるようにしています。
- 小田さん:コラーゲンへの関心が高いんですね!
- mieさん:私はこれまで、あまり取り入れてこなかったです。マラソンをしているので、運動後に必要なのかな?とは思っているのですが……。
- ちひろさん:コラーゲンが足りなくなると肌が老化していく、というイメージがあります。
- ASAMIさん:プルプルお肌のもと、ですよね? 最近、ほうれい線が気になるのは、コラーゲン不足だからかな?と感じています。
- 小田さん:そうですね。コラーゲンは皮膚に存在していて、減少するとシワやたるみの原因になるんです。
- mieさん:私は運動をしているせいか、骨が気になるんです(笑)。あ、でも骨は、カルシウムか……。
- 小田さん:mieさん、骨はカルシウムだけでできているのでなく、しっかりとした骨にするにはコラーゲンが重要。走るのに重要な腱にも必要なんですよ!
- 小田さん:コラーゲンは、人体を構成する3大栄養素のひとつであるタンパク質の一種。ヒトの体の20%はタンパク質でできていて、そのうち約30%がコラーゲンなんですよ。
- ちひろさん:コラーゲンは肌以外にも存在しているのですね。
- 小田さん:そう、血管や骨、歯茎にも! もちろん肌にはたくさんコラーゲンが存在していて、なんと皮膚の70%はコラーゲンでできているんです! だからこそ、美肌とコラーゲンの関係は深いのですね。
- 小田さん:例えば体重53㎏の平均的な日本人女性の、体内のコラーゲンは約3kg!500mlのペットボトル、約6本分にもなるんです。
- ASAMIさん:ということは、たくさんコラーゲンを食べればいいんですね!
- 小田さん:そう思いがちですが、それは違うんです!
- 小田さん:コラーゲンを食べると、そのままコラーゲンになると思っている人は多いと思います。でも、コラーゲンは摂取するとアミノ酸に分解されてしまいます。コラーゲンを作る材料にはなりますが、そのままコラーゲンになるわけではないんです。
- ちひろさん:え~、残念。
- 小田さん:安心して。ちひろさんが料理に使っているコラーゲンも材料にはなっています。ただ、材料があるだけではダメで、「生み出す力」が大事なんですよ。
- mieさん:「生み出す」って、コラーゲンは私たちの体のどこかで作り出しているんですか?
- 小田さん:そのとおり! 線維芽細胞という細胞が、コラーゲンの「工場」なんです。
- ASAMIさん:へ~。では「工場」に頑張ってもらわないといけませんね(笑)。
- 小田さん:いいところに気づきましたね。「工場」である線維芽細胞を元気にすることが大切。そして「工場」を増設するために、線維芽細胞のお母さんである真皮幹細胞も元気にすることが肝心なんです。
真皮幹細胞の分裂・分化の仕組み
- 100人隊一同:それができたら、コラーゲンを大量生産できそう(笑)。
- ちひろさん:どうすれば「工場」を元気にしたり、増やすことができるんですか?
- 小田さん:質のいい睡眠と、バランスのいい食生活を心がけること、適度な運動で血管を強化し血流を改善することが必要です。それと紫外線や乾燥は、肌の真皮幹細胞の環境をてきめんに悪くしてしまうので、こまめなUVケアと保湿スキンケアも大切です。
- ASAMIさん:結局、コラーゲンをたくさん作るには、健康的な生活を送ることが大事なんですね。
- mieさん:なかなかできないな~(笑)。
- 100人隊一同:そうなんですか? 知りた~い!!
- 小田さん:資生堂さんの長年のコラーゲン研究で、「コケモモ」と「アムラ果実」を組み合わせて摂取すると、コラーゲンを「生み出す力」にアプローチすることがわかっているんですよ! コラーゲンを作り出す「工場」の細胞も、工場を増やすお母さん細胞も元気にするんです!
- ASAMIさん:スゴすぎる!
- 小田さん:「コケモモ」と「アムラ果実」の組み合わせは、美容特許※も取得しているんですよ。
- mieさん:エビデンスがあるんですね!
※特許第4917180号:コケモモとアムラ果実など配合成分の組み合わせによる美容についての特許
- 小田さん:そのほか、コラーゲンを作り出す細胞を元気にするには、質のよい睡眠や、めぐりのよいカラダ作りもポイントになってきます。資生堂さんは、心地よい睡眠をサポートするクチナシ果実や、血流やリンパの流れにアプローチするスターフルーツ葉などにも注目しています。
- ちひろさん:スーパー果実の力って素晴らしいですね。ぜひ生かしたいです!
- コラーゲンを食べるだけでは、肌に直結しないと知り、びっくり。これからは「生み出す力」を高めていきたいです。
- 「コケモモ」と「アムラ果実」を摂って、自分のコラーゲン「工場」をテコ入れします! しっかりコラーゲンを作ってほしいから。
- コラーゲンは美肌だけでなく、骨や血管にも必要とわかり、がぜん増やしたくなりました。
- コラーゲンを正しく知って、効率よくケアすることは、美肌にも健康にも役立ちます。いつまでもキレイで生き生きとしていてほしいから。インナーケアを見直していきましょう!