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初めての子連れキャンプ

初めての子連れキャンプ[前編]—成功の鍵はテントサイトの広さ

  • 相馬由子

2016.09.06

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はじめまして。ライターの相馬由子です。3歳女児の母親をしながら、編集、ライターとして仕事をしているワーママ4年目です。おでかけやアウトドア、そしてLEE本誌で担当している「ハピうま」な情報を、毎週提供していければと思います。よろしくお願い致します。

さて、子どもができる前は、年に2~3回はキャンプに行ったり、フェスに行ったり、山歩きをしたりしていた私たち夫婦。でも、子どもができてからはすっかりアウトドアとは疎遠になっていました。

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でも、やっと3歳を過ぎて、泊まりで出かけても心配ではなくなったので、今年の5月に初の子連れキャンプに挑戦。場所は埼玉県秩父市(実は私の生まれ育った街)。今回お世話になったのは秩父市の市街地から車で2030分ほどにある「山逢の里キャンプ場」です。

広さにゆとりのあるテントサイトで、子連れでも安心

週末や連休などにキャンプ場に行くと、お隣のテントとかなり距離が近かったり、サイトが狭く、車を置いてテントとタープを張ったらいっぱい、というキャンプ場もあります。特に子連れだと、お隣との距離、気になりますよね。

そこで、まずは何かあったらすぐに帰ってこられる埼玉県内に絞って、キャンプ場をウェブで探しました。私たちの今回のキャンプ場探しの条件は以下。

  • あまり混んで無さそう
  • 観光地から離れた、正真正銘の自然の中にある
  • 何か忘れ物をした時に買いに行けるスーパーや道の駅がにある
  • 近くに日帰り温泉がある

このような条件で絞り込んでいきましたが、検索サイトやキャンプ場のHPには、それほど詳しくキャンプ場内の情報が載っていないケースもあります。そんな時、キャンプ場名で検索すると、一般の方のブログなどが出てくる場合があり、写真付きでキャンプ体験を載せている方も多いので、そういう情報を参考にしました。

そのようにして決めた「山逢の里キャンプ場」。ここは、私たち夫婦がこれまで行ったキャンプ場の中でも、かなりのお気に入りになりました。

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まず、このキャンプ場は1つのサイトが広めに作られており、車をおいても「どこにテント張ろう」と悩む必要がないくらいゆとりがあります。そして、サイトとサイトの間にスペースが確保されているので、すぐ横に別の家族がという状況になりません。これ、かなり重要! そして、1区画3340円+1泊1人770円という安さも嬉しいですね。

キャンプ場内にはお風呂も。近隣では川遊びもできる

山逢の里キャンプ場では、すぐ横を吉田川という小さな川が流れていて、川遊びもできます。初夏だったので、この日は足だけ水にひたし、ちゃぽちゃぽと軽く水遊び。

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そして、このキャンプ場、なんとお風呂がついているんです。ちなみに、シャワーがついているキャンプ場は多いですが、お風呂が付いているのは多くはないと思います。そしてキャンプ場利用者は無料。大浴場というほどではないですが、5~6人は入れる広さ。シャンプーや石鹸、ドライヤーなどは置いてないので、持参しなければなりませんが、お風呂場はとてもきれいで、快適に入ることができました。

おもちゃは無くても大丈夫!子どもにとってはすべてが遊び

ごはんを作ったりしている間、テレビも無いし、子どもは飽きちゃうかな…と心配したのですが、キャンプで使う食器や鍋などは、普段使っているものよりも小さくて「ままごと感覚」なのか、いつもよりお手伝いをしてくれました。

そのため、特に遊ぶものは持っていかなかったのですが、時間を持て余すこともありませんでした。唯一持って行ったおもちゃといえば、テントに付けられるアウトドア用の「おしゃれな風車」みたいなもの。これを持って歩くと、風車がぐるぐる回るので、それだけで楽しそう。こういった風車(正式にはウィンドスピナーって言うらしいです)はアウトドアショップなどで売っています。

また、山の中なので、日が暮れるとあたりは当然真っ暗に。怖がって「帰るー」と言い出すのではないかと覚悟していたのですが、意外にも楽しそうでちょっと拍子抜けしました(笑)。

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ヘッドランプをつけて、パパと一緒にキャンプ場の中を「探検」してみたり、洗った食器をテントまで運んでくれたり、トイレも怖がることはありませんでした。

そして、いよいよ初めてのテントの中でのお泊まり。大人2人でちょうどいいくらいの広さなので、3人ではやや狭いのですが、子どもにとってはそれが逆に楽しかったようです。3人でぎゅーっとくっついて寝ました。

子どもの成長した一面を見ることができた初めてのキャンプ。後編では、手抜きキャンプごはんと、キャンプ後のお楽しみについてご紹介します。

相馬由子 Yuko Soma

ライター

1976年、埼玉県生まれ。夫と7歳の娘との3人暮らし。編集プロダクション、広告系出版社を経て独立。ウェブ、雑誌、書籍などで編集、執筆を手がける。最近では、子育て、アウトドア、旅、食などのテーマを担当することが多い。合同会社ディライトフル代表。

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