古川はる香

『づんの家計簿』づんさんに聞く「家計簿をつけると幸せになる理由」

2018年こそ家計簿をなんとかしたい!!

レシートでぱつんぱつんな私の財布……。ここからも家計管理の雑さが感じられます……。

「今年こそは!」と思いながら、なかなか実行できないもののひとつが「家計簿をつける」な私。

家計簿をつけるとお金の出入りが把握できて、節約できるとは聞きますが、現状「家計簿をつける時間をお金で買いたい」と本末転倒なことを考えてしまうほど時間とお金の使い方がめちゃくちゃなわけで……。

こんな私の「家計簿をつけるモチベーション」をなんとか上げられないかと思っていた矢先に出会ったのが『づんの家計簿』でした。

島根県に住む主婦・づんさんがSNSに投稿した自作の家計簿『づんの家計簿』が「楽しくつけられる!」「節約できるようになった!」と話題になり書籍化。

なぜ『づんの家計簿』が気になったかというと、家計簿をつけながら生活するづんさんご本人からは「がんばって節約してます!」「家計簿つけて○万円貯めました!」というカツカツ感ではなく、穏やかでハッピーなオーラが漂っていたから。

4歳、3歳、0歳の3人のお子さんを育てながら家事もこなす毎日、きっと朝から晩まで座る暇もほとんどないはずなのに、どうして家計簿がつけられて、ハッピーでいられるの!?

づんさんご本人にその秘訣を聞いてみました。

 

『づんの家計簿』とは

づんさん考案の家計簿のつけ方とは、日々の支出をひとつひとつ、ひたすらノートに記録していくというもの。

パッと見た感じとても細かく記録されているので「難しそう!」という印象を受けますが、実はとてもシンプル。

『づんの家計簿』のしくみと特徴をこちらにまとめました。

家計簿を書くためにづんさんが愛用しているのは、ペン先が細い「ユニボールシグノ0.28」。

 

① 月はじめのページの上半分には、「固定費」「出費の予定」を記入する

家賃、光熱費、携帯電話料金、車のローン、保育料など毎月支払うことが決まっているものは「固定費」として書き出し。金額はわかったときに記入していきます。

毎月決まった額を積み立てている個人年金や貯蓄型保険、積立貯金などの「固定貯金」の額もこちらに記入。

また、「家族の誕生日」「結婚式」「飲み会」など、その月のお金を使いそうなイベントも<今月の予定>として項目&使いそうな金額を書き出しておくと、「今月は結構出費が多そう!」と支出のおおまかな予想が立てられます。

月はじめのページの下半分以降はタテに4分割。そこに毎日の支出を記入していきます。

づんさんの場合、<今月の予定>にはショッピングサイトのポイントアップデーに購入したいものもメモ。これなら買い忘れがなくなります。

 

② 日々の支出は、費目を分けずにひとつずつ記入する

毎日お金を使ったものは、「購入したお店」「品名」「価格」をひとつひとつ記入。「買ったもの全部書くなんて!」と思いますが、「食費」「生活費」と費目を分けずに記録するので、家計簿つけにありがちな「子どものノートは教育費?消耗品費?」「ママ会のお金は交際費?娯楽費?」と費目分けで迷うことがありません。

クレジット払いしたものや、ネットショッピングの買い物したものも、現金払い・実店舗で買ったものと同じように記録します。

もし、後日「自販機でお茶買ったの忘れてた!」と思い出したら、気づいた日に「○日の分」と記録すればOK。

お金を使ったものをすべて書き出すことで、「この前買った店よりこっちのほうが安い!」と底値に気づいたり、浪費を発見できたりするとか。

 

③ 日々の支出を上書き合計していく

1日分の支出をすべて書き出したら、前日までの支出と合計。「今月の支出」を上書き合計していきます。これによって「今月は今日までにいくら使ったか」が一目瞭然になります。

また、お財布の中に残っているお金も記録。前日からいくら減ってるかがわかると、レシートがない支出のつけ忘れにも気づきやすいです。

1日分の支出の最後に赤字で書かれているのが「上書き合計」した今月の支出。その左の黄緑の数字が「お財布に入っている残金」です。

 

④ 考えたこと、出来事などもメモしておく

づんさんの書いた家計簿を見ると、お買い物についてのメモ、その日思ったこと・過ごし方など日記のようなことも書かれています。

メモについては余裕がなければ書かなくてOKとのことですが、書いておくと今後のお買い物に役立つはず!

気づいたことはメモしておくと、見返したときにいろいろな発見がありそう。支出のうち緑のマーカーが引いてあるのは、支出の「上書き合計」には含まない「特別費」扱いのもの。

 

使うのは方眼ルーズリーフまたは方眼ノート。あとは月はじめに線を引いて、ひたすら記録するのみ! とてもシンプルなのに、お金の流れやムダが見えやすいのが「づんの家計簿」の魅力です。

「線を引くのが面倒!」という人は『づんの家計簿』用に線が引かれ、必要な内容があらかじめ記入されている『づんの家計簿ノート2018』(¥550/ぴあ)を購入すればその手間もなし!(づんさん自身も現在は時間短縮のため『づんの家計簿ノート』を使用しているそう)

『づんの家計簿ノート2018』なら、すぐに「づんの家計簿」が始められる! これを参考に自分でルーズリーフやノートに線を引いて、必要事項を記入しても。

 

『づんの家計簿』のくわしいつけ方や、節約のための工夫は、づんさんの著書『毎日が幸せになる「づんの家計簿」 書けば貯まるお金ノート』にたっぷり書かれています。

 

「家計簿をつけるたび罪悪感でいっぱいになった」時期も

アパレルに勤めていたこともあったというのも納得。とてもおしゃれでかわいらしい印象のづんさん。現在、インスタグラムのフォロワー数は6万人に迫る勢いです。

これだけの家計簿がつけられるのも、もともとづんさん自身「書く」ことが大好きだったからでは? とも思ってしまいます。

でも、づんさんによると、学生時代はきれいにノートをとる友達にあこがれて、字の書き方をマネすることはあったものの、「自分にはできない」と思いこんでいたとか。結婚して家計を預かるようになり、家計簿をつけると決めたときも、最初は悩んでばかりだったそう。

「誰かを参考にしたわけではなく、自分なりにいちから書き方を模索したのですが、最初のうちは書くたびにお金の使った罪悪感でいっぱいになっていました。”家計簿をつける意味あるのかな?”とも悩みましたが、つけ始めて1年くらいで今の上書き合計のスタイルにたどりついて、ガラッと変わりました。自分が納得いく書き方なので、家計簿をつけるのが楽しくなったんです。今は、逆に書かない日があるとモヤモヤしちゃいます」

 

毎日書くのが大事とわかっていても、お子さんが3人いると、毎日家計簿をつける時間を確保するのも大変なはず!

そこは、「思いついたらサッと記入できる」ための工夫が肝心とか。

「私の場合は、ダイニングテーブルにいつもノートとペンケースを置いておき、時間ができたらすぐに書く。引き出しにしまったり、棚に立てたりすると、取り出すのが面倒に感じるので、とにかく書き出すまでのアクションを減らしています。人によってはテレビを観るときに座るリビングのテーブルかもしれないし、寝室かもしれない。自分なりに”ここだったらつけやすい”場所を探してみていただければ」

そんなづんさんから、こんな告白も!

「私も3日くらい家計簿ためちゃうことありますよ。そのときは遡ってつけます。ただ、思い出しながらになって時間がかかるので、記憶が鮮明なうちに書いたほうが結果として時間短縮にはなるんですよね」

 

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Writer Profile

古川はる香

ライター

Haruka Furukawa

1976年大阪府生まれ。雑誌・Web等でライフスタイル、カルチャー、インタビュー記事を執筆。現在のライフテーマは保活と地域のネットワークづくり。家族は夫と5歳の娘。

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