赤ちゃんの排泄を考える

辛いトイレトレーニングにさようなら/『おむつなし育児』で子育てがラクになる!【第2回】

おむつなし育児研究所所長の和田智代さんに『おむつなし育児』の具体的なやり方をうかがった前回

今回は長期に渡っておむつを使うことで起こる不都合についてお話いただきました。排泄が自立するタイミングを逸すると、ママも子供も大変!

開発途上国の赤ちゃんは裸でも排泄を垂れ流さない!?

津島 そもそも和田さんが『おむつなし育児』に興味をもったきっかけは?

和田 大きくは3つあります。

一番のきっかけは津田塾大学教授の三砂(みさご)ちづるさんです。三砂さんは2007年にトヨタ財団の助成金を得て『赤ちゃんにおむつはいらない―失われた身体技法を求めて』という研究を開始されました。この時研究チームに誘っていただいたことで『おむつなし育児』に関わるようになりました。

ただそれ以前から、おむつや赤ちゃんの排泄に興味を抱くことは多々ありました。

30〜40代の約20年間、開発途上国で国際協力の仕事に従事していました。暑い地域が多かったので、おむつはおろか、すっぽんぽんですごしている赤ちゃんをよく見かけました。でも裸の赤ちゃんを抱っこしているお母さんが、赤ちゃんのおしっこやうんちで汚れていることはあまりない。「どうしてなんだろう」と、ずっと思っていました。

津島 日本の感覚だったら、おむつの外れていない赤ちゃんを裸で長時間抱えるのは、おしっこをかけられそうで怖いですね。

和田 そう思いますよね。そんな日本の今どきのおむつ事情が『おむつなし育児』に興味を持つ3つめのきっかけです。

実家が保育園をしているので、最近の園児さんの話をよく聞きます。10年くらい前からおむつが外れる年齢が上がっていて、現場が困る話をよく聞くようになりました。

2歳までの乳児クラスなら1人の保育士が見る園児さんは3〜6人ですが、3歳児以上になると20人くらいを1人で見ないといけません。それなのに3歳児クラスに新入園する子供のほぼ100%おむつが外れていない状況になっているようです。排泄が自立していない大勢の3歳児を、保育士1人でお世話すると目が行き届かなくて危険だそうです。

30年以上前ですが、私も20代の頃は保育園で保育士をしていました。当時は紙おむつが出始めた頃で、まだ布おむつが主流でしたが2歳児クラスでおむつ替えをした記憶がありません。30年前くらいまでは2歳前後でおむつが外れていたのです。

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Writer Profile

津島千佳

ライター

Tica Tsushima

1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。

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