藤原千秋

お母さんだけが、おいしいもの食べても、いいかなぁ?

「お母さんはいいから、あなたたち食べなさい」

それは、たとえばショートケーキの上の、イチゴ。

私は子どもの頃からお楽しみは最後まで取っておく派だったから、今でも最後まで残しておくのだけど、私の子どもたちのうちの誰かが「ちょうだい」と言ったら、楽しみではあっても、まあ、あげてしまう。

たとえばご飯のお代わり、お釜に残り半膳。

いそいそとよそう前に子どもたちのうちの誰かが「食べたい」と言ったら、やっぱり、ちょっともの足りなくはあるけど、まあ、譲ってしまう。

まあ……「お母さんはいいから、あなたたち食べなさい」って、言ってしまう。それは犠牲の精神とか、母の愛とかそういう仰々しいことではなく、なんとなく。なんとなくなんとなく、そうしてしまう感じで15年、来てしまいました。

気分転換って、どうやってすればいいの

さて、多子というには口幅ったいけれど、小中学校に通う三姉妹を育てている私の「二学期」は、追い立てられるような行事とのせめぎ合いでした。毎年のことながら破綻と隣り合わせの詰まり具合!

運動会、体育祭、遠足、保護者会、文化祭、PTA、社会科見学、三者面談、学校見学、説明会、防犯パトロール……。あと習い事の発表会と、七五三の撮影と、ご祈祷もあったなあ。

呆然と「疲れた……」って、そうなるとご飯を作るのも、食べるのも、楽しみというよりもう「作業」の一環でしかなくなるのですよね。最短の手間での、やっつけ仕事のように。時短の合理性の意義は大きいものですけど、こういうのは、ちょっと削られる……。気分転換しようにも、何をしたらいいかもわからない、有様。

見かねたライターの友人が、クリスマスディナーの試食会に誘ってくれたのは、ちょうどそんな、さつばつとしかけた頃合いのことでした。

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Writer Profile

藤原千秋

住宅アドバイザー・コラムニスト

Chiaki Fujiwara

1974年栃木県生まれ。住宅ライター・アドバイザー&コラムニスト。家族は夫と娘14歳、娘10歳、娘6歳。毎日5キロ歩いてます。

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