赤ちゃんの排泄を考える

ママに朗報! 『おむつなし育児』で子育てがラクになる!【第1回】

立つ、歩くと同じように排泄の自立にもベストタイミングがある

津島 『おむつなし育児』を始めるのに最適な年齢はありますか?

和田 生まれた日からできますが、首がすわり始める頃の2〜3カ月前後がおすすめ。生後半年くらいまでにスタートされると親子ともに楽です。

津島 うちの子供は1歳9カ月。今からのスタートだと遅いですよね?

和田 おむつをしている期間が長ければ長いほど、おむつの中で排泄することを強く学習しています。解放空間で排泄する能力を失っていなければできますが、一般論としてはその年齢だと一般的なトイレトレーニングと変わらない可能性が大きいです。

津島 そうですか〜。もっと早くに『おむつなし育児』を知っておきたかったです。

和田 赤ちゃんが立つ、歩くのにも平均的な目安がありますよね。排泄の自立もそれと同じで、ベストタイミングがあります。赤ちゃんの頃から解放空間での排泄をしていたら、1歳後半〜2歳くらいの自分で歩けるようになる頃には、トイレやおまるでの排泄ができるようになっていきます。それが本来のベストタイミングなんですよ。紙おむつがなかった数十年前までの日本でも、それくらいの時期が子供の排泄が自立する平均的な年齢でした。

もちろん、1歳~2歳で完璧にできるようになるわけではないです。個人差はありますが、3歳頃までは時々の失敗は繰り返したりします。でも「失敗」することが実は非常に大切なのです。

津島 おもらしを嫌ってパンツへの切り替えに躊躇するお母さんもいそうですよね

和田 パンツをはいていておもらしすることは、身体から排泄物が出ていることを五感を使って脳が認識する子供の発達にとってすごく重要な機会なのです。おしっこを目で見て、皮膚で感じて、音も聞いて、臭いも感じて……。

そうして五感を使って膀胱と脳の間での情報のやりとりを繰り返すうちに、排泄コントロール能力が完成されていくのです。だから、大人にとっては「失敗」に見えるおもらしは、子どもの発達にとっては「成功」なのですよ。

赤ちゃんがちゃんと歩けるようになるまで、何度も何度も転ぶことを繰り返します。あれと同じです。身体能力が発達していくには、何度も失敗を繰り返すことが必要です。

次回はおむつでの排泄が抱えるデメリットをうかがいます。

お話をうかがったのは、和田智代さん

おむつなし育児研究所所長、みらい子育て研究所代表
国内を中心に『大人と子供のコミュニケーション』をテーマに、講演・セミナー・カウンセリング&コーチング・執筆など、様々な形での子育て支援事業に携わる。
訳書『おむつなし育児』、『世界一しあわせな子育て』(ともに柏書房)、実践指導『五感を育てるおむつなし育児』(主婦の友社)、共著『赤ちゃんにおむつはいらない』(勁草書房) のほか、育児・保育雑誌への執筆多数。『おむつなし育児』をもっと知りたい人に向け、全国各地での『おむつなし育児』講演会やアドバイザー養成講座も行っている。

おむつなし育児研究所 http://omutsunashi.org/

みらい子育て研究所 https://miraikosodate.jimdo.com/

おむつなし育児研究所のイベント情報 http://omutsunashi.org/event/

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Writer Profile

津島千佳

ライター

Tica Tsushima

1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。

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