上紙夏花

子どもの携帯・スマホ・ゲームの制限って?/ネット時代の子育て【後編】

前回、子供がスマホを安全に使うためのルールについての話に引き続きまして、情報セキュリティや安心・安全なネット利用についての講演を行う、吉岡良平先生にネット時代の子育てについて伺います。

 

 

先日行われた、吉岡先生の『ネット時代の子育てとスマホ』という講座には、幼稚園年少さんから高校生まで、幅広い年齢の子どもをもつママたちが多数参加していました。まだ携帯やスマホを持たせていないママたちが大半。でも、今後持たせるにあたって、どんなことに気をつけて選べばいいのかみなさん真剣に質問していました。

フィルタリングって、どうしたらいいの?

 

 

Q、携帯やスマホのフィルタリングってどうやってかけるんですか?選ぶ携帯によって設定の方法は違うのでしょうか?

 

 

A、携帯(ガラケー)とスマホのAndroidについては各キャリアの店頭で『あんしんフィルター』というフィルタリングをかけてもらいます。Androidはブラウザのフィルタリングに加えてアプリの制限ができます。iOS(iPhone/iPad)については、ブラウザのみのフィルタリングで設定は自身で行います。

アプリはiOSの『設定』-『一般』-『機能制限』を使って新しいアプリのインストールを制限したり、年齢にあわせてコンテンツの閲覧を制限したりできます。その際の設定のパスコードは、iPhoneを起動するときのパスコードとは違ったものを設定して、子どもが勝手に設定を変更しなようにパスコードは知らせないようにしましょう。

 

 

「2009年から『青少年インターネット環境整備法』という法律ができて、18歳未満の青少年が利用する携帯電話については、保護者が不要の申出をしない限り、フィルタリングの利用が条件と付けられています。利用者が18歳未満であることを告知する義務があるわけですね。

 

そもそも、フィルタリングというものは当初、子ども向けではなく大人のためのもので、職場で仕事に関係ない情報を見られなくしたり、ウィルスの感染を防いだりするための対策だったのです。でも、子どもが携帯電話でインターネットを利用するようになったことで、フィルタリングの利用目的も変化しました。リアルの世界ならば当たり前ですが、大人が遊ぶ繁華街のような場所と子どもたちが遊ぶ場所が違うのが当然。でも、インターネットの世界では同じ空間になってしまうので、そこをある程度分ける必要があるんですね。

 

 

でもこれは、いくらフィルタをかけても、網目から漏れてしまう(フィルタリングのリストが常に完全ではないので)ことはよくあることなので、見守りと話しあいをしながら利用することが大切です。AndroidとiOSの違いでいうと、Androidには利用時間を制限するようなアプリもあります。それでも、アプリだけに頼らずに親の見守りや指導をしっかりとすることをおすすめします。

 

 

ちなみに携帯ゲーム機、例えばDSでもインターネットにつながりますが、新しい3DSはもともとフィルタリングがかかっている状態で販売されています。これを外すためには、クレジットカードで30円払う必要があり、クレジットカードを利用することで18歳以上であることの証明としているようです。古いDSにはフィルタがかかっていませんので既にお持ちのDSや中古のものなどは、自分で設定を行いましょう」

 

 

 

 

Q、以前、携帯ゲームの課金で200万円の請求が立っているとキャリアから連絡が来ました。そのときはキャリアへ2万円だけ支払うということで落ち着いたのですが、それってどうなんでしょうか?

 

 

A、未成年者(20歳未満)の人は親権者の同意ない契約をした場合は、すべて無効であるという法律がありますので、いってみれば2万円は解約の手数料だったのではないかと思います。

 

 

「ゲームの課金に限らず、大きな買い物をしたとかお金を借りた……ということなども親の同意がなければ無効です。いまは携帯電話会社からゲーム会社に、端末の識別番号に紐づいた年齢情報を渡すなどにより、その年齢情報に基づいて子どもが利用してる携帯からは高額な課金はできず、上限金額の設定がされているゲームが多いと思います。ただし、格安スマホなどではまだ年齢情報の提供などはしていませんので、自分で設定した年齢情報を使っていると予想されます。

 

でも、200万円とはなかなか度胸のあるお子さんですよ(笑)。そんな金額になる前にドキドキして親に話す子が多いでしょうから。このケースだと、携帯電話会社に間に入ってもらって解決をしているので、事務手数料としての2万円は勉強代と考えてはいかがでしょうか?前回もお話ししましたが、やはり『困った時に親に相談する』という習慣をもっておくべきですね」

 

 

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Writer Profile

上紙夏花

ライター

Natsuka Uegami

1977年大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子6歳&1歳。

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