藤原千秋

具合の悪い日のママはどう過ごす?

「365日ママは元気」でありたいけれど。
「365日ママは元気」でありたいけれど。

どうしてか分からないのですが、「ママが頑張らないこと」や「ママがラクをすること」って、なにか、すごく悪いことのような印象がずっと私にはあります。なのでそれが体調不良のせいであれ、娯楽のためであれ、仕事であってさえも「“ママ”をお休みする」ことには、罪悪感が伴います。

でも、“ママ”も人間で、生き物ですから、どうにもならない局面というものがあります。たとえば、とっても体調が悪い日。皆さんは、どうやって家事や育児をしのいでいますか?

寝込みたい日の育児、どうしてる?

生理痛がわりあいにしんどいタイプで毎月のように寝込んでるのですが、あるとき「寝込むほどってどのくらい痛いの? 詳しく教えて!」と無邪気に訊ねられたので、その痛みの説明を試みてみました。

「私の場合いわゆるぎっくり腰的な腰痛と、超お腹を下した時の強烈な腹痛がセットで、10時間ノンストップで、更に吐き気が……」「もういい」。聞いているだけでも具合が悪くなってきますよね。

とにもかくにも、そんな状態ですから、起きていても椅子の上で苦痛のあまり白い顔で彫像化しているか、横になってすら七転八倒するか。ひたすら、つらい。そしてつらいと言えば、その間の「育児」です。

「ママなんだから、ガンバレ」って言われても

赤ちゃんや子どものお世話って(とくに年少だと)待ったなしですから、休みたくても休めるものではないですよね。だいたい平常時の「ママの食事」や「トイレ」すら妨げられがちなのに、横になって意識を失えるはずがありません。

毎月ある生理痛もさることながら、子どもが小さいうちは頻繁にもらってくるいろいろなウイルスやら菌やらにも、お疲れ気味のママは感染しやすくなっています。私もパパが休みの土曜日、朝一番の病院にようやく駆け込み、点滴を打ってもらったようなことが何度もあります。でも「しっかり休んで下さいね」という看護師さんのやさしい言葉に「休めったって、休めません!」なんて、泣きながら口答えしてしまったり……。

「鎮痛剤、飲めば良いじゃない」「寝なきゃ治らないでしょ」「ママなんだから、とにかくガンバレ気合いでファイト!」などなど、どれも正論ですが、こういう時に実際助けてくれる人って、現実的にはとても限られています。

祖父母に頼れるならそれに越したことはありませんが、遠方だったり、逆に介護が必要になってしまっていたり、今日日容易ではありません。

そう、クスリといえば、じつは私は約20年前に「内膜症性卵巣嚢腫」というもの(右側卵巣が直径11センチに肥大化)を全摘出する手術を受けています。左側も「卵管と卵巣の皮一枚(主治医いわく)」残すのみで、切除されています。

若い頃「生理痛は辛いけど、クスリを飲んで、ひたすら我慢!」しているうちに、うっかり育ててしまった腫瘍……。クスリを使うのも良し悪し。我慢にも頑張りにも限度があるよなあというのが、経験上学習したことではありますが、一度“ママ”になってしまうと、“ママ”を休むことが、とても、とても難しい。

ママがママを休むこと

現在14歳、10歳、6歳になっている娘たちが、もっと小さくて、お世話が大変だった頃。私自身がどうやって体調不良を「しのいで」いたのかというと、まさに「なりふり構わず」。

パパ不在時はテレビ、DVD、DS、タブレット、スマホに「子守り」をさせることなど躊躇している余裕もありませんでしたが、こういうのって一種のネグレクトと言われてしまう風潮も最近ではあり、悩ましいところです。

ただ、「無理をして悪化する」ことを何度か繰り返した後、私は早々に「ママを休む(=布団に入ってしまう)」ことのほうが家族への負担が結果的に少ないことを学びました。そしてその副産物(?)として、わが家ではパパも娘たちも「家の事」が次第にできるようになっていきました。

たとえばパパが出張中などに、ママがひとりで仕事、送迎、食事の支度、その他の家事を「回す」ことってよくあることだと思いますが(「ワンオペ育児」なんて言われますね)、わが家ではパパのワンオペも可能。

子ども達も大きくなったので、食事の支度、風呂掃除、洗濯物の始末など適宜できるようになりました。「お母さんが寝込んでいるスキに」近所にひとっ走りしてたまの牛丼を買ってくる、などというのは、むしろ楽しみだったりするのでは……。まあそれもママが深刻に具合が悪いわけではないからだとは思います。

「ママの家庭における存在意義とは」「ママの名誉とは」などなど考えると、複雑な気持ちにもなりますが、わが家での着地点はそんなところになっています。

「ママ」が、具合の悪い日。その間の「育児」をどうしているのか。皆さんの体験や考えも、ぜひ教えて下さい。メールをいただけると、とてもうれしいです。

 

メールはkurashi@lee.hpplus.jpへ

(ページの下のほうの【メールを送る】ボタンからも送れます)

件名に「具合の悪い日」と入れていただけると嬉しいです(編集部より)

 

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Writer Profile

藤原千秋

住宅アドバイザー・コラムニスト

Chiaki Fujiwara

1974年、栃木県生まれ。住宅ライター・アドバイザー&コラムニスト。家族は夫と小・中・高校生の娘3人。趣味は宝塚歌劇の観劇です。

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