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藤原千秋

ダニ、ホコリ、カビが潜んでる?! 身近な、意外に汚いもの3選

  • 藤原千秋

2018.02.04

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決して大掃除で取り組むような大物ではない、にも関わらずちょっと見てみたら、あんまりにも汚くてビックリした……。という、暮らしの盲点になりやすいポイントを、今回3箇所、ご紹介します。また、その掃除(洗い)方法も。

もし、ヒマだったら確認してみてください。でも、ヒマじゃなかったら、見ないほうがいいかも知れません……。

バッグの内側

意外と多い髪の毛。それから、飴などお菓子の欠片、ティッシュなど由来のホコリ、化粧品や文房具由来の何か、などなど……で、予想以上に汚れている場所です。そのためか、「ダニ」が検出されやすいのだそう。ダニ……。

という、バッグの内側のケアですが、まず中身を取り出し、バッグを裏返して、洋服ブラシ(コートなどに使うものとは兼用せず、100円ショップなどで購入できる安価なもので充分。外出後のバッグの花粉を払うことなどにも使えます)でポケットや、マチの隅っこまで念入りに払います。

基本的にこの作業はベランダなど、屋外で行ったほうがいいでしょう。屋外の作業が難しい場合は掃除機を併用して。花粉症の方はマスク装着が無難です。

余裕があれば、ここに拭き洗いも加えたいところです。きれいめのタオルを濡らして固く絞り、電子レンジに1分ほどかけて温めたもので内側を拭き、陰干ししてしっかり乾かします。

レゴなどのブロック

遊ぶ子どもの手指の皮脂や、食べ物のかす、「作品」展示中に積もったホコリなどで、案外汚れているのがブロックというオモチャです。

これは天気の良い日などにまとめて洗ってもいいですが、食器洗いのついでなどに少しずつ洗っても良いでしょう。

まず、洗面器やバケツにぬるま湯を注ぎ、食器用洗剤をお湯1リットルあたり2滴程度入れ、よく溶かします。

その後バラバラに解体したブロックを入れ、優しくお米を研ぐように洗います。細部に詰まったホコリやこびりついた汚れが多い場合は、15分ほど湯に漬けて汚れを緩めてから、歯ブラシ(衛生的に、「古」歯ブラシではないほうがいいです)で、こすり落とします。

最後に綺麗なぬるま湯で濯いで、ザルなどに上げ水を切った後、バスタオルに包んでよく振ります。そのまま広げ、お部屋の日向などで、乾かします。

洗濯機の洗剤投入口

毎日使っている場所だと思いますが、意外と汚れに気づきにくく、見過ごしてしまいがち。粉洗剤を使っている場合にはまだ余計な場所に落ちてしまった洗剤の蓄積(汚れ)にも気づきやすいのですが、液体洗剤や柔軟剤だけだと、あまり意識されないようです。

しかし、洗剤投入口のカバーを裏返してみると、固まった洗剤や柔軟剤、そこに黒カビが……。特に「柔軟剤」の容れ物周辺に、びっしり生えているケースが多いのです。

とはいえ、下手にいじると洗濯にカビが洗剤に混じって使用されてしまいかねないので、このエリアは塩素系漂白剤などを使用した「洗濯槽清掃」と抱き合わせで掃除したほうがいいでしょう。

まず投入口カバーの外せるパーツは外し、浴室などに移動させます。外せない部分には、ぬるま湯を注ぎ、汚れを緩めながら古歯ブラシなどでこすり落とし、その後カビを殺す消毒用エタノールをたっぷりスプレーしておきます。

外せたほうのパーツは、ざっとぬるま湯で洗います。カビのひどい部分には「塩素系漂白剤」スプレーをかけ、15分ほどおき、しっかり水で洗い流した後、古歯ブラシなどで細部の汚れをこすり落としてよく濯ぎ、元の場所に戻します。ここまでの作業を終えたら、洗濯槽を掃除しましょう。

藤原千秋 Chiaki Fujiwara

住宅アドバイザー・コラムニスト

掃除、暮らしまわりの記事を執筆。企業のアドバイザー、広告などにも携わる。3女の母。著監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など多数。LEEweb「暮らしのヒント」でも育児や趣味のコラムを公開。

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