藤原千秋

ワーママの夏休み。「何もしない」をしてみる。

 休みじゃない日々より忙しいかも知れない「夏休み」

夏休み。

公立小中に通う我が家の子どもたちは、7月末から8月末まで、もれなく40日間「お休み」になります。

お休み……。

しかし仕事をしているママの多くにとって、子どもたちの「夏休み」は自分にとっての「休み」ではありません。専業ママにとっては、学校のある日々にはあった一人時間が一切なくなるのがこの「お休み」の意味するところだったりします。

お休み……?

学童保育に通わせる子どものために、仕事の前に毎朝作り慣れないお弁当をこしらえなければ。
一日家にいる子どものために、暑くても三食こしらえ続けなければ。

水泳教室、デイキャンプ、部活動、○○体験プログラム、塾、の送迎、準備、送迎、それから帰省、家族旅行、レジャー、洗濯、洗濯、洗濯、洗濯、掃除、炊事、掃除、炊事……。

子ども自身も結構ハードモード。一人で飛行機に乗って、夏休み中、親戚の家で過ごす子。お盆以外ずっと部活の子。朝から晩まで夏期講習に通う子。朝から学童保育に行き、中抜けして水泳教室にも通う子。ワークブック。自由研究という名の強制的研究。読書感想文。工作。写生。創意工夫作品づくり……。

長い「お休み」なのだから、ダレてしまっては、いけない。
長い「お休み」なのだから、ムダにしてしまっては、いけない。

かくして「休み」と称されながら、ともするとママも子どもも「いつもよりしんどく」なりかねないのが、「夏休み」だったりするのではないでしょうか……?


「お休み」は有効活用しなきゃいけないのでしょうか

実は家族共用のカレンダーで、夏休み前にみんなの予定を確認・共有していったところ、我が家の「夏休み」は「やらなければいけないこと」で、すでにみっしり埋まっていました。

受験生は夏期講習でみっしり。
小学生は○○体験のたぐいでみっしり。
親は仕事でみっしり。お弁当、面談、説明会、送迎でぎっしり。
……すでにして、グッタリ。

「休み」をただ休むことって、なんでかなんとなく悪いことのような気がしてしまうのはなぜでしょう。「みんなが」充実した活動をしているのに自分(たち)だけ何もしないと、サボっているような、置いていかれてしまうような、なにか有意義なことをしていないとダメな人だとみなされそうな。いや、「みなされる」というか、自分が自分をダメな人認定してしまうのですよね。「休んでいる」と。きっと。

出処のよくわからない、「罪悪感」。
でもいったい何の罪なんでしょう。

どんなに「みっしり」でも、すき間はあります。そのすき間の空白を、ほんとの空白として過ごす。「休んでみる」。

勇気を出してこの夏、「何もしない」ということをしてみようと、私は思っています。

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