LIFE

産前・産後の暮らしの些細な変化

産後、テレビでつい気になってしまうこと3選

  • 高見澤恵美

2018.01.14

この記事をクリップする

以前はまったく気にならなかった芸能人の些細な事柄も、産後はやけに気になるようになった……というママが多い模様。「産前・産後の些細な変化シリーズ」、今回は、妊娠や出産後、“テレビを見ていて気になるようになったこと”について調査。特に多かったトップ3を発表します。

■1位:ママタレの仕事復帰の様子、時期

イラストレーション/烏山ミライ

「我が子と同じ年齢の子どもがいるママタレントには、つい気に注目してしまう」というママが多く、1位にランクイン。

・「同じ時期に出産したはずの女優さんが、産後1カ月ほどで記者会見に出て話す姿に目が釘付けに! すっかり妊娠前のスリムな体型に戻っているし、髪の毛もつやつや……。同じく産後1カ月の私はまだまだお腹が戻りきっていなくて、妊娠5カ月くらいの体型。頻回授乳で常に眠いし、自分を磨く時間なんてないです。先日のお宮参り前も美容院に行けなくて髪も伸び放題のボサボサ、体型隠しのためゆるっとしたワンピースを仕方なく着た私。この差は一体。芸能人は特別なんだろうけど、同じ産後1カ月間を過ごしたママとは思えない……と驚愕しました」

・「『産後半年で10キロ超のダイエットに成功!』などとテレビで体型披露しているママタレを見て、妊娠前は『この人すごい! 自分も産後はこの人のダイエット方法を参考にしよう』などと思っていた。が、私自身も第一子妊娠中に14キロ増加→出産後半年でほぼ元通りに。妊娠で増えた分が減って、元の体重に戻っただけだったのね……と大幅体重減のカラクリを知りました」

・「フリーランスで仕事をしている私。現在、産後5カ月ですが、同じくらいの時期に産んだ芸能人が早々にテレビ復帰しているのを見ると、早く子どもを預けて働かなきゃ、となんとなく焦ってしまう……」

産後も変わらず活躍するママタレが増えることが励みになるという女性も多い一方で、「出産してもママはきれいで輝かなきゃいけない」、「すぐに復帰してバリバリ働かなきゃいけない、芸能人にできるんだから頑張らなきゃ……」といった煽りに感じ、密かにプレッシャーを感じているママも少なからずいるようです。

■2位:妊娠中のタレントの演技や、妊娠発表時期

2位は、妊娠中の女性タレントに対する意識の変化。実際に自分も妊娠を経験すると、色々と細かいことが気になってくるようで……。

・「妊娠を発表したタレントさんをテレビで見かけると、その体調がついつい気になってしまう。ドラマでの登場シーンを観ても、『撮影、妊娠何週目かな。この人はつわりがキツくないのかなぁ。私のときは初期がつらくて仕事休んだりしたけど……』、『ラブシーン、相手役の男性もお腹が気になりそう』、『ドラマ中盤から上半身ばかり写るようになったけど、お腹ふっくらを隠すためかな、などと、女優の妊娠経過が妙に気になってしまったり(笑)」

・「妊娠発表時期が早めの芸能人がいると、『え!? そんな初期で発表しちゃっていいの? 芸能人はいろいろ事情があるのかな……』と余計なお世話ながらも気になってしまう」

・「現在妊娠中の私。慎重派なので静かに暮らしているのですが、同じく妊娠中の芸能人が海外の結構遠いところに出かけていたり、派手なパーティーを楽しんだりとアクティブに過ごす様子をブログにアップしていると、同じ妊婦でも違うものだな……とチェックしてしまう」

他にも、「マタニティライフの様子をSNSで次々アップするタレントも増えている。参考になることも多いけど、不妊で悩んでいた頃に、露出の激しいマタニティフォトやお花畑な発言などを見てしまうとなんだか不快な気分になることもあったし、出産後の今も、マタニティハイかな? などと冷ややかな目でみてしまう。もちろん何をアップするかは各人の自由だけど、私だったらこんな内容はアップしないな……タレントのように影響力のある立場なら尚更配慮が必要では? などと、やや批判的な気持ちになることも」といった意見も寄せられました。

■3位:ドラマの中の新米ママ役や赤ちゃん役に対して抱く違和感

ラストは、ドラマや映画で描かれる新婦や赤ちゃんの描写に対する意識の変化について。

・「ドラマはフィクションとは理解しつつも、産まれたばかりの設定の赤ちゃんを演じているのが生後3カ月くらいの大きさだと、『新生児はもっと小さいよね』などと夫と共に突っ込んでしまう」

・「ドラマの中で、ヒロイン役が出産。産前と変わらずキュートな髪型で、夫役に対してにっこり微笑む姿を観て、『こんな産後ママ、絶対いない!』と突っ込みを(笑)。ドラマにリアリティを求めるわけではないのですが、つい……」

・「赤ちゃんが明らかにママ役の女優になついていなくて、泣き出しそうだったりすると、『そうだよね、こんなよその知らない女の人より、自分のママに抱っこされたいよねぇ。うちの子がこのくらいのときは、ママ以外が抱っこすると号泣してたわ~』など、赤ちゃんに同情してしまう」

2位と同様で、産後は、ドラマを見る際にストーリーとは関係のないディテールに対して雑念が浮かびやすいという傾向があるようです。

妊娠前は普通にスルーしていたような些細なことも、妊娠・出産経験や、産後の暮らしを経験したことで、気になったり、共感したり……。これも、産後あるあるのひとつと言えそうです。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる