LIFE

産前・産後の暮らしの些細な変化

産後のささやかながら貴重な“自分へのごほうびタイム”3選

  • 高見澤恵美

2017.08.03

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多忙なママ生活の中でも、“自分へのごほうび”があると、気力や体力が回復するもの。「産前・産後の些細な変化シリーズ」、今回は、産後の暮らしの中で、ささやかでも自分にとっては大事なごほうび的なひとときについて調査。特に多かったトップ3を発表します!

■1位:「爆睡」の時間

イラストレーション/烏山ミライ

ダントツで多かったのが、貴重な睡眠についての意見。

・「先日、8時台に絵本を読み聞かせながら寝かしつけしていたら、子供と一緒に朝まで爆睡!! 歯磨きもせず化粧水も塗らず、髪もお風呂上がりにタオルで巻いただけ。夫の夕飯の支度、(昼間は働いているので夜している)洗濯、園の支度などなど、すべて放置してのうっかりな爆睡で、起きた時は慌てましたが、自分の酷いかっこうに朝から爆笑。栄養ドリンクを飲んだときよりも気分爽快でした!」

・「2人目出産後、上の子の幼稚園もあったので、しばらくは昼も夜もろくに眠れない日々。特に下の子が新生児~3ヶ月頃などは、小さすぎて目が離せず、怖くて昼寝もできなかった。実家から母がサポートに来てくれたときは、20分ほど寝かせてもらったり、話をしながらいつの間にか寝たり、食事中にうつらうつらしたり……と隙間に爆睡。それがもうこの上ないほどの気持ちよさで、涙が出るほどありがたかった」

・「週末は子供たちに付き合ってグッタリ。日曜の夕方は、疲労が蓄積してダルさが最高潮に。もう無理! と思い、食事の支度にとりかかる前に夫にお願いして、15分だけ目を閉じて横になる時間をもらった。遠のく意識……一瞬で15分は過ぎ去りましたが(3歳娘が上に乗ってきて覚醒!)、驚くほどスッキリ。短時間でも横になるだけで心身がだいぶ回復しました。今週末からは夫婦でそれぞれ15分ずつ交代で横になろうと思っています」

・「産前は、週末は寝だめだ~と17時頃まで眠っては寝過ぎで頭が痛くなったり……と怠惰な生活を送っていた私。産後は子供の添い乳期間が長めで、2年ほどは一日足りとも熟睡できず。2歳過ぎて、完全に卒乳したある日、夫に『一晩でいいから泥のように眠らせてほしい』と告げ、日曜の朝、いつも6時起きのところを、9時まで寝かせてもらった。最高だった!」

「ママは万年睡眠不足に陥りやすい」「起きている間には育児や仕事で体力消耗で疲労困ぱい」という前提があった上でのエピソードが多数寄せられました。やはり睡眠にまさる贅沢なし!

■2位:「久々の外出飲み」の時間

卒乳のタイミングや、子供のタイプ(ママにべったりか否かなど)により、そのチャンスが訪れる時期は人によりさまざまですが、外出飲みが2位にランクイン。

・「子供が1歳過ぎて母乳を卒業したタイミングで、高校時代の友達3人で2年ぶりの飲み会を。夫に子供を頼んでの外出、待ちに待ったアルコール解禁! なんだか久しぶりすぎて胸がいっぱいで、酔いもまわるのも早く感じてしまい、元・酒豪なのに結局ビール1杯しか飲めず(笑)。でも貴重な1時間半でした。友達も小さい子供のママたちだったので同じく久々の飲みに感激。気持ちを共有できたのも嬉しかったな~」

・「両親に11ヶ月の息子を預けて、友人の結婚式へ。前夜から子供が熱を出さないか心配で眠れないほどそわそわ。当日はシャンパン1杯をいただいて、友人の結婚を祝いつつも、密かに『預けられるくらい成長したんだなぁ』と我が子の成長を実感して感無量に……。とはいえ解放感にはさほど浸れず、『今頃泣いてないかな』などと常に息子のことで頭がいっぱいでしたが(苦笑)」

・「産後、職場復帰をしてから2年。子供が2人いるママの先輩と夜サク飲みへ。お酒は軽いのを3杯ほど。子供3歳にして、初となる夜の外食でしたが、大好きなアイドルの解散劇などについて夢中でしゃべりまくり、ストレス発散できました!」

・「育休中は完全母乳だったこともあり、まったく飲めず。友人の披露宴に出たときは、なんと結婚式場のロビーに、夫と娘がスタンバイ。娘がおっぱい!と泣くと携帯で呼びつけられ授乳をしていたぐらいで、外飲みなんて夢のまた夢。そんな私も産後1年で職場復帰。すぐに行われた歓送迎会で口にしたビールの味は……いまだに忘れられません」

■3位:「家族での外食」の時間

ラストは外食について。

・「家族で外食タイム、私にとっては最高の癒し時間です。なぜなら、家での料理や、それに付随する買い物や片付けなどから解放されるから。休日に外食するおかげで平日の作り置きおかずを作れたり、いつもよりちょっと長く子供と遊べたりするというメリットが。店はファミレスでもファストフードでもどこでも。外食=ちょっと楽できるごほうびタイムです」

・「仕事から帰ってから夕飯の準備、子供の世話、寝かしつけ、家事……。平日のこのめまぐるしい時間帯に外食を挟むと、だいぶラクに。手料理ではないですし、無駄遣いでは? という罪悪感もあるため、しょっちゅうというわけにはいきませんが、たまに行くとすご~く助かるというのが本音」

・「生まれて半年くらいは、オムツ替えも多いし、よく泣くのでレストランは赤ちゃんOKの限られた店しか行けず。離乳食が始まってからも店選びが大変でしたが、子がうどんを好んで食べるようになってからは、うどんも食べられる回転寿司も行けるようになるなど、選択肢が広がった! 専業主婦ですが、夫の帰りが遅く、いつも家で子供と二人きりで食事しているので、たまに外食するとリフレッシュできる」

家族で素敵なレストランへ……といった意見ではなく、時間づくりや、ママの気分転換になるという意味で外食をごほうびと捉える人が多いようでした。

その他、「美容院で髪を切ってもらっているとき。自分のためだけに時間を使うのが贅沢だなぁと感じる。数ヶ月に1回ですが、癒しの時間」、「久々に子供を預けて、試着室でサイズを確認してから服を買えたとき、うれしさがこみ上げた」、「仕事復帰して、カウンターのラーメン屋さんでランチ。産後、子供連れではなかなか足を運べなかったラーメン屋さんに行くと、なんだか心踊ります」などの意見も。

日常がちょっと楽になったり、気分が上がったり。些細であろうとも、そんな癒し時間があると明日もがんばろう! という気持ちになれそうです。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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