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「ベストマザー」で私も考えた

小池都知事も登場!育児中の片付け、産後すぐの心境…「ベストマザー」授賞式で新米ワーママライターが思ったこと【後編】

  • 高見澤恵美

2017.05.31

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第10回「ベストマザー」授賞式でのコメントを、新米ワーママライターが個人的な感想と共にご紹介していくこのコラム。

前編中編に続いて、いよいよ最終回となる今回は、生後1ヶ月半の子のママから、スペシャルゲストまで、幅広い女性たちのコメントを取り上げます。

育児しながらの片付け。コツはありますか?

◆近藤麻理恵さん(片付けコンサルタント・長女1歳&次女7ヶ月)

「育児をしながらの片付け、大変ですね。
独身の頃はいつ誰が来ても綺麗という状態だったんですが、
今はだいぶ完璧さを手放すようになりました。

子供が部屋を汚した時のコツとしては……
子供が起きている時はいくら片付けても散らかしてしまうので、
子供が寝た後に粛々と、さっと片付けることですね。

また、私がおすすめしているのは、すべての物に定位置を決めていくこと。
散らかっても定位置に物を戻していくだけで片付きます。

洋服をたたんでいる姿を娘たちに見せるようにしているせいか、1歳の長女がたまに服をたたむような仕草を見せ始めました。
片付け好きの子になってくれればいいなと願いを込めて、たたんでいます

(ライター感想:育児をしながらの部屋の片付け。寝んねの時期が終わって歩き始めるようになると、余計に進まなくなりますね。
子供が寝た後に粛々と……ということが、疲れやら他の家事やらで慌てていてなかなかできないというのも片付け下手な母の本音だったりしますが、それは言い訳ですかね……汗。
物の定位置を決める、一日一アイテムくらいのペースでコツコツ進めていきたいものです)

新米ママとして思うこととは?

◆後藤真希さん(タレント、アーティスト・長女1歳&長男1ヶ月)

「私が望んでいた年子になりまして、毎日幸せでいっぱいですが、子育てや旦那さんとの毎日の生活では、幸せなこともありつつ反省することもありつつ、勉強になることもありつつです。
いろんな人の助けがあって、今この場にいられるんじゃないかと思います。

二人目の男の子が本当にしつこくて(笑)。男の子ってしつこいですね。ちょっとミルクを飲んではすぐに泣いて、吐いちゃって、またやり直しってことが多くて。
生まれたばかりということもあって、寝られない日々が続き、上の子の相手もあり、毎日毎日バタバタとやってます。

大人が当たり前に感じること、生活、食べ物、場所……何でもそうですが、子供にとってはそれが初めてのこと、初めて見るもの、食べるものだったりするわけで。
私の子育てはものすごく大雑把ですが、でもそういう初めてのことは大事にしてあげようと、自分の中で決めています

(ライター感想:下のお子さんが生後1ヶ月半。産後、初の公の場ということで、「緊張してわけが分からなくなっている」と笑う後藤さん。
自分の産後1ヶ月の頃といえば、お宮参りに行くだけで精一杯でした。一般人とは感覚が違う、と思ってしまいそうですが、体の負担や年子育児の大変さは、有名人であっても平等におとずれているはず。すごいなぁと尊敬の念を覚えました)

◆小池百合子さん(東京都知事・特別ゲスト)

「記念すべき第10回という場に、残念ながらマザーにはなれておりませんけれども、
お招きを賜りました東京都知事・小池百合子でございます。

私は待機児童という言葉をこの東京で死語にしたいと思っています。
保育園落ちたなんとか……という言葉もありましたけれども、
多くの女性の方々が、結婚をして、子供を産み育て、という人生の設計をされて
おられる中、子育てがしにくいということで、
そのプランを実行できないということは、とても悲しいことだと思います。

人生設計、人生の予定というのはみんな持ちたいものです。
大概狂うことも多いというのは、私で分かるとは思いますけれども(笑)、
夢を皆さんが育み、マザーになって、ベストマザーになって、
素晴らしいご家庭を築いていただけるように、そしてそれを理解できるイクメンも
ともに応援していきたいと思っております」

(ライター感想:今回、特別ゲストとして登場した小池さん。自虐的なコメントを合間合間に入れては、大勢の報道陣の笑いを誘っていました。
人生設計が狂うのは悲しいが、現実問題としてよくあることだ、という話が印象的でした。人生だけでなく、都政でまさにそれを実感されているところなのでしょうか。
思い描いた通りにいかない、想定外のことが起こるのが育児、母親業だったりしますが、仕事でもそのような理不尽さにぶち当たることも多々。育児と仕事、実は通じるところがあるのかもしれない、と感じました)

ステージ上では晴れやかな笑顔で、「ベストマザー」に選ばれた喜びを語っていた受賞者の皆さん。華やかな舞台でしたが、生のコメントを聞くうちに、彼女たちは有名人だからといって特別というわけではなく、家では自分と変わらない一母親なのだなぁ、という印象を持ちました。

この舞台に立つためにも、さまざまな調整で苦労されたであろう皆さん。
働くママたちに、今度は育児とお仕事の両立についてじっくり伺う機会をいただけたらうれしいです。

※お子さんの年齢は、取材時に2017年5月11日時点のものです。

撮影/岩城裕哉

※コメントは一部抜粋です。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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