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子供と一緒にアウトドア

公園の中でハイキングも!武蔵丘陵森林公園へ子連れでおでかけ

  • 相馬由子

2017.05.01

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埼玉県の中央部、滑川町にある「国営武蔵丘陵森林公園」は、東京ドーム約65個分の広さがある広大な公園です。公園と言っても、元々の地形や自然を生かして作られていて、公園内にはハイキングコースもあります。程よいアップダウンもあるので、山歩きの練習にはちょうどいい! というわけで、これからのアウトドアシーズンに向けて、ハイキングの練習をしに行ってきました。

歩いて楽しい園内のハイキングコース

森林公園には4つの入り口があり、それぞれに駐車場があります。自分がどこに行きたいのかをだいたい決めておかないと、停めた駐車場から目的の場所までがとても遠いということになりかねないので、そこは要注意です。おそらく、北口から南口までは、歩くと1時間以上かかると思います。

今回は、南口に車を停めて、巨大なエアートランポリン「ぽんぽこマウンテン」まで歩くことにしました。入園料を払って入り口を入ると、その近くから林の中のハイキングコースが続いています。

歩き始めるとすぐ上り坂になりました。公園内のハイキングコースだと思って甘く見ていましたが、意外にも歩きごたえがあります。トレッキングシューズを履くほどではないかもしれませんが、スニーカーは必須です。ローカットのトレッキングシューズくらいがちょうどいいかもしれません。

戦国時代のお城や街道跡で歴史も感じられる

坂道を登り、丘の上に出ると…公園内なのにお城の跡が。戦国時代に作られた忍城の出城の1つ、山田城の跡だそうです。お堀の跡と思われる大きな溝(?)も残っていて、城好きの夫はそこをじっくり眺めていました。

ここを越えると、舗装された道をしばらく歩きます。4月上旬だったので、桜や菜の花など、華やかな景色を楽しめました。また、今回は利用しませんでしたが、このあたりにバーベキュー場もあり、予約しておくと手ぶらでバーベキューが楽しめるそうです。バーベキュー場は広々していて、子どもを放牧…じゃなくて遊ばせながらバーベキューを楽しむのに最適だと思います。ぜひ今度利用してみたい!

舗装された道から、またハイキングコースへ。ここに立てられていた看板には「古鎌倉街道」と書かれていて、中世の頃からあり、鎌倉や小田原に通じている道との説明が。埼玉県北部住民なら誰もが知る戦国武将・熊谷次郎直実も、この道を通って鎌倉に馳せ参じたそうです(歴史好きの方以外には、それほど重要ではない情報ですが…)。

日本一の大きさのエアートランポリンでジャンプ!

ここから先、しばらくハイキングコースを歩いて、エアートランポリン「ぽんぽこマウンテン」へ到着。ここは、ひと山が日本一大きなエアートランポリンなのだそうです。小さい子用(6歳以下専用)の小さなトランポリンもあります(連休などの混雑時は、大人の利用を制限する場合があるそう)。

あまりにも大きなトランポリンで、幼児にとってはちょっと怖かったよう。娘は、トランポリンの端の方でパパと一緒に控えめにジャンプしてました。体の大きさなどにもよりますが、6歳以上くらいの子どものほうが、思いっきり遊べるかもしれません。

また、トランポリンの周りは広い芝生の広場になっているので、走り回るのにも最適。近くには、ポピーのお花畑もありました。



公園を1周できるサイクリングコースや巨大遊具も

そのほか、園内にはサイクリングコースがあり、自転車を借りることもできます。また、「むさしキッズドーム」という巨大な複合型の遊具(下の写真は2015年のもの)やハーブガーデン、夏には水遊びができるじゃぶじゃぶ池もあり、1日では遊びきれないほど。

とにかく広い武蔵丘陵森林公園。しかも、都心の公園と違って、週末でもそれほど混み合っていないので(GWなどは混み合うみたいですが)、思いっきり体を動かして遊べます。都心からも車で1時間ほどなので、ドライブがてら出かけてみてはいかがでしょうか。

相馬由子 Yuko Soma

ライター

1976年、埼玉県生まれ。夫と7歳の娘との3人暮らし。編集プロダクション、広告系出版社を経て独立。ウェブ、雑誌、書籍などで編集、執筆を手がける。最近では、子育て、アウトドア、旅、食などのテーマを担当することが多い。合同会社ディライトフル代表。

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