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2児の母・木村佳乃さんも興味津々!“怒らない体操”で怒りをコントロール

  • 上紙夏花

2017.06.09

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6月6日“アンガーマネジメントの日”を記念して、『怒らない体操』を公開

 

(左から)ウォーキングドクターのデューク更家さん、この日のゲスト、女優の木村佳乃さん、日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介さん。

 

5日(月)に都内で行われた『怒らない体操公開記念イベント』にママライター上紙が行ってきました。以前、LEE本誌でも特集した、“怒り”の感情と上手につきあうための心理トレーニングである、アンガーマネジメント。1970年代にアメリカで生まれ、政治家や会社経営者のほか、スポーツ選手をはじめ多くの人が取り入れています。

 

わたしたちに母にとっても、このアンガーマネジメントは“子育ての現場”でも有効活用できるんだそうです。しかも、体操で怒りをコントロールできると聞き、小2の長男に最近ガミガミ怒ってしまっていて自己嫌悪中の筆者も、この体操をすれば怒らないママになれるかもしれない!と大きな期待をもって会場へ向かいました。

 

 

ゲストとして登場したのは、女優の木村佳乃さん。美しく賢く面白い木村さんは憧れのママです。ご自身は友人からアンガーマネジメントのことを聞いて興味をもったそうで、すでに書籍でアンガーマネジメントについて勉強をされているのだとか。美しく優雅なお姿から想像するに、子育て中も変わらないのだろうと私は勝手に想像していました。でも、木村さんだって日常でイライラしてしまうこと、つい怒ってしまうことはあるのだそうです。そんなときはアンガーマネジメントを活用すべきだと語ります。

 

 

「私は娘が2人いるんですけれども、何かでカッとなって怒った状態で娘にそれを伝えても、子どもの心にはまったく響かないんですよね。…(中略)ちゃんとこちらが感情をコントロールして伝えないと、私が本当に伝えたいことは理解してもらえないなと感じています」(木村さん)

 

 

子育てにはイライラがつきもの。でも、怒ること自体は悪いことではない!?

 

日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介さんによると「怒ること自体は悪いことではないですし、子育てをしていれば当然イライラはつきものなんですよね。ただそのときに、自分は今どうしてほしいのかというリクエストが上手く出せるようになると、お子さんたちも素直に聞いてくれるようになると思います」とのこと。

 

怒るという行動は『大切なものを守りたい』という感情の現れだと安藤さんはいいます。人は守りたいものがあるからこそ、怒ってしまうのですが、そのときに1つだけNG行動があるそうです。『反射的に何かをしてはいけない』ということ。反射的に感情のままに発言すると人を傷つけてしまったり、余計なことまでいってしまったりするという経験は、私も多々あります。(長男よ、ごめんなさい…)

 

木村さんは「怒ることは悪いことではないといわれて心が軽くなりました。アンガーマネジメントや“怒らない体操”で感情をコントロールして素敵な大人になりたいです。もう大人ですけど(笑)」といっています。

 

 

 

“怒らない体操”を習慣にして『怒りにくい人』になろう

 

怒らない体操インストラクターによる“怒らない体操”が披露されました。木村さんは「子どもでも覚えられる動きになっているそうで、私も覚えられそう」といっていました。

 

アンガーマネジメントは心理トレーニングなので、話を聞いてワークをするという講座がメイン。でも、以前から身体を動かしてアンガーマネジメントができないものかと、安藤代表理事は考えていたそうです。そんなときにデューク更家さんと出会い、コラボレーションが実現。「怒りの感情をコントロールすることの大切さを広い世代に伝えたい」という協会の想い、「怒りの感情をコントロールするためには身体を整えることが大切ということを、“怒り”で悩む多くの人々に伝えたい」デューク更家さんの気持ちから『身体を動かすアンガーマネジメント』として“怒らない体操”が誕生したのです。

 

“怒らない体操”は8つの体操で成り立っています。脇腹を伸ばして身体に溜まったストレスを抜く『デトックスウォーク』やモヤモヤした感情を流す『シャワーウォーク』のほか、声を出しながら気持ちを落ち着かせる『ブレスウォーク(長息)』などデュークさんならではの楽しくスッキリする体操が盛り込まれています。

 

毎日の生活の一部として、この“怒らない体操”が習慣になれば、穏やかでポジティブな精神状態で過ごせるようになって、周りの人とのコミュニケーションがうまくいくそうです。それぞれの体操に目的と意味があるのですが、細かいことは考えず、私もこの体操をまずは実践してみました。子どもが帰宅する前の、ひとりの時間に挑戦。場所も取らないし短い時間なのに、適度な疲労感で気持ちがスッキリしました。

深い呼吸をしながら動いたからか、視界が晴れるというか、明るい気持ちになりましたよ。バタバタと忙しい夕方からの子どもとの時間もこれで穏やかに過ごせそうです。バタバタは変わりませんけどね(笑)。ぜひみなさんも“怒らない体操”にチャレンジしてみてくださいね!

 

怒らない体操の動画は日本アンガーマネジメント協会のホームページにあります。

https://www.angermanagement.co.jp/

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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